2021-22シーズン NTTリーグワン 第11節試合結果
22.03.27(日)12:00キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 34 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 15 |
後半 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 19 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 3 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
後半 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 北川賢吾 |
2 | 杉本博昭 |
3 | オペティ・ヘル |
4 | デーヴィッド・ブルブリング |
5 | ルアン・ボタ |
6 | トゥパフィナウ |
7 | 末永健雄 |
8 | ファウルア・マキシ |
9 | 藤原忍 |
10 | 岸岡智樹 |
11 | 根塚洸雅 |
12 | 立川理道(Cap) |
13 | ライアン・クロッティ |
14 | 山崎洋之 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 大塚健太郎 |
R | 山本剣士 |
R | 才田智 |
R | 松井丈典 |
R | 千葉雄太 |
R | 谷口和洋 |
R | テアウパシオネ |
R | 金秀隆 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
ゲラード・ファンデンヒーファー | 1 | 3 | 1 | 14 | |
杉本博昭 | 1 | 5 | |||
トゥパフィナウ | 2 | 10 | |||
ファウルア・マキシ | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半10分 | 9 → 21 |
入替 | 後半19分 | 7 → 20 |
入替 | 後半19分 | 14 → 23 |
入替 | 後半22分 | 1 → 17 |
入替 | 後半22分 | 2 → 16 |
入替 | 後半22分 | 12 → 22 |
入替 | 後半32分 | 3 → 18 |
入替 | 後半32分 | 4 → 19 |
レポート
交流戦最後となる第11節は、スピアーズがトップリーグ時代から関わりの深い新潟県でのホストゲーム。日本海側初となるリーグワン開催試合を盛り上げるべく、試合会場はホストゲームパートナーの新潟クボタ様によるファンサービス他、さまざまな催しが行われ、賑やかな雰囲気で試合が行われました。
【参考】ホストゲームパートナー情報のお知らせ(NTTリーグワン2022 第11節)
前半: 硬直の序盤20分、前半最後に攻め続け2トライ奪う
キックオフの天気は曇り空、関東地方に比べればやや肌寒い天気の中キックオフ。
スピアーズはキックオフ直後から、敵陣に入り込みチャンスを作ります。
しかし、この日の試合の入りはやや固く、特にチャンスの場面でミスが続きます。
再三敵陣ゴール前のチャンスの場面を作りますが、ミスが続きなかなかスコアすることはできません。
対する相手は、陣地こそ奪えないものこの試合へのモチベーションが伝わるディフェンスで応戦。ボールを持っては、キックを多用し、その後のディフェンスから主導権を握ろうとします。
スコアが動いたのは前半22分。ここまで反則を奪ってもトライを狙う選択をし続けていたスピアーズでしたが、なかなか思うようにリズムに乗れていないことを判断すると、まずは先制とペナルティゴールを選択。ファンデンヒーファー選手がゴールやや正面、距離にして30mのキックを成功させて3-0と先制に成功。
これで落ち着いたか、これまで通り中盤でのアタックからゴール前ラインアウトのチャンスを作ると、モールをしっかりと作り、真っ直ぐに押し込み杉本選手がグラウディング※1
時間はかかりましたが、目の前の仕事を丁寧に行うことで、セットプレーからトライを取ることに成功します。ゴールキックは不成功で前半26分8-0。
これでリズムに乗るかと思いましたが、ここからはレッドハリケーンズがやや優勢に試合を進めます。
徹底していたコンテストキック※2からスピアーズがミス。敵陣でプレーするや、レッドハリケーンズは連続攻撃。これに対して、マキシ選手や末永選手といったバックロー※3の選手を中心とするブレイクダウン※4のプレッシャーで猛攻をしのぎますが、なかなか敵陣でボールをキープすることができず、前半終了間際まで相手に攻め込まれます。
しかし、前半終了間際、最も足が止まりそうな時間に、この試合の主導権を握るきっかけになった場面がありました。
ゴール前でのディフェンスの局面から、ラインアウトのボールをスピアーズがターンオーバー※5。
前半は残り2分弱、8点リードで前半を終えるために、キックで脱出する選択をするかと思ったところ、ボールを左サイドに大きく展開。
立川選手→根塚選手→ファンデンヒーファー選手と素早く回したボールからファンデンヒーファー選手がタッチ際を抜け出し、再び根塚選手に繋ぎます。中盤まで走ったところで相手に渡してしまいます。ここで40分を経過しますが、相手もゲームは切らず、トライを奪いに敵陣へ攻めます。スピアーズは、この相手の攻撃を再びターンオーバーし、自陣22m付近から両サイドに大きくボールを回しながら敵陣へ。
この日、先発の9番藤原選手は味方と相手ディフェンスをよく見たボールさばきで鋭いパスを出し、ボタ選手のラインブレイクの機会を与えると、ゴール前まで。
トライ目前、相手も必至に食い下がりますが、連続攻撃の末、トゥパ選手が相手ディフェンスのギャップを見逃さず、走り込みトライ。ゴール成功し、15-0として、前半を終えます。
前半だけでハンドリングエラー4,ペナルティ9と決して理想的な展開ではありませんでしたが、この最もきつい時間帯の我慢比べで、アグレッシブな姿勢を見せて取り切った2トライ目は、後半の勢いを作ります。
後半: 追加点奪い14人の時間帯を守り切り、ノートライで勝利
後半のスタートからスピアーズはアグレッシブな姿勢を継続。
岸岡選手が10m付近にドロップゴールを蹴るとデーヴィッド選手がそれに走り込みキャッチ。
その後のアタックは継続できず、逆に相手に後半先制のペナルティゴールを与えて後半4分に15-3と失点しますが、スピアーズは崩れません。
後半8分には敵陣ゴール前での相手ボールスクラムで、相手スクラムハーフがパスを出す瞬間、藤原選手が足を出し、ボールに当てると、これを見逃さなかったトゥパ選手がボールをインゴールに抑えてトライ。どこからでもトライを取る、相手にプレッシャーをかけるといった隙のない姿勢が生んだトライでした。
これで20-3の2トライ2ゴールでも追いつかない点差を作ると、その後の得点はアンストラクチャーアタック※6から。
後半15分過ぎ、相手が自陣から上げてきたコンテストキックがバウンドすると、それに反応したのは藤原選手に代わって途中出場した谷口選手。谷口選手がラックに入ったところで、ファンデンヒーファー選手がパスを出すと、ボタ選手→オペティ選手と繋ぎ前へ。
このラックのフォローが足らず、相手にターンオーバーされるかと思われたところ、さきほどパスをだしたファンデンヒーファー選手がそのラックからボールを持ち出し、一瞬の加速でラック横のスペースに走り込みタックル二人をかわし、ゴールポスト真下にトライ。ゴール成功で27-3とします。
その後、後半25分にトゥパ選手が相手トライチャンスを反則によって阻止したということでシンビン※7。この間に、あわやトライを奪われるかという場面もありましたが、TMO※8
の結果トライが認められず、トゥパ選手のシンビンは解けます。
15人そろったスピアーズは、ノーサイド直前、相手ゴール前のチャンスをしぶとくラインアウトモールを組み続け、相手ディフェンスに耐えながらも押し込み、マキシ選手がトライします。(ゴール成功で後半39分34-3)
両チームは後半40分の経過を告げるホーンがなった後も、最後まで攻め続け、新潟の皆さんにリーグワンのラグビーを見せ、最終スコア34-3でノーサイドとなりました。
★現在の順位
スピアーズはこの試合で、ボーナスポイントを含む勝ち点5点を獲得し、合計勝ち点44点で2位に位置しています。
★この試合のハイライト映像はこちらです↓
https://youtu.be/KPT_twOJ540
【試合後コメント】
ヘッドコーチコメント等の記者会見でのコメントは、リーグワンホームページ試合レポートをご確認ください。
【ピックアップ写真】
↑プレイヤー・オブ・ザ・マッチはファンデンヒーファー選手
↑テアウパ選手はこの試合でスピアーズ試合出場50試合を達成しました
↑デーヴィッド選手はセットプレーとワークレートで貢献
↑相手の徹底したキックにうまく対処したバックス陣。写真は山﨑選手
↑途中出場した松井選手は、試合出場数と共に存在感を発揮
【ラグビー用語解説】
*
1.グラウディング
ボールを地面につけること。インゴールで行うことでトライが認められます。
2.コンテストキック
ボールを高く蹴り、味方と相手で競り合わせるキックのこと。
3.バックロー
スクラム第3列、フランカーとNO.8の総称。
4.ブレイクダウン
ラックの攻防のこと。ターンオーバーやペナルティは、ブレイクダウンの際に起こることも多い。
5.ターンオーバー
攻守が逆になること。相手ボールを奪うこと。
6.アンストラクチャーアタック
アタック・ディフェンスの陣形が整っていない状態での攻撃。キック後のアタックやターンオーバー時がそれに当たる。スクラム・ラインアウトなど準備が整っている状態でのアタックはストラクチャーアタック。
7.シンビン
反則による10分間の退場。
8.TMO
テレビジョン・マッチ・オフィシャル、つまりビデオ判定のこと。
【次戦についてのお知らせ】
NTTリーグワン2022第12節
相手:横浜キヤノンイーグルス(現在4位)
日時:4月9日(土)14時30分
場所:万博記念競技場 https://www.expo70-park.jp/sports/facility/arena/
【次戦の観戦情報】
ホスト&ビジター:ホストゲーム
ジャージー:セカンド
チケット情報
■ファンクラブ隊員
/fan/coupon.php
■一般
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2203790&afid=Q04&tid=2201975
TV放映
Jスポーツ2・オンデマンドにて生中継
https://www.jsports.co.jp/program_guide/03/12/93432_2259420
HUB
HUB船橋店含む他店舗で放映予定
https://www.pub-hub.com/index.php/event/detail/24803
アプリ
スーパー応援した方&サブスク登録者にはデジタルサイン入り画像をプレゼント!どの選手の画像がプレゼントされるかはお楽しみに!
同様の内容をTwitterでも連携予定です。
https://app.spo.live/share/?sportsId=rugby&leagueId=league_one_2022&gameId=22560&locale=ja&t=1648453437637