NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 第1節 試合結果
22.12.18(日)14:30キックオフ
クボタスピアーズ |
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合計 | 31 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 14 |
後半 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 17 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
東京サントリーサンゴリアス |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 18 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 |
後半 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 12 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 海士広大 |
2 | マルコム・マークス |
3 | 松波昭哉 |
4 | ルアン・ボタ |
5 | デーヴィッド・ブルブリング |
6 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ |
7 | 末永健雄 |
8 | ファウルア・マキシ |
9 | 藤原忍 |
10 | バーナード・フォーリー |
11 | 木田晴斗 |
12 | 立川理道(Cap) |
13 | テアウパシオネ |
14 | 根塚洸雅 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
16 | 大塚健太郎 |
17 | 加藤一希 |
18 | オペティ・ヘル |
19 | ヘルウヴェ |
20 | トゥパフィナウ |
21 | 谷口和洋 |
22 | ライアン・クロティ |
23 | 島田悠平 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
バーナード・フォーリー | 2 | 4 | 16 | ||
根塚洸雅 | 1 | 5 | |||
木田晴斗 | 2 | 10 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半10分 | 3→18 |
入替 | 後半10分 | 5→19 |
入替 | 後半16分 | 9→21 |
入替 | 後半26分 | 8→20 |
入替 | 後半26分 | 1→17 |
入替 | 後半29分 | 13→22 |
入替 | 後半29分 | 2→16 |
入替 | 後半36分 | 11→23 |
レポート
いよいよジャパンラグビー リーグワン2シーズン目となるNTTリーグワン2022-23 シーズンが開幕します。今季、優勝を目指すスピアーズは、昨季2位の東京サントリーサンゴリアスと対戦です。
ここ数年惜しい試合はあるものの、2004年10月以来勝利できていない相手に対して、スピアーズは秋のテストマッチシーズンに各国代表として活躍していたメンバーが入った布陣で挑みます。
当日はビジターでの試合となりましたが、オレンジを着たファンにたくさん応援に来ていただき、心強い雰囲気のなかキックオフとなりました。
前半:緊迫の40分。接点で圧をかけ先制
サンゴリアスボールでキックオフ。スピアーズがレシーブして始まったキックオフ直後の攻防は、入場者数10,800人が息をのむ緊張感のある3分間となります。
スピアーズのアタックに対して、突き刺さるサンゴリアスディフェンス。サンゴリアスのディフェンスがボールを取って攻めれば、スピアーズがさらに取り返してアタックを続けます。
激しい攻防が互いの10mライン付近で続けられ、攻撃でのブレイクダウン*1で優位に立ったスピアーズは、相手の反則を誘い、前半5分にフォーリー選手がペナルティゴールを決め先制します。
この後のリスタートからもスピアーズは、アタックでのブレイクダウンで勢いを作り、ゴール前まで迫り、11分にさらに3点を追加。堅実にコツコツと点数を加えていきます。
圧巻は15分過ぎ、自陣でのディフェンスの局面。相手の連続攻撃に対して、スピアーズは外から早く上がるディフェンスラインと、一人ひとりの低いタックルで、防御でも密集においてプレッシャーをかけ、反則を奪いピンチを脱します。
ここから敵陣まで攻め込むと21分、ゴール前スクラムから連続した攻撃の折り返しで、ファンデンヒーファー選手からロングパスを受けた根塚選手が右外に空いたライン際のスペースに走り込み、インゴールに飛び込みます。TMO*2の結果、トライが認められ、根塚選手の決定力を見せたトライで11-0と点差を広げます。
25分にはペナルティゴールを返されるものの、31分には海士選手のジャッカル*3から反則を奪いゴールを返します。
35分には、再度ゴールを奪われますが、一進一退の見ごたえのある攻防のまま、40分が過ぎ、14-6で前半を終えます。
後半:トライで先制!80分スピアーズペースで勝利
後半は、前半の緊張感そのままにボールが良く動く展開となります。
先制は後半3分、相手のキックから根塚選手とファンデンヒーファー選手でうまく処理すると、ラックを作ります。その後の攻撃でマキシ選手がラックサイドを突破すると、左サイドにボールを展開し、マルコム選手からラピース選手、そして最後は木田選手とフォワードとバックスが連携してボールを繋ぎトライを奪いました。
9分には中盤から突破を許し、ゴール中央にトライされ21-13とすると、この時間帯からスピアーズはリザーブを投入。
そして、前半同様の時間帯でまたディフェンスの見せ場があります。藤原選手のキックから相手15番持つと同時にテアウパ選手がタックル。それでも繋がれたボールに今度は根塚選手がタックル。このタックルでも仕留めきれないとすぐ横にいた立川選手がタックル。相手もパスで繋いだところ、タックルをしたばかりの立川選手、根塚選手、テアウパ選手が相手を囲むように抱え上げます。これにフォワードのウヴェ選手やラピース選手も加わり、モールアンプレアブル*4を奪い、敵陣でボールを獲得します。
この後、スクラムから反則を奪い、フォーリー選手がほぼ正面のゴールを決め、24-13の11点差に。
20分過ぎは、ゴール前まで迫られエリア的にも体力的にも厳しい時間帯となりましたが、マキシ選手の突進で前に出て、ファンデンヒーファー選手のハイパント*5からのタックルでボールをターンオーバー*6すると、フォーリー選手が左サイドに空いたスペースにキックでボールを落とし、木田選手が落ち着いてキャッチして2トライ目を奪います。(ゴール成功で31-13)
時間は残り15分、点差は18点。リードを守り切りたいスピアーズと、逆転のために攻めたいサンゴリアス。消耗の激しい試合ですが、最後までレベルの高いプレーを見せます。
36分にはトライを奪われ31-18と点差を詰められますが、リザーブの島田選手など全員を投入し、最後まで守り切り、今シーズン開幕戦を勝利しました。
★現在の順位
スピアーズはこの試合で勝ち点4を加え、合計4点で2位に位置しています。
★この試合のハイライト映像はこちらです↓
https://youtu.be/U-M6BIi14LI
【試合後コメント】
ヘッドコーチコメント等の記者会見でのコメントは、リーグワンホームページ試合レポートをご確認ください。
【ピックアップ写真】
↑プライヤー・オブ・ザ・マッチにはタックルやブレイクダウンで奮闘した末永選手
↑マキシ選手の突進は攻撃に勢いを与えた
↑海士選手はタックルやジャッカルでも貢献
↑フォーリー選手はゴールキックで16点を獲得
↑この試合でスピアーズファーストキャップを獲得した加藤選手
↑この試合でスピアーズファーストキャップを獲得した島田選手
【次戦についてのお知らせ】
NTTリーグワン2022-23 第2節
相手:横浜キヤノンイーグルス
日程:12月25日(日)12時キックオフ
場所:昭和電工ドーム大分
【次戦の観戦情報】
ホスト&ビジター:ビジター
ジャージ:セカンドジャージー
チケット情報
一般販売中
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11027060
TV放映
J-SPORTS2
https://www.jsports.co.jp/program_guide/03/12/96016_2268434
配信:J-SPORTSオンデマンド
【ラグビー用語解説】
*
1.ブレイクダウン
ラックの攻防のこと。ターンオーバーやペナルティは、ブレイクダウンの際に起こることも多い
2.TMO
テレビジョン・マッチ・オフィシャル、つまりビデオ判定のこと
3.ジャッカル
タックルをされたプレーヤーからボールを奪うプレー。アタック側にオーバーを入られるまでのほんの1〜2秒で奪う瞬間技
4.モールアンプレアブル
モールで一定時間ボールが出ない状況のこと。守備側のスクラムで再開
5.ハイパント
ボールを高く蹴り、味方と相手で競り合わせるキックのこと
6.ターンオーバー
攻守が逆になること。相手ボールを奪うこと。攻守が切り替わるタイミングのためディフェンス側の陣形が整わず、一般的にはチャンスとなることが多い