2021-22シーズン NTTリーグワン 第7節試合結果
22.02.26(土)14:30キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 41 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 17 |
後半 | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 24 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
トヨタヴェルブリッツ |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 20 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 10 |
後半 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 10 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 北川賢吾 |
2 | マルコム・マークス |
3 | オペティ・ヘル |
4 | 青木祐樹 |
5 | ルアン・ボタ |
6 | トゥパフィナウ |
7 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ |
8 | ファウルア・マキシ |
9 | 谷口和洋 |
10 | バーナード・フォーリー |
11 | 根塚洸雅 |
12 | 立川理道(Cap) |
13 | テアウパシオネ |
14 | 金秀隆 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 杉本博昭 |
R | 山本剣士 |
R | 松波昭哉 |
R | デーヴィッド・ブルブリング |
R | 末永健雄 |
R | 藤原忍 |
R | 桑江健一郎 |
R | バツベイシオネ |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
バーナード・フォーリー | 5 | 2 | 16 | ||
ファウルア・マキシ | 1 | 5 | |||
谷口和洋 | 1 | 5 | |||
マルコム・マークス | 2 | 10 | |||
ピーター・ラピース・ラブスカフニ | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
交替 | 前半8分 | 5 → 19 |
入替 | 後半21分 | 9 → 21 |
入替 | 後半23分 | 1 → 17 |
入替 | 後半23分 | 3 → 18 |
入替 | 後半29分 | 8 → 23 |
入替 | 後半38分 | 2 → 16 |
入替 | 後半38分 | 7 → 20 |
入替 | 後半38分 | 14 → 22 |
一時交替 (出血) |
後半32分 → | 19 → 8 |
レポート
交流戦1戦目は中止となったことで、この第7節が交流戦のスタートとなる本節は、江戸川区陸上競技場でのホストゲーム2戦目。
当日はホストゲームパートナー企業として株式会社きらぼし銀行の協賛のもと「きらぼし銀行スペシャルマッチ」として行われ、3,700人を超える皆様に来場いただきました。
(参考)ホストゲームパートナー情報のお知らせ(NTTリーグワン2022 第7節)
/news/2022/02/16/150000.html↑当日はきらぼし銀行から江戸川区へ子どものスポーツ振興のための資金として寄付金が贈られました。
↑試合会場にはリーグワン優勝カップも展示
前半:アクシデントあるも両翼の活躍でリードの前半
スピアーズはキックオフ前にアクシデントが。
4番で先発予定だったウヴェ選手が負傷により急遽欠場となります。急遽、バックアップだった青木選手が4番で先発となります。
やや風のあるなかスピアーズが風上でキックオフ。
キックオフボールをキャッチした相手は、蹴り返し、そのたボールからスピアーズは流れるような連続攻撃。
この攻撃でゴール前まで迫ると反則を奪い、スピアーズペナルティゴールを選択。
フォーリー選手が落ち着いて決め、前半4分で3-0と先制します。
しかし、その後のリスタートでボタ選手が負傷。
ウヴェ選手、ボタ選手とセットプレーの要となるロック陣の度重なるアクシデント、そして11分のトヨタVのペナルティゴール成功と、不安が立ち込めます。
しかし、スピアーズはひとつひとつのプレーを確実に実行することで、徐々に敵陣に入り、リズムをつかみます。
そして、起爆剤となったのはこの日公式戦デビュー戦となったルーキー根塚選手でした。
ラインアウトからボールを貰うと、タックラーをハンドオフ*1でずらしながら左外側を大きくゲイン*2。
その後、連続攻撃から再度ボールを貰うと、スピードと粘り強さを見せてゴール前まで。
ゴール前でのラックからフォワードが近場を攻め、ディフェンスのギャップ目掛けて、走り込んできたマキシ選手にフラットなパスを谷口選手が出すと、そのままインゴールに飛び込み、この試合最初のトライとなります。(ゴール成功で前半20分10-3)
その後、前半22分。ディフェンスでのブレイクダウン*3からターンオーバー*4すると、フォーリー選手が右タッチライン際にいた金選手にロングパスし、突破。最後はしっかりとフォローしていた谷口選手がトライ。
若い両ウィングの活躍により前半23分で17-3リードし、序盤で感じた不安を払拭させます。
しかし、その後反則数も多くなり敵陣に攻め込まれる場面が目立ち、33分にトライ&ゴールで7点返されます。前半終了間際の40分、自陣ゴール前まで攻め込まれ、反則の繰り返しによるシンビンで立川選手が10分間の退場。1人欠けた状態で、ゴール前ピンチでスクラムを選択されますが、スピアーズのフォワード陣はこれを見事に押し返し、17-10で前半を終了します。
後半:14人の序盤、そしてメンタルが試される中盤の時間帯で耐えて勝つ
後半のスタートは、シンビンにより14人でのプレー。
しかし、スピアーズは敵陣でうまく時間を使い、この不利な状況でむしろペナルティゴールで後半先制。(後半6分20-10)
立川選手もシンビンが解け、さらに相手ゴールラインに攻め込みます。
もう少しでトライまで崩せたところ、相手ディフェンスのいい読みでインターセプト*5。
そのまま100m走り切られ、トライ&ゴールで20-17と3点差まで追い詰められます。
後半15分過ぎ、スコアは20-17点の3点差。
どちらに転んでもおかしくないこの点差の中、勝負の分かれ目となる時間帯を、自分たちに引き寄せたのはスピアーズ全員のハードワークでした。
中盤でのキックの蹴り合いの攻防から、フォーリー選手がボールを持ちステップでかわし、アンストラクチャーアタック*6がスタート。
この足が止まりそうな時間帯に、10フェーズ*7近く続く連続攻撃でゴール前まで迫ります。
この次の敵陣ゴール前相手ボールのスクラムから、6番トゥパ選手が相手ナンバー8との1対1の接点を勝利し、ペナルティを奪います。
タッチに蹴りだし、ゴール前ラインアウトするとスピアーズのトライパターンでもあるラインアウトモールで押し込み、マルコム選手がトライ。難しい角度のゴールキックをフォーリー選手が強風の中決め、後半21分で27-17とします。
後半26分にはフォーリー選手が、相手ディフェンスラインのあがりを見て、ディフェンス裏側にバウンドさせるキックを蹴ると、このバウンドに合わせた根塚選手がキャッチし、前にでると背後からのタックルを受けながらワンハンドでフォローしてきたラピース選手にオフロードパス*8。
そのままラピース選手がトライし、連続トライで34-20とします。
その後、相手に攻め込まれる場面がありましたが、リザーブから投入された山本選手、松波選手、バツベイ選手、藤原選手といった選手たちがディフェンスで貢献し、ピンチをしのぎ、試合終了間際の36分にまたもモールトライで41-20と差を広げ、勝利となりました。
厳しい時間帯を我慢し、気を緩むことなく全員が直向きにプレーし続けた80分となりました。
★現在の順位
スピアーズはこの試合で、勝ち点5を加え、合計勝ち点30点で首位に位置しています。
★この試合のハイライト映像はこちらです↓
https://youtu.be/rWfwKYUZr1Y
【試合後コメント】
ヘッドコーチコメント等の記者会見でのコメントは、リーグワンホームページ試合レポートをご確認ください。
【ピックアップ写真】
↑プレイヤーオブザマッチは根塚選手。デビュー戦でだれもが納得するプレーを見せました。
↑メンバー外から急遽80分の出場となった青木選手。日ごろの準備がこのパフォーマンスを生んだ。
↑マルコム選手は2トライ、ジャッカル、パスなどフィールドプレーでも活躍を見せる
↑試合前に「フィジカルバトルがキーになる、そしてワークレートを意識したい。」とコメントしていたマキシ選手
↑山本選手は後半から出場し、低いタックルのディフェンスで貢献
【ラグビー用語解説】
*
1.ハンドオフ
ボールを持っている選手が、タックルに来た選手を、片手で相手を突き放すようにしてタックルを切るプレー。タックラー側はこのハンドオフを予想して、ハンドオフをかわしたりさばいたりしてタックルするケースもある。
2.ゲインライン
スクラムやラックなどでその攻撃の起点となるポイントからゴールラインに平行にひかれた見えない線。これを超えることをゲインするといいます。
3.ブレイクダウン
ラックの攻防のこと。ターンオーバーやペナルティは、ブレイクダウンの際に起こることも多い。
4.ターンオーバー
攻守が逆になること。相手ボールを奪うこと。
5.インターセプト
パスカットのこと。一瞬で攻防が逆になるので、インターセプトされた場合はそのまま走り切られトライになることが多い。バックスの選手など、インターセプトを狙っている選手は多い。
6.アンストラクチャーアタック
アタック・ディフェンスの陣形が整っていない状態での攻撃。キック後のアタックやターンオーバー時がそれに当たる。スクラム・ラインアウトなど準備が整っている状態でのアタックはストラクチャーアタック。
7.フェーズ
スクラムやラインアウトからカウントされ、ラックやモールが形成さえる度に1フェーズ、2フェーズと繰り返される。
8.オフロードパス
タックルを受けながらのパス
【次戦についてのお知らせ】
次戦もホストゲーム江戸川区陸上競技場での連戦です!
7節と同様にたくさんのファンサービスを用意してお待ちしております。
NTTリーグワン2022第8節
相手:静岡ブルーレヴズ(現在11位)
日時:3月5日(土)14時30分
場所:場所:江戸川区陸上競技場
https://league-one.jp/stadium/4
【次戦の観戦情報】
ホスト&ビジター:ビジターゲーム
チケット情報
ファンクラブ隊員
/fan/coupon.php
一般
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2136994&rlsCd=001&lotRlsCd=
TV放映
Jスポーツ4・オンデマンドにて生中継
https://www.jsports.co.jp/rugby/league-one/
HUB
HUB船橋店含む他店舗で放映予定
https://www.pub-hub.com/index.php/event/sports/
アプリ
スーパー応援した方&サブスク登録者にはデジタルサイン入り画像をプレゼント!どの選手の画像がプレゼントされるかはお楽しみに!
同様の内容をTwitterでも連携予定です。
https://app.spo.live/share/?sportsId=rugby&leagueId=league_one_2022&gameId=22534&locale=ja&t=1645929228525