2022-2023シーズンプレシーズンマッチ 清水建設江東ブルーシャークス試合結果
22.11.05(土)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 33 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 21 |
後半 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 12 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
清水建設江東ブルーシャークス |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 0 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
後半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 加藤一希 |
2 | 大塚健太郎 |
3 | 才田 智 |
4 | 松井丈典 |
5 | 青木祐樹(Cap) |
6 | 玉置将也 |
7 | 積 賢佑 |
8 | 末永健雄 |
9 | 岡田一平 |
10 | 侭田洋翔 |
11 | 近藤英人 |
12 | Rikus Pretorius |
13 | 中田翔太 |
14 | 山崎洋之 |
15 | 金 秀隆 |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 山本剣士 |
R | 福田陸人 |
R | 松波昭哉 |
R | オト・ジョシュア輝恵 |
R | 堀部直壮 |
R | 岡山仙治 |
R | 古賀駿汰 |
R | 岸岡智樹 |
R | Tony Hunt |
R | 岩佐賢人 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
近藤英人 | 1 | 5 | |||
侭田洋翔 | 3 | 6 | |||
積 賢佑 | 1 | 5 | |||
岡田一平 | 1 | 5 | |||
中田翔太 | 1 | 5 | |||
岸岡智樹 | 1 | 2 | |||
岩佐賢人 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
戦術 | 後半0分 | 1→16 |
戦術 | 後半0分 | 2→17 |
戦術 | 後半0分 | 3→18 |
戦術 | 後半0分 | 4→19 |
戦術 | 後半0分 | 5→20 |
戦術 | 後半0分 | 7→21 |
戦術 | 後半0分 | 9→22 |
戦術 | 後半0分 | 10→23 |
戦術 | 後半0分 | 12→24 |
戦術 | 後半0分 | 14→25 |
戦術 | 後半25分 | 8→7 |
レポート
プレシーズンマッチ3戦目は、ホストエリア協定を結ぶ成田市での試合となりました。
成田ラグビーフェスティバルとして行われたこの試合は、成田市ラグビー協会による体験イベントや、場外での飲食店舗など賑やかで和気あいあいとした雰囲気の中、開催されました。
当日は1200人を超える来場者が会場を訪れ、対戦する両チームのチームカラーであるオレンジとブルーを着たファンの方々がメインスタンドとバックスタンドを埋めました。
対戦相手は清水建設江東ブルーシャークス、昨シーズンディヴィジョン3からディビジョン2に昇格した江東区をホストエリアとするチームです。相手の2番には、スピアーズに在籍し主将経験もある立川直道選手が先発。普段対戦する機会のない両チームが戦う好カードを楽しみにしていた方々は多かったことでしょう。
前半:先制得点からディフェンスで耐え終了間際に突き放す
スピアーズの前半メンバーは日本人選手中心ながらインパクトのあるメンバーが揃います。フォワードではフランカーとNO8の第3列に注目。ロックからフランカーに挑戦する玉置選手、フッカーからフランカーのポジションに戻した積選手、そして末永選手のNO8と攻守にインパクトのある布陣です。バックスは10~15番を速さとスマートさが売りの若い布陣。それを経験豊富な岡田選手が9番で束ねます。
前半は相手ボールでキックオフ。
前半8分、相手ボールスクラムからディフェンスでターンオーバーするとペナルティを奪いゴール前ラインアウトに。青木選手がボールをキャッチするとモールを組みます。ボールを絡まれながらも大塚選手がなんとか奪い取り、モール後方の末永に回します。このモールでアドバンテージ*1を得るとバックスに展開、スタンドオフ侭田選手がボールをうけるとすぐに右外に大きくキックパス。外側で構えていた近藤選手がキャッチし、タックルを受けながらもボディバランスを保ちながら飛び込み先制トライを奪います。右角の難しい角度のコンバージョンキックを侭田選手が落ち着いて決め、7-0とします。
その後は、拮抗した展開となりますが、危うかったのが前半20分ごろ。スピアーズ陣のゴール前まで迫られるピンチの場面となります。しかし、この場面で逆に流れを引き寄せたのはスピアーズ。全員の低く突き刺さるタックルと、すぐさまボールに絡むプレッシャーで相手を前に出させません。攻め手がなくなった相手に対し、近場の攻撃でも人数をかけたタックルで相手を押し返し、このピンチを脱出します。
前の試合のRED XV戦で課題であったタックルで、しっかりと相手を制圧すると、その後はエリアを取り、敵陣でのプレーが続きます。しかし、ミスや反則で継続できずスコアに繋がりません。それでも徹底して敵陣でゲームを続けたことが功を奏したのが35分、相手陣でしつこく守り、ターンオーバー*2すると、外に展開。鋭いパス回しからボールを貰った7番の積選手が防御網を突破し独走、そのまま抑えトライ成功。ゴールも決まり、14-0とします。
このあとのリスタートでも積極的に攻め続け、両ウィングの近藤選手と山崎選手が両サイドを大きく走るボールキャリアを見せ、ゴール前あと1mまで迫ります。このラックで岡田選手が目の前にできたスペースを見逃さず飛び込みトライ。リスタートからあっという間に敵陣に攻め込む攻撃で、前半終了間際に追加点を加えます。この後のコンバージョンでは、侭田選手が左角の難しい角度のコンバージョンキックを、時間をかけて決め、21-0で前半終了となりました。
後半:点数動かぬも終了間際に近大出身選手の2トライで勝利
メンバーを11人入れ替えて臨んだ後半。福田&山本のフィールドプレーが自慢の1番と2番にどっしりと安定感のある松波選手が3番に入るスクラム第1列。 若いロック陣とレッズフィフティーン戦でも好タックルを連発した岡山選手。9番と10番のハーフ団には古賀選手と岸岡選手がゲームを組み立てます。
センターにはリカス選手からトニー選手、ウィングは山﨑選手に代わり岩佐選手が入ります。
序盤は相手のアグレッシブな攻撃を受けますが、しっかりと1対1で止めます。
岡山選手を中心とした前に出るディフェンスと、トニー選手の力強いラン、金選手の素晴らしいハイパントキャッチなど、随所にいいプレーはありますが、肝心なところで継続できずスコアが動かないまま時間は過ぎます。
それでもキックをうまく使い、敵陣でプレーをし続けるスピアーズ。
得点が動いたのは、試合終了5分前。
ラインアウトからボールをキャッチするとスローワーだった福田選手がボールを貰いバックスに供給。ディフェンスの上がりを見て岸岡選手がディフェンス裏にボールを落とすキックを蹴り、金選手がキャッチ。中田選手にボールを繋ぐと、そのまま走りきりトライ。ゴール成功で28-0とします。
その後のリスタート、試合終了間際に自陣を背負っても積極的に攻める相手に対し、またもディフェンスでプッシャーをかけると、相手がキック。このボールをキャッチした古賀選手から走り込んできたバックス陣に供給。金選手、そして岩佐選手と繋ぎ、岩佐選手は迷わず左サイドを目指し走り、そのまま飛び込みトライを決めました。
このトライで試合は終了し、最終スコア33-0で試合が終了しました。
【試合後コメント】
フラン・ルディケヘッドコーチのコメント
「選手たちは素晴らしい頑張りを見せてくれました。ディフェンスやワークレートやモールや最後の岩佐のトライなど、成長に繋がる努力を試合で見せてくれたと思います。これから一週間のオフでリフレッシュして開幕までに整えていきたいです。」
【ピックアップ写真】
↑加藤選手はスクラムだけでなくフィールドプレーでも貢献
↑金選手はアタックやキック処理で安定感を見せるプレーでアピールした
↑松井選手はセットプレーと接点で強さを見せる
↑侭田選手はゴールキックをすべて成功させ、キックパスでもトライのシーンを作る
↑山本選手はボールキャリアが魅力
↑福田選手はスローイングにやや苦しむものの、随所にいいプレーを見せ成長に繋げた
↑相手チームの立川選手と握手する才田選手と松井選手。三人は同じ職場
【次戦についてのお知らせ】
プレシーズンマッチ④
対戦相手:三菱重工相模原ダイナボアーズ
日時:11月18日(金)13時キックオフ
場所:実相寺多目的グラウンド
【ラグビー用語解説】
*
1.アドバンテージ
反則を受けたチームが有利に働いている場合、プレーを継続させること。ミスや反則があった場合は反則があった地点からリスタート。一定時間がたつとアドバンテージは解消されます。
2.ターンオーバー
攻守が逆になること。相手ボールを奪うこと。攻守が切り替わるタイミングのためディフェンス側の陣形が整わず、一般的にはチャンスとなることが多い。