2023-2024シーズンプレシーズンマッチ コベルコ神戸スティーラーズ戦試合結果
23.10.28(土)12:00キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 33 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 19 |
後半 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 14 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
コベルコ神戸スティーラーズ |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 35 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 14 |
後半 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 21 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 紙森 陽太 |
2 | 杉本 博昭 |
3 | オペティ・ヘル |
4 | 堀部 直壮 |
5 | JD・シカリング |
6 | トゥパ フィナウ |
7 | 玉置 将也 |
8 | アシペリ・モアラ |
9 | 藤原 忍 |
10 | 岸岡 智樹(Cap) |
11 | 山﨑 洋之 |
12 | リカス・プレトリアス |
13 | テアウパ シオネ |
14 | 近藤 英人 |
15 | 島田 悠平 |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 山本 剣士 |
R | スカルク・エラスマス |
R | 北川 賢吾 |
R | 松井 丈典 |
R | デーヴィッド ヴァンジーランド |
R | 青木 祐樹 |
R | 岡山 仙治 |
R | 土谷 深浩 |
R | 古賀 駿汰 |
R | 押川 敦治 |
R | 松下 怜央 |
R | トニー・ハント |
R | ハラトア・ヴァイレア |
R | 根塚 洸雅 |
R | 金 秀隆 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
リカス・プレトリアス | 1 | 5 | |||
島田 悠平 | 2 | 4 | |||
岸岡 智樹 | 1 | 5 | |||
山﨑 洋之 | 1 | 5 | |||
金 秀隆 | 1 | 5 | |||
押川 敦治 | 2 | 4 | |||
ハラトア・ヴァイレア | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 選手 |
---|---|---|
一時交代 | 前半9分 | 玉置→岡山 |
一時交代 | 前半21分 | 岡山→玉置 |
入替 | 後半0分 | 紙森→山本 |
入替 | 後半0分 | 杉本→スカルク |
入替 | 後半0分 | オペティ→北川 |
入替 | 後半0分 | 堀部→松井 |
入替 | 後半0分 | JD→ヴァンジーランド |
入替 | 後半0分 | トゥパ→青木 |
入替 | 後半0分 | 玉置→岡山 |
入替 | 後半0分 | アシペリ→土谷 |
入替 | 後半0分 | 藤原→古賀 |
入替 | 後半0分 | 岸岡→押川 |
入替 | 後半0分 | 山崎→松下 |
レポート
プレシーズンマッチ3戦目は、ビジターゲーム。
兵庫県加古川市でコベルコ神戸スティーラーズと対戦となりました。
スピアーズはこの試合にこれまでの2戦とメンバーを大きく変更。
先発陣では、フロントローの3人や3列のトゥパ選手やスクラムハーフの藤原選手、そしてセンターのリカス選手やテアウパ選手といった昨シーズンの公式戦で活躍したメンバーが出場します。そんななかでも5番のシカリング選手は昨シーズンまでスティーラーズに在籍し、スピアーズでの初陣を古巣と対戦する注目選手の一人です。
前半:敵陣で確実にスコアし5点リードで折り返し
スピアーズボールでキックオフした前半。
相手がキャッチして蹴り返そうとしたところボールをチャージして、プレッシャーをかけます。
このシーンからもわかる通り、スピアーズはキックオフ直後から出足鋭く相手にプレッシャーをかけ、早速ペースを握りにかかります。
しかし、この出足の鋭さが災いしてか敵陣でオフサイドなどの反則を繰り返してしまいます。この反則で前にでられ自陣でのディフェンスから、相手の連続攻撃をとめきれず失点。
前半5分でファーストトライを奪われ、0-7に。
取り返したいスピアーズはこの後のリスタートからも、キックオフ直後と同様に相手に圧をかけます。スクラム、ラインアウトモールといったフォワードを活かした攻撃でジリジリとゴール前に迫ると、10分過ぎにはゴール前ラインアウトからシカリング選手がボールをキャッチしてモールを形成。固いモールで少しずつ前にでると、タイミングを見て藤原選手からリカス選手にパス。モールに集中し薄くなっていた内側のスペースに走り込んで、細かいステップを踏みながらインゴールに飛び込みトライ。ゴール決まり、7-7と追いつきます。
同点となったリスタート、互いに中盤での硬直状態が続きます。コンタクトの強度も高く、迫力のある攻防が続きますがプレシーズンということもあってから互いにミスでボールを相手に渡しまうシーンが続きます。
それでも20分を過ぎるとスピアーズが敵陣に入り込みはじめ、24分には安定しているラインアウトを起点に攻撃を始めると、今シーズン初出場のオペティ選手がラインブレイク。抜け出したところで相手タックラーを吹き飛ばし、オフロードパスで岸岡選手に繋ぐとそのままトライ。ゴール決まり14-7と勝ち越しに成功します。
30分過ぎにはコンテストキックを山﨑選手が競り合いに勝ちペナルティを誘うと、敵陣に入り込みます。ここでさらにセットプレーからの攻撃で圧力をかけて相手の反則を誘うと、スピアーズはゴール前でスクラムを選択。ゴール前中央のスクラムから左サイドに安定したボールを供給すると素早くライン際まで繋ぎ山崎選手がライン際でボールを貰うとそのままインゴールへ。スコアを19-7と12点リードまではなします。
しかしその後は相手がスピアーズのキック処理のミスを見逃さず、ゴール前に迫るとモールからトライを奪われ19-14と5点差に狭められます。
ここまで敵陣には入ればスコアできているスピアーズは、前半終了間際まで相手ゴールに迫りますが点差は動かず5点差で前半を終えました。
後半:勝ち越し許すも最後までトライ狙う
後半スピアーズはメンバーを総入れ替え。
後半は、プレシーズンマッチ過去2戦で出場しているメンバーを中心に、北川選手や押川選手そして根塚選手といった今季初出場選手も投入します。
ただ後半開始直後から流れは相手ペース。
相手ボールでレシーブすると、蹴り返したボールが伸びず相手のカウンターを浴びます。反則から敵陣に入り込まれると、相手の突破を止めきれず前半3分でトライ&ゴールで19-21と開始早々に勝ち越しを許します。
続く14分にも自陣22mから相手のコンテストキックをファンブル。転がったボールを相手におさえられ失点します。直後の18分にも、連続攻撃からトライを奪われ19-35と、後半3連続トライを喫して点差を広げられます。
ただ敵陣に入り込んだチャンスの場面をスピアーズは確実にスコア。後半30分敵陣マイボールラインアウトからの連続攻撃を仕掛けると右サイドで細かくパスを繋いでタッチ際で金選手が抜け出します。金選手はそのままインゴールに回り込みトライ。押川選手がゴールを決め26-35と9点差まで追いつきます。
ただジリジリと時間は過ぎ、逆転勝利は難しくなります。それでも後半終了間際、スピアーズはゴール前のラストチャンスを、モールから連続攻撃をしぶとく仕掛けます。 お互いに体力的に厳しい展開となりますが、スピアーズは最後まで攻め、最後はハラトア選手が抜け出しトライ。ゴールも決まりそのままノーサイド。最終スコア33-35の2点差で敗戦となりました。
敗戦はしたものの随所にこのプレシーズンでの成果が表れているプレーは多く、この試合で今季初出場した選手たちの活躍を含めて、開幕に向けて期待できる内容であったといえます。
次戦からはプレシーズンマッチ後半戦です。12月10日の開幕に向けて、着実なプロセスを踏んでいくスピアーズにご注目ください。
【ピックアップ写真】
↑この試合の注目選手はなんといってもシカリング選手。古巣相手にセットプレーはもちろん、フィールドプレーで存在感を発揮しました
↑この試合へのモチベーションの高さがプレーから溢れ出ていたオペティ選手
↑リカス選手は献身的なハードワークが売りですが、この試合ではトライも奪い突破力も披露
↑怪我からの復帰戦となった根塚選手は苦しい場面でも確実なプレーでチームを助けました
【次戦についてのお知らせ】
プレシーズンマッチ第4戦
相手:浦安D-Rocks
日時:11月11日(土)13時キックオフ
場所:ゼットエーオリプリスタジアム
観戦:市原市民、両チームのファンクラブ限定での観戦可能です。
※すでに申込は終了しています。