2021-22シーズン NTTリーグワン 第2節試合結果
22.01.15(土)12:00キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 19 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 10 |
後半 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 9 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 9 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 |
後半 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 北川賢吾 |
2 | 杉本博昭 |
3 | オペティ・ヘル |
4 | ルアン・ボタ |
5 | デーヴィッド・ブルブリング |
6 | トゥパフィナウ |
7 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ |
8 | ファウルア・マキシ |
9 | 谷口和洋 |
10 | 岸岡智樹 |
11 | 山崎洋之 |
12 | 立川理道(Cap) |
13 | ライアン・クロッティ |
14 | 合谷和弘 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 大塚健太郎 |
R | 羅官榮 |
R | 才田智 |
R | ヘルウヴェ |
R | バツベイシオネ |
R | 藤原忍 |
R | テアウパシオネ |
R | 金秀隆 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
ゲラード・ファンデンヒーファー | 1 | 4 | 14 | ||
トゥパフィナウ | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 前半37分 | 12 → 22 |
入替 | 後半17分 | 1 → 17 |
入替 | 後半17分 | 4 → 19 |
入替 | 後半28分 | 6 → 20 |
レポート
開幕戦の中止により、この第2節がリーグワン初戦となるスピアーズは、ホストエリアも近いNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安との対戦です。
共に「東京ベイ」がチーム名に入る両者の対決は、「東京ベイマッチ」として、秩父宮ラグビー場で行われました。
本節は、ビジター試合でした会場には多くのオレンジアーミーに来場して頂き、この初戦を盛り上げました。
いつも接戦となる両者。今回も例にもれず激しい激戦でしたが、勝敗を分けたのは少ないチャンスを得点につなげたこと、そして手堅いプレーを手堅く80分通して行ったことでした。
ディフェンス、ブレイクダウン*1、セットプレー*2、キックなど、全員が練習で鍛えたプレーを確実に行い、試合のペースをつかみました。以下、試合詳細となります。
前半:少ないチャンスを確実にトライにつなげる
日差しはありますが、寒さが厳しい12時に相手チームボールでキックオフ。
前半10分までで互いに反則からペナルティゴールを奪い3-3の同点。
その後も、ブレイクダウンで反則を奪い合いながら、互いに相手陣を入ろうとします。
しかし、目立つのは互いのディフェンスの激しさ。そしてブレイクダウンでのファイト。
互いの22mの間を行き来する攻防が続きますが、スピアーズは相手陣に入ったチャンスを確実に活かします。
この日ただ一つのトライとなった起点は、安定していたラインアウト。前半18分に相手陣22m付近でラインアウトをキャッチするとモールを作り、このまま押し込むかと思われたところラピース選手が相手のディフェンスの隙間を見つけて突破。相手をひきつけフォローについたトゥパ選手にパスをすると、トゥパ選手は二人のタックルを受けながらもインゴールに飛び込みます。力強いトライとファンデンヒーファー選手のゴールキックで10-3とリードします。
その後は、立川キャプテンの怪我による交代や、相手のペナルティゴールによる追加点などあり10-6となりましたが、ディフェンス面では近場は激しく、広いエリアではライアン・クロッティ選手がリードする速く粘り強いディフェンスラインで、トライは奪われません。アタック面では岸岡選手のディフェンス裏に転がすキックから合谷選手が素晴らしい反応を見せ、トライ寸前まで行く場面もあり、前半は点差以上にスピアーズペースとなりました。
後半:全員のディフェンスが光る後半
後半は、反則からペナルティゴールで3点を追加され10-9と1点差までに詰め寄られますが、スピアーズに焦りはなし。前半同様、ディフェンスの激しさとブレイクダウンの圧力が目立ちます。
セットプレーでは、ラインアウトディフェンスでボタ選手が205㎝の高さと、小技を効かせたプレーで相手へのプレッシャーを与え、相手の攻撃の勢いを作らせません。
自陣での防戦の時間帯が長く続くものの、集中力を切らさず守り切り、敵陣に入れば確実に攻撃でプレッシャーを与え、相手反則を誘うと10分、28分とペナルティゴールを追加し、16-9と1トライ1ゴール差まで点差を開きます。
ディフェンスでのプレッシャーが際立ったシーンは後半29分。
自陣10mと22mの間付近相手ボールラインアウトからのディフェンス、相手攻撃をフェイズごとに押し返し、プレッシャーを与えると、最後には岸岡選手がインターセプト*3し、50m超のビッグゲイン*4。
この後のディフェンスからターンオーバー*5するとペナルティを奪い、ペナルティゴールのチャンスを作りました。このペナルティゴールは残念ながら不成功に終わりますが、ほぼディフェンスのみで得点を獲得する機会を作ったシーンです。
後半38分には、ゴール前のフォワードの近場の攻撃で反則を誘い、ファンデンヒーファー選手がこの日4本目のペナルティゴールを成功させ、10点のリードを作るとそのまま守り切り、試合終了となりました。
★現在の順位
スピアーズはこの試合で勝ち点4を加え、合計9点でディビジョン14位に位置しています。
★この試合のハイライト映像はこちらです↓
https://www.youtube.com/watch?v=xd_Jgq5NPoQ/
【試合後コメント】
ヘッドコーチコメント等の記者会見でのコメントは、リーグワンホームページ試合レポートをご確認ください。
https://league-one.jp/news/1072/
【ピックアップ写真】
↑試合で活躍した選手に贈られるプレイヤーオブザマッチはマキシ選手が選出
↑キックのスキルはもちろん、その使いどころも絶妙だった岸岡選手
↑ディフェンス面での貢献が光ったクロッティ選手
↑ボタ選手はどの場面でも相手にプレッシャーを与え続けた
↑谷口選手は、落ち着いたボールさばきで攻撃をコントロール
↑合谷選手はキック処理やこぼれたボールへの反応の速さで存在感を発揮。目立ちはしないが貢献度の高いプレーを見せた
【ラグビー用語解説】
*
1.ブレイクダウン
ラックの攻防のこと。ターンオーバーやペナルティは、ブレイクダウンの際に起こることも多い。
2.セットプレー
スクラムやラインアウト、キックオフなど攻撃の起点となるプレー
3.インターセプト
パスカットのこと。一瞬で攻防が逆になるので、インターセプトされた場合はそのまま走り切られトライになることが多い。バックスの選手など、インターセプトを狙っている選手は多い。
4.ゲインライン
スクラムやラックなどでその攻撃の起点となるポイントからゴールラインに平行にひかれた見えない線
5.ターンオーバー
攻守が逆になること。相手ボールを奪うこと。攻守が切り替わるタイミングのためディフェンス側の陣形が整わず、一般的にはチャンスとなることが多い。
【次戦についてのお知らせ】
NTTリーグワン2022第3節
相手:コベルコ神戸スティーラーズ
日時:1月22日(土)14時30分
場所:ノエビアスタジアム神戸
https://league-one.jp/stadium/20/
【次戦の観戦情報】
ホスト&ビジター:ビジターゲーム
チケット情報
一般販売中
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11027060/
TV放映
Jスポーツ1・オンデマンドにて生中継
https://www.jsports.co.jp/rugby/league-one/
HUB
HUB船橋店含む他店舗で放映予定
https://www.pub-hub.com/index.php/event/sports/
アプリ:スポライブにて速報有り
同様の内容をTwitterでも連携予定
https://app.spo.live/share/?sportsId=rugby&leagueId=league_one_2022&gameId=22506&locale=ja&t=1642325080223/