2021-22シーズン NTTリーグワン 第14節試合結果
22.04.23(土)12:00キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 40 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 10 |
後半 | 4 | 2 | 0 | 2 | 0 | 30 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
コベルコ神戸スティーラーズ |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 32 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 19 |
後半 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 13 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 海士広大 |
2 | ジャバ・ブレグバゼ |
3 | オペティ・ヘル |
4 | 青木祐樹 |
5 | ルアン・ボタ |
6 | トゥパフィナウ |
7 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ |
8 | ファウルア・マキシ |
9 | 谷口和洋 |
10 | バーナード・フォーリー |
11 | 木田晴斗 |
12 | 立川理道(Cap) |
13 | テアウパシオネ |
14 | 根塚洸雅 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 杉本博昭 |
R | 紙森陽太 |
R | 北川賢吾 |
R | デーヴィッド・ブルブリング |
R | 末永健雄 |
R | 藤原忍 |
R | ハラトア・ヴァイレア |
R | 金秀隆 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
トゥパフィナウ | 1 | 5 | |||
バーナード・フォーリー | 2 | 3 | 3 | 25 | |
オペティ・ヘル | 1 | 5 | |||
藤原忍 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 前半34分 | 2 → 16 |
入替 | 後半0分 | 4 → 19 |
入替 | 後半0分 | 6 → 20 |
入替 | 後半16分 | 1 → 17 |
入替 | 後半16分 | 3 → 18 |
入替 | 後半16分 | 9 → 21 |
入替 | 後半18分 | 13 → 22 |
入替 | 後半36分 | 11 → 23 |
レポート
プレーオフトーナメントに向けて重要な試合がなる第14節はホストスタジアム江戸川区陸上競技場でホストゲームパートナーに江戸川区を迎えてのホストゲーム!
当日は、江戸川区と共に、SDGsに関連したイベントが行われました。
【参考】ホストゲームパートナー情報のお知らせ(NTTリーグワン2022 第14節)
この試合に勝てば、ベスト4以上が確定し、プレーオフが決まる本節の相手は、第3節で敗戦を喫しているスティーラーズ。プレーオフ進出、リベンジマッチ、ホストゲーム、と勝ちたい理由が多くあるこの一戦に対し、スピアーズは3人のルーキーがメンバー入り。
10番のバーナード・フォーリー選手も復帰し、新鮮かつ安定感のある23人で臨みます。
↑当日は、夏日ともいえる強い日差しの中、4,600人を超える来場者にお越し頂きました。
前半:相手アタックを止められずリズムに乗れず9点ビハインドで折り返し
眩しい日差しが照り付けた正午にスティーラーズボールでキックオフ。これをキャッチしたのは、4月に入団した木田選手。タックルを受けながらもラックを作り、フォーリー選手がタッチに出します。
そこからスピアーズの連続攻撃がスタート。勢いよく連続攻撃を仕掛けますが、インターセプト*1からスティーラーズボールに。スピアーズはディフェンス裏に転がすキックから、オフロードパス*2を繋がれ、前半7分0-5と先制を許します。この後のリスタートからスピアーズも反撃。
フォワードとバックスが一体となったグラウンドを横いっぱいに使うアタックでゴール前まで前身し、ペナルティを奪うと、ラインアウトを選択。ここでスピアーズはモールを組んで押し込むと6番トゥパ選手が抜けだしトライ。ゴールも成功し、前半14分に7-5と取り返します。
これでペースをつかめるかと思いましたが、その後のリスタートで再び自陣の展開になると、スティーラーズアタック。この日スティーラーズは、スピアーズの外から速くプレッシャーをかけるディフェンスに対して、スタンドオフからインサイドのランナーに走らせるプレーや広いオプションを見せつつ、真っ直ぐに走り込むプレーで、タックルの的を絞らせません。スピアーズのトライから3分後の前半16分にスティーラーズがトライ、そしてゴール成功し、7-12。前半16分までは、ボールの保持が互いに行き来するトライの取り合いになります。
この後は、互いに拮抗。
パスを細かくつなぐ両者ですが、暑さのせいかミスが重なり、グラウンドの中央付近でのプレーが続きます。31分にバーナード・フォーリー選手のペナルティゴールで10-12と点差を縮めますが、その後のリスタートでまともハンドリングエラーのミス。相手ボールスクラムになります。
このスクラムで2番ジャバ選手が負傷。以前ピンチの状況が続き、マキシ選手のタックルなどでしのぎますが、前半37分にラインブレイクからトライを許し、ゴール成功で10-19で前半を折り返します。
スピアーズ陣に入ると、確実にスコアして帰ってくるスティーラーズの強力なアタック。後半は、9点を取り返すアタックと共に、ディフェンス面での修正、そして敵陣でプレーするエリアを意識した戦い方も重要になります。
後半:シンプルなアタックでコツコツと加点。残り10分に痺れる攻防
試合後、立川キャプテンは
「ハーフタイムのロッカールームで(第12節の)イーグルス戦のようにミスを続けないようにしようとチームに伝えました。」とコメント。そのコメント通り、後半は前半よりも引き締まったゲーム展開となります。
後半開始早々で得た敵陣でのスピアーズアタック。
22m付近からスピアーズはアタックを展開すると、前半と打って変わったシンプルな突破でボールを前に運びます。立川選手やマキシ選手やオペティ選手といった強いランナーがフェーズ*3を重ねてディフェンスを崩すと、フォーリー選手がディフェンスのスペースをついてトライ。ゴールも成功し、前半3分17-19と後半先制します。
その直後には、中盤からのラインブレイクからスティーラーズにトライ&ゴールを奪われ、17-26と取り返されますが、スピアーズも負けじと応戦。
後半10分、敵陣22m付近からのスピアーズボールラインアウトから3フェーズをかけて前に出ると、パスを貰ったオペティ選手がタックル一人をかわし、その後の二人のタックラーも引きずりながら走り、インゴールに飛び込みトライ。ゴール不成功で22-26とします。
その2分後にはスティーラーズのペナルティゴールで22-29と1トライ1ゴール差で残り時間30分。
この時間帯を点差を縮めたいスピアーズと、点差を広げたいスティーラーズ。両者互いに攻め合う中、取ったのはスピアーズでした。
後半24分、中盤でのスティーラーズアタックから左に展開したところ、大外に立っていたフォーリー選手が、狙いすましたようにインターセプト。そのままに40m走り切り、自らゴールも成功させ29-29と同点に追いつきます。
後半30分にはペナルティゴールをフォーリー選手が決めて、勝ち越しに成功。
その3分後の後半33分には、スティーラーズが同じくペナルティゴールを成功させ、再び同点。
直後のリスタートで、ここまでディフェンス貢献い続けたマキシ選手が、相手からノットリリースザボール*4の反則を奪いマイボールに。ここをスピアーズはペナルティゴールを選択。落ち着いて決めて35-32の3点リードで残り5分に。
勝敗が決まる残り少ない時間帯での緊張感のあるディフェンスの局面でルーキーが見せます。初先発ハラトア選手が速いラインスピードのディフェンスからボールを奪い、敵陣に入ります。
マイボールスクラムからフォーリー選手がゴール前まで迫るランを見せ、最後は藤原選手がインゴールに抑えて勝利を決定づけるトライ。そのままノーサイドとなり、最終スコア40-32で勝利しました。
暑い気候、ミスが続く展開と敗戦を喫した第12節の横浜キヤノンイーグルス戦と同じような流れになるかと思ったところ、それを試合中に修正することによって最後は勝ち切った展開は、チームの試合を通しての成長が見ることができる内容でした。
また、ルーキーたちが活躍したことも、シーズン終盤にしてチームに勢いを与える要因となる試合でした。
★現在の順位
スピアーズはこの試合で、勝ち点4を加え、合計勝ち点53点で2位に位置しています。
また、この結果を受けNTTリーグワン2022ディビジョン1の4位以上が確定し、プレーオフトーナメントの進出が決定しました。
★この試合のハイライト映像はこちらです↓
https://youtu.be/2K0YnaKk-Zs
【試合後コメント】
ヘッドコーチコメント等の記者会見でのコメントは、リーグワンホームページ試合レポートをご確認ください。
【ピックアップ写真】
↑プレイヤーオブザマッチはバーナード・フォーリー選手
↑初先発で出場した木田選手
↑公式戦デビューとなったハラトア選手
↑公式戦デビューとなった紙森選手はスクラムで強さを見せる
↑マキシ選手は、今シーズンとおしてプレー時間も長く、どの試合での安定したパフォーマンスを発揮
【ラグビー用語解説】
*
1.インターセプト
パスカットのこと。一瞬で攻防が逆になるので、インターセプトされた場合はそのまま走り切られトライになることが多い。バックスの選手など、インターセプトを狙っている選手は多い。
2.オフロードパス
タックルを受けながらのパス
3.フェーズ
スクラムやラインアウトからカウントされ、ラックやモールが形成さえる度に1フェーズ、2フェーズと繰り返される。
4.ノットリリースザボール
タックルされたプレーヤーがボールを離さないこと
【次戦についてのお知らせ】
NTTリーグワン2022第15節
相手:NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(現在9位)
日時:5月1日(日)12時00分
場所:江戸川区陸上競技場
https://league-one.jp/stadium/4
【次戦の観戦情報】
ホスト&ビジター:ホスト
ジャージー:SDGsスペシャルジャージー
チケット情報
■ファンクラブ隊員
詳しくはこちらのページから
■一般
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2207211&rlsCd=001&lotRlsCd=
TV放映
Jスポーツ4(生放送)
https://www.jsports.co.jp/program_guide/03/12/93764_4240418
Jスポーツオンデマンド(LIVE配信)
https://jod.jsports.co.jp/p/rugby/leagueone/2022050101-L
HUB
HUB船橋店含む他店舗で放映予定
https://www.pub-hub.com/index.php/event/detail/24821
アプリ
スーパー応援した方&サブスク登録者にはデジタルサイン入り画像をプレゼント!どの選手の画像がプレゼントされるかはお楽しみに!
同様の内容をTwitterでも連携予定です。
https://app.spo.live/share/?sportsId=rugby&leagueId=league_one_2022&gameId=22578&locale=ja&t=1650765531406