2021-22シーズン NTTリーグワン 第10節試合結果
22.03.19(土)14:30キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 43 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 26 |
後半 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 17 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
東芝ブレイブルーパス東京 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 28 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 14 |
後半 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 14 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 北川賢吾 |
2 | 杉本博昭 |
3 | オペティ・ヘル |
4 | 青木祐樹 |
5 | ルアン・ボタ |
6 | トゥパフィナウL |
7 | 末永健雄 |
8 | ファウルア・マキシ |
9 | 谷口和洋 |
10 | 岸岡智樹 |
11 | 根塚洸雅 |
12 | 立川理道(Cap) |
13 | ライアン・クロッティ |
14 | 山崎洋之 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 大塚健太郎 |
R | 山本剣士 |
R | 松波昭哉 |
R | デーヴィッド・ブルブリング |
R | バツベイシオネ |
R | 藤原忍 |
R | テアウパシオネ |
R | 金秀隆 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
岸岡智樹 | 1 | 5 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 5 | 1 | 13 | ||
ファウルア・マキシ | 1 | 5 | |||
根塚洸雅 | 2 | 10 | |||
ライアン・クロッティ | 1 | 5 | |||
金秀隆 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半0分 | 4 → 19 |
入替 | 後半14分 | 1 → 17 |
入替 | 後半14分 | 7 → 20 |
入替 | 後半14分 | 9 → 21 |
入替 | 後半14分 | 14 → 23 |
入替 | 後半19分 | 13 → 22 |
入替 | 後半24分 | 3 → 18 |
入替 | 後半28分 | 2 → 16 |
レポート
交流戦5戦目となる第10節は、前節に引き続き秩父宮ラグビー場で、第9節までの順位が6位の東芝ブレイブルーパス東京と対戦。
スピアーズにとっては、連敗は避けたいところ。ここでしっかりと勝利して、勝ち点を積み重ねたいところです。
ボールキャリア―やオフロードパスが多いブレイブルーパスに対して、ブレイクダウン*1での規律やディフェンス面でのハードワークが求められる試合となります。
当日は前節同様にビジターながら多くのオレンジを着た観客の皆様にご来場いただきました。
↑オレンジアーミーに見守られてウォーミングアップする選手たち
前半:攻守にわたり一瞬も気が抜けない緊張感のある前半
前半はスピアーズボールでキックオフ。
両者陣地の攻防の末、ファーストスクラムでペナルティを奪われたスピアーズは、ゴール前で相手ボールのピンチに。この局面を逆にチャンスにしたのは、この試合終始相手を苦しめた出足の早いディフェンス。相手の連続攻撃から外に展開したボールを、マキシ選手がインターセプト*2。
抜け出して、フォローしていた岸岡選手にパスをするとそのまま50m以上走り切り取り先制トライ。ファンデンヒーファー選手がゴールを決めて開始8分で7-0とします。
ところが、ブレイブルーパスも強みを見せて対抗します。
スピアーズ陣でブレイブルーパスのゲインライン*3にダイレクトに走り込む攻撃で勢いを作ると、相手得意のオフロードパス*4を使いながら抜け出し、右角にトライ。ゴールも成功し、前半12分7-7の振り出しに戻ります。
しかし、その直後。そのオフロードパスで逆にトライを奪い返したのはスピアーズでした。
中盤でのアタックでオペティ選手が相手タックラーをはじいて前にでると、ボタ選手にオフロードパス、ボタ選手はタックルを受けながらも長い手を活かし、フォローしていたマキシ選手にオフロードパス。そのままマキシ選手がインゴールまで走り切り、トライ。ゴールも成功し前半17分で14-7と勝ち越します。
トライの取り合いの展開を抜け出すため、連続してトライを奪いたいスピアーズ。その好機を作ったのは、セットプレーからでした。ゴール前ラインアウトのチャンスからモールを組むと近場を攻めた後にバックスに展開。岸岡選手が外側で空いたスペースに20mはあろうかというロングパスを根塚選手に。キャッチした根塚選手はインゴールに飛び込みトライ。ゴール不成功で19-7と連続スコアします。
このまま流れをつかみたいところでしたが、相手も猛攻を仕掛けます。ゴール前から攻め込まれ、インゴールにグラウディング*5。
しかし、これがTMO*6の結果トライ認められず、ピンチ脱出と思った矢先、このゴール前から脱出の糸口となるはずのタッチキックをミス。タッチにはでず、相手に取られてしまいます。相手のカウンターアタックから50mの突破を許し、トライ。ゴール成功で19-14と取り返されます。
しかし、取られたら取り返すのが今季のスピアーズ。
相手のキックからバックス陣で外側に展開。相手の飛び出すディフェンスをかわしながらもらった根塚選手が抜け出すと、クロッティにパス。クロッティ選手はインゴールまで回り込みグラウディング。ゴール成功で前半終了間際の37分に26-14として、前半を折り返します。
互いに一気にトライを取る鋭い攻撃と、一瞬でスペースを詰めるディフェンスで緊張感のある40分でしたが、ぎりぎりの展開を有利に進め、連続でスコアし、取られてもすぐに取り返すことで、12点リードで後半に臨みます。
後半:ハードワークを80分徹底。運動量の違いで試合を掌握
フランヘッドコーチはロッカールームで前半を振り返り、ハードワークにフォーカスした内容のコメントをして選手を送り出します。
後半の入りは、前半同様互いに攻め合う攻防。
前半から強度・量、共にハードワークを見せていた選手たちは、後半も運動量落ちず、特にディフェンス面で相手にプレッシャーを与えます。
ブレイクダウン周辺で攻守の入れ替え激しく、一瞬でも気を抜けばスコアが動きそうな展開。
スコアボードは動かないものの見ごたえのある10分となります。
セットプレーはスクラムで相性悪いのか反則が取られますが、ラインアウトでは今節復帰戦となるボタ選手と後半から入ったデーヴィッド選手の両ロックの貢献もあり安定。
得点動かないまま後半15分。その均衡を破ったのは、スクラムからでした。
後半17分、中盤のセンタースクラムから、チーム最年長のベテラン39歳バツベイ選手がキャプテン立川選手にボールをパスすると、立川選手はすぐにクロッティ選手にパス。クロッティ選手が相手ディフェンスをひきつける絶妙な間合いで、外側にいた根塚選手にパス。根塚は目の前のスペースを駆け抜け、一人目のディフェンスをハンドオフ*7で外し、さらにもう一人をヒットしてタックルを外し、インゴールに飛び込みます。頼れるベテラン3人がルーキーに繋ぎ、大胆なランを見せた根塚選手の鮮やかなトライで後半先制に成功。(33-14)
その後も試合を有利に進め、後半28分にはペナルティゴールで36-14と22点差に。
そこからブレイブルーパスもよりアグレッシブな姿勢を見せて、攻撃を仕掛けますが、運動量が落ちず前にでて、ブレイクダウンで絡むディフェンスで耐えます。
後半35分にはトライを奪われてしますが、その直後には後半38分には、ディフェンスから奪ったボールから金選手に繋ぎ43-21の3トライ差に。
このままゲームを締めて、ボーナスポイントを取って試合を終えたいところでしたが、最後まで攻め続ける相手を止めきれずトライ&ゴールを奪われ、ノーサイド。
ボーナスポイントは奪えなかったものの最終スコア43-28で勝利しました。
★現在の順位
スピアーズはこの試合で、勝ち点4点を獲得し、合計勝ち点39点で2位に位置しています。
★この試合のハイライト映像はこちらです↓
https://youtu.be/AmUihYGWqnU
【試合後コメント】
ヘッドコーチコメント等の記者会見でのコメントは、リーグワンホームページ試合レポートをご確認ください。
【ピックアップ写真】
↑プレイヤー・オブ・ザ・マッチは2トライ獲得の根塚選手
↑青木選手はこの試合でスピアーズ試合出場50試合を達成しました
↑復帰戦となったクロッティ選手はディフェンスで貢献
↑立川選手はブレイクダウンでも存在感を見せる
↑復帰戦となったボタ選手は相手を抱え込むチョークタックルで相手攻撃テンポを奪う
↑ブレイクダウン、タックルといたるところで姿を見せた末永選手
【ラグビー用語解説】
*
1.ブレイクダウン
ラックの攻防のこと。ターンオーバーやペナルティは、ブレイクダウンの際に起こることも多い。
2.インターセプト
パスカットのこと。一瞬で攻防が逆になるので、インターセプトされた場合はそのまま走り切られトライになることが多い。バックスの選手など、インターセプトを狙っている選手は多い。
3.ゲインライン
スクラムやラックなどでその攻撃の起点となるポイントからゴールラインに平行にひかれた見えない線のこと
4.オフロードパス
タックルを受けながらのパス
5.グラウディング
ボールを地面につけること。インゴールで行うことでトライが認められます
6.TMO
テレビジョン・マッチ・オフィシャル、つまりビデオ判定のこと
7.ハンドオフ
ボールを持っている選手が、タックルに来た選手を、片手で相手を突き放すようにしてタックルを切るプレー。タックラー側はこのハンドオフを予想して、ハンドオフをかわしたりさばいたりしてタックルするケースもある。
【次戦についてのお知らせ】
NTTリーグワン2022第11節
相手:NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(現在10位)
日時:3月27日(日)12時00分
場所:新潟市陸上競技場
https://league-one.jp/stadium/11
【次戦の観戦情報】
ホスト&ビジター:ホストゲーム
ジャージー:ファースト
チケット情報
ファンクラブ隊員
/fan/coupon.php
一般
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2201975
TV放映
BS日テレで生中継
https://www.bs4.jp/rugbyleagueone/
Jスポーツ1・オンデマンドにて生中継
https://www.jsports.co.jp/program_guide/03/12/93241_1256782
HUB
HUB船橋店含む他店舗で放映予定
https://www.pub-hub.com/index.php/event/sports
アプリ:スーパー応援した方&サブスク登録者にはデジタルサイン入り画像をプレゼント!どの選手の画像がプレゼントされるかはお楽しみに!
同様の内容をTwitterでも連携予定です。
https://app.spo.live/share/?sportsId=rugby&leagueId=league_one_2022&gameId=22551&locale=ja&t=1647684030946