GAME試合結果

2021-22シーズン NTTリーグワン 第16節試合結果

22.05.07(土)17:00キックオフ


クボタスピアーズ
合計 14
T G PT PG DG
前半 1 1 0 0 0 7
後半 1 1 0 0 0 7
VS
合計
 
前半
後半

埼玉パナソニックワイルドナイツ
合計 35
T G PT PG DG
前半 1 0 0 1 0 8
後半 3 3 0 2 0 27

出場選手

# スターティングメンバー
1 海士広大
2 杉本博昭
3 北川賢吾
4 ヘルウヴェ
5 デーヴィッド・ブルブリング
6 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
7 末永健雄
8 ファウルア・マキシ
9 谷口和洋
10 岸岡智樹
11 木田晴斗
12 立川理道(Cap)
13 ハラトア・ヴァイレア
14 根塚洸雅
15 ゲラード・ファンデンヒーファー

リザーブメンバー

# リザーブメンバー
R 大塚健太郎
R 山本剣士
R 才田智
R 青木祐樹
R 千葉雄太
R 藤原忍
R テアウパシオネ
R 金秀隆

個人得点

氏名 T G PG DG
杉本博昭 1 5
ゲラード・ファンデンヒーファー 2 4
根塚洸雅 1 5

レポート

1月に開幕したリーグワン初年度 NTTリーグワン2022も16節目のレギュラーシーズン最終節に。
相手は開幕で対戦するはずだった埼玉パナソニックワイルドナイツと対戦です。
15節目までの順位ではスピアーズ2位、ワイルドナイツ3位。しかし、パナソニックワイルドナイツは13戦全勝と無傷でここまで来ている盤石な仕上がりです。
また、この試合前にプレーオフ進出する上位4チームが両チームに加えて、1位サンゴリアス、4位ブレイブルーパスに決定。プレーオフ準決勝では、本節と同カードの対戦となり、2連戦となります。
プレーオフに向けて、互いにどうゲームを組み立てていくのか、そうしたプレーオフを考慮しても楽しみな一戦となります。




前半:攻め続ける執念のモールトライで1点差で折り返し

熊谷名物の強風が宙を舞う17時にキックオフ。
夕日がグラウンドに差しますが、風もありピッチ内に暑さは感じません。


風上の中、スピアーズボールでキックオフした前半は、予想通り固い試合展開に。
特に序盤の10分は互いにキックを使い、相手陣でプレーしようとエリアの取り合い。
まずは先制とスピアーズが前半4分にペナルティゴールを狙いますが、不成功。
それに対抗して今度はワイルドナイツが9分にペナルティゴールを狙い、これは成功し0-3。


16分~23分にかけて、この試合のキーマンでもある13番ハラトア選手と4番ウヴェ選手が負傷により交替。ですが、途中出場したテアウパ選手と青木選手は、この急な交替にもしっかりと安定したパフォーマンスを見せます。

スピアーズはキックを使いながらも敵陣に入ると、9番谷口選手と10番岸岡選手を中心にした細かいパスでディフェンスの的を絞らせないアタックを展開。

フォワードとバックスが一体となったグラウンドを広く使ったアタックと、正確なブレイクダウンが機能し、前半30分までほぼワイルドナイツ陣内で試合をコントロールします。



ですが、ディフェンスが強みのワイルドナイツは例えスピアーズに前に出させても、次のタックルでスピアーズの攻撃の勢いを奪います。前半30分すぎにキック処理からペナルティを奪われると自陣に食い込まれ、ここで反則を3つ立て続け、モールによりトライを奪われます。(ゴール不成功で前半36分0-8)




この後のリスタートで、これまで同様にフェーズを重ねたアタックで反則を奪うと、敵陣ゴール前ラインアウトのチャンスを作り、スピアーズの強みでもあるモールを前半終了のホーンが鳴っても組み続け、執念を見せたフォワード陣が押し込み、最後は杉本選手がトライ。ファンデンヒーファー選手がゴールを決めて、7-8の1点差で前半を終えます。






後半: 同点まで詰め寄るも最後の10分で突き放され敗戦


日が沈んだ後半。
序盤10分は点数が動かず、前半同様に拮抗した緊張感のある戦いが続きます。
後半10分にこの日やや劣勢だったスクラムからペナルティを奪われると相手にペナルティゴールを決められ7-11、18分にもブレイクダウンで反則を奪われ同じくゴールを決められ7-14に。


その後のリスタートからスピアーズはゴール前まで攻める展開がありますが、決めきれず時間が進みます。そして迎えた後半25分過ぎ。
スクラムから交替して入ってきた千葉選手が持ち出しラックを作ると、岸岡選手がハイパント*1
これにテアウパ選手と根塚選手がチェイスすると、相手がファンブルしテアウパ選手が反応し、キャッチ。倒れながらも根塚選手にパスし、そのままインゴールに走り込みトライ。ファンデンヒーファー選手は難しい角度のキックを、時間をかけてしっかりと決め、14-14の同点に。試合時間残り十数分で振り出しに戻ります。






次にスコアしたほうが勝利を手繰り寄せるこの展開と時間帯。

スコアボードを動かしたのは後半の強さに定評のあるワイルドナイツでした。
後半70分にセンターライン付近のラインアウトから一気に攻めると左隅にトライ。ゴールも決め、14-21とすると、その5分後には、ラインアウトのファンブルボールからキック蹴り、熊谷ラグビー場の広いインゴールに転がすと、それを抑えられトライ。ゴール成功で14-28。


その後も逆転を狙うスピアーズのアタックを読まれインターセプト*2され、ダメ押しのトライを許し、そのまま試合が終了。最終スコア14-35で敗戦となりました。

緊張感のある僅差の展開から、残り10分で爆発的な追い上げを見せたワイルドナイツ。
さすが昨年度王者、そして全勝でここまできた試合巧者ぶりでしたが、スピアーズとしてはこの試合から多くの学びを得た試合でもあります。
プレーオフが決まった両者はこの2週間後の5月22日にプレーオフでまた再戦します。さらなる成長を見せ、次こそは勝利できるよう引き続きチームはいい準備を進めていきます。



★現在の順位
スピアーズはこの試合で、勝ち点を得ることはできず、勝ち点58点のまま。
レギュラーシーズンを第3位の順位で終え、プレーオフで最終順位が決定します。


★この試合のハイライト映像はこちらです↓
https://youtu.be/_4CQmXl7PFY


【試合後コメント】

ヘッドコーチコメント等の記者会見でのコメントは、リーグワンホームページ試合レポートをご確認ください。


【ピックアップ写真】


↑この日10番でゲームをコントロールした岸岡選手



↑前半すぐに交替して入ったテアウパ選手は安定した活躍を見せる



↑ボールに絡む杉本選手とデーヴィッド選手は、効果的なプレーを随所に見せた



↑ラピース選手は、攻守で力強いプレーとそのワークレートでゲームを引き締めた



↑ゲラード選手は後半の同点に追いつくキックも決める。今季全試合出場でチームを牽引する。


【ラグビー用語解説】


1.ハイパント
高く蹴り上げて、お互いに競り合うキックのこと

2.インターセプト
パスカットのこと。一瞬で攻防が逆になるので、インターセプトされた場合はそのまま走り切られトライになることが多い。バックスの選手など、インターセプトを狙っている選手は多い。




【次戦についてのお知らせ】

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 プレーオフトーナメント準決勝
相手:埼玉パナソニックワイルドナイツ(2位)
日時:5月22日(日)14時00分
場所:秩父宮ラグビー
https://league-one.jp/stadium/8


【次戦の観戦情報】

ホスト&ビジター:ビジター
ジャージー:ファースト


チケット情報
https://league-one.jp/lp/postseason/2022/playoffs/


TV放映
J SPORTS 4(生放送)
https://www.jsports.co.jp/program_guide/03/12/93774_4240656
J SPORTSオンデマンド(LIVE配信)
https://jod.jsports.co.jp/rugby
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https://www.bs4.jp/rugbyleagueone/
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https://news.hulu.jp/japan-rugby-league-one-playoff-2022/


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