2021-22シーズン NTTリーグワン 第8節試合結果
22.03.05(土)14:30キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 30 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 4 | 2 | 0 | 1 | 0 | 27 |
後半 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
静岡ブルーレヴズ |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 24 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 |
後半 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 17 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 羅官榮 |
2 | マルコム・マークス |
3 | オペティ・ヘル |
4 | 松井丈典 |
5 | 青木祐樹 |
6 | ファウルア・マキシ |
7 | 末永健雄 |
8 | バツベイシオネ |
9 | 藤原忍 |
10 | バーナード・フォーリー |
11 | 根塚洸雅 |
12 | 立川理道 |
13 | テアウパシオネ |
14 | 金秀隆 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 杉本博昭 |
R | 山本剣士 |
R | 北川賢吾 |
R | 堀部直壮 |
R | 土谷深浩 |
R | 井上大介 |
R | 岸岡智樹 |
R | 桑江健一郎 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
テアウパシオネ | 1 | 5 | |||
バーナード・フォーリー | 2 | 2 | 10 | ||
藤原忍 | 1 | 5 | |||
オペティ・ヘル | 1 | 5 | |||
マルコム・マークス | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半16分 | 1 → 17 |
入替 | 後半16分 | 3 → 18 |
入替 | 後半16分 | 9 → 21 |
交替 | 後半17分 | 2 → 16 |
入替 | 後半26分 | 8 → 20 |
入替 | 後半35分 | 4 → 19 |
レポート
レギュラーシーズン折り返し地点となる第8節は、ホストゲーム2連戦目。江戸川区陸上競技場で順位11位(試合時)の静岡ブルーレヴズと対戦です。
当日はホストゲームパートナー企業として桐井電設工業株式会社の協賛のもと、開催しました。
(参考)ホストゲームパートナー情報のお知らせ(NTTリーグワン2022 第8節)
/news/2022/03/01/120000.html
↑当日は桐井電設工業株式会社から江戸川区へSDGs活動資金として寄付金が贈られました
↑スピアーズはこの日5人が初先発の選手。その中でも開幕戦先発予定だった羅選手も注目選手の一人
前半: アタッキングラグビーで4トライ
江戸川区陸上競技場の特徴のひとつでもある海からの強風が宙を舞う中スピアーズボールでキックオフ。スピアーズは前半風下となります。
相手が蹴り返したボールからスピアーズはキックを使わず積極的にボールをもって攻めます。前半、このボール保持を意識し、全員が積極的にボール持って走るプレーが勢いを生みます。
カウンターアタックから、敵陣に入り込み相手ボールスクラムとなった前半3分のスクラム。この試合の注目プレーのひとつであるスクラムで、相手からペナルティを奪うと、タッチに蹴りだしスピアーズボールのラインアウト。
ここでモールからラックを作り、そのラックからすぐにフォーメーションを整えたフォワード陣が、近場を連続攻撃。この日、初先発となる1年目藤原選手から短く鋭いフラットなパスを貰ったフォワード陣はパスをせずにダイレクトにディフェンスラインに衝突。
このアタックは効果的にボールを前へ進め、ゴール前まで迫ります。ブレイクダウン*1でプレッシャーを受けた相手チームがペナルティを犯すと、クイックスタート*2ですぐにプレーを再開し、またもフォワードの連続攻撃。相手のディフェンスラインを崩したところで、バックス陣に展開すると立川選手の相手陣営をよく見たパスでテアウパ選手に繋ぎ、そのままトライとなります。キック成功し、前半7分7-0
その後のリスタートからディフェンスの場面が続きますが、接点とブレイクダウンのプレッシャーで有利に進めると、再び敵陣に進入。
15分に中盤でのラインアウトからディフェンスラインに接近した状態でゴールラインにフラットに離すパスで、前に出て勢いを作ると、バックスへの展開からボールをもらった根塚選手が相手タックルをかわし、突破。ここにフォローしていた藤原選手にパスを繋ぐとそのままトライ。1年目の選手二人が繋ぐトライ、そしてキックの成功で前半18分14-0
その直後にも、スピアーズは根塚選手のラインブレイクなどバックスの貢献で、敵陣に入りチャンスを作ります。
21分にはゴール前で得たラインアウトのオプションからモールをダミーにつかうプレーで、強力ランナーのオペティ選手にボールを渡すとタックラー3人をものとせずトライライン上にグラウディング*3。
TMO*4の結果トライが認められ、スピアーズの3連続トライで前半21分で19-0と、大きなリードを奪います。
その27分にはゴール前のピンチで、激しいディフェンスを見せるものの左サイドを突破されトライを許します。(19-7)
37分には、敵陣に入ったところ、フォーリー選手がペナルティゴールを決め、敵陣での得点機会を着実にスコアに反映させます。
前半終了間際には、相手が蹴ってタッチに出たボールを、クイックスロー*5でボールをピッチに入れて攻撃。アンストラクチャーアタック*6からの攻撃で反則を奪うと、タッチに蹴りだし、ゴール前ラインアウトのチャンス。ここでスピアーズが得意とするラインアウトモールをしっかりと組み、10m近く押し込むと、最後はマルコム選手が飛び込み27-7で前半が終了します。
後半: 相手の猛攻にペース奪われるも耐えて逃げ切る
後半は前半から一転。スピアーズは試合のペース相手に奪われます。
ハーフタイムで息を吹き返したブルーレヴズ。後半立ち上がりの10分は互いにエリアを奪い合います。10分過ぎに訪れたスピアーズ陣ゴール前のピンチで、防戦一方となったスピアーズは反則を繰り返し、6番マキシ選手のシンビン*7。
その直後に、トライ&ゴールを奪われ後半16分27-14。
13点差まで詰められたスピアーズは、その直後のリスタートからのマルコム選手のジャッカルによって反則を奪うと、迷わずペナルティゴール選択し、30-14。
スピアーズはリザーブ選手を投入しますが、その後は自陣ゴール前に釘付けとなるピンチに。このゴール前ディフェンスからのしばらくの時間帯で、スピアーズは精彩を欠きます。
モールディフェンスで反則を奪われ、攻め込まれると近場の前進を止めきれず静岡ブルーレヴズのトライ。(ゴール不成功で後半20分30-19)
その後のディフェンスの場面でも、接点で前に出られ相手の攻撃を止めきれない場面や、前半優位に組んでいたスクラムでペナルティを奪われるなど、陣地やボール保持率共に相手優勢に。
後半29分には、相手モールからあっさりとトライを許してしまい試合時間残り10分で30-24の6点差まで詰められます。
1トライ1ゴールで逆転という場面のこの時間帯。勢いを増すブルーレヴズに対し、スピアーズは多少バタついた印象。プレーが継続できず、プラン通りのプレーを行うことができません。
しかし、そんなうまくいかない状況でも、勝利に繋げたのはシンプルなプレーとハードワーク。
中盤でのモールをフォワード全員で押し続け、敵陣まで迫ると18フェーズを超えるアタック。全員が早く立ち上がり、自らの仕事を行う、きつい時間帯でのきついプレーを試合終了のホーンが鳴り続けるまで徹し、最後はフォーリー選手が蹴りだし、試合終了となりました。
負傷者が多く、今季初先発・初出場となる選手が出場できたこと。
そして、うまくいかないながらも勝利でき、この反省を勝って次に活かせること。
なにより、このどちらに転ぶかわからない緊張感のある状況を経験できたことは、チームにとって大きな財産となります。
★現在の順位
スピアーズはこの試合で、勝ち点4を加え、合計勝ち点34点で首位に位置しています。
★この試合のハイライト映像はこちらです↓
https://youtu.be/6yBABRoV-yw
【試合後コメント】
ヘッドコーチコメント等の記者会見でのコメントは、リーグワンホームページ試合レポートをご確認ください。
【ピックアップ写真】
↑プレイヤーオブザマッチはオペティ・ヘル選手
↑松井選手は初先発。接点で強さを見せた
↑ゲラード選手は、攻守にわたり頼もしい活躍を見せる
↑初先発となる羅選手。スクラムでの貢献も光る
↑井上選手は今季初出場し、落ち着いたプレーで試合を締めた
【ラグビー用語解説】
*
1.ブレイクダウン
ラックの攻防のこと。ターンオーバーやペナルティは、ブレイクダウンの際に起こることも多い。
2.クイックスタート
ペナルティやフリーキックなどで、手に持っていうボールを軽く蹴って浮かして、すぐにプレーを再開すること。時間のない場合や、相手ディフェンス陣形が整っていない場合に行うことが多い。
3.グラウディング
インゴールにボールを付けること。これによりトライが認められます。
4.TMO
テレビジョン・マッチ・オフィシャル、つまりビデオ判定のこと
5.クイックスロー
ボールがタッチラインを出た場合、ラインアウトではなくすぐにボールを投げ入れること。
6.アンストラクチャーアタック
アタック・ディフェンスの陣形が整っていない状態での攻撃。キック後のアタックやターンオーバー時がそれに当たる。スクラム・ラインアウトなど準備が整っている状態でのアタックはストラクチャーアタック。
7.シンビン
イエローカードによる10分間の一時退場
【次戦についてのお知らせ】
NTTリーグワン2022第9節
相手:東京サントリーサンゴリアス(現在2位)
日時:3月11日(金)19時00分
場所:秩父宮ラグビー場
https://league-one.jp/stadium/8
【次戦の観戦情報】
ホスト&ビジター:ビジター
ジャージー:ファースト
チケット情報
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2202702&rlsCd=008&lotRlsCd=
TV放映
Jスポーツ1・オンデマンドにて生中継
https://www.jsports.co.jp/rugby/league-one/
HUB
HUB船橋店含む他店舗で放映予定
https://www.pub-hub.com/index.php/event/sports/
アプリ:スーパー応援した方&サブスク登録者にはデジタルサイン入り画像をプレゼント!どの選手の画像がプレゼントされるかはお楽しみに!
同様の内容をTwitterでも連携予定です。
https://app.spo.live/share/?sportsId=rugby&leagueId=league_one_2022&gameId=22539&locale=ja&t=1646538752211