NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 第4節 試合結果
23.01.14(土)14:30キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 40 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 14 |
後半 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 26 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
NECグリーンロケッツ東葛 |
||||||
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合計 | 7 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 |
後半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 加藤一希 |
2 | スカルク・エラスマス |
3 | オペティ・ヘル |
4 | 青木祐樹 |
5 | ルアン・ボタ |
6 | トゥパフィナウ |
7 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ(Cap) |
8 | ファウルア・マキシ |
9 | 谷口和洋 |
10 | 押川敦治 |
11 | 木田晴斗 |
12 | 立川理道 |
13 | ライアン・クロッティ |
14 | 根塚洸雅 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 杉本博昭 |
R | 山本剣士 |
R | 北川賢吾 |
R | デーヴィッド・ブルブリング |
R | 末永健雄 |
R | 藤原忍 |
R | バーナード・フォーリー |
R | 島田悠平 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
谷口和洋 | 1 | 5 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 2 | 4 | |||
谷口和洋 | 1 | 5 | |||
スカルク・エラスマス | 1 | 5 | |||
ライアン・クロッティ | 1 | 5 | |||
バーナード・フォーリー | 2 | 4 | |||
木田晴斗 | 2 | 10 | |||
島田悠平 | 1 | 2 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 前半23分 | 1→17 |
入替 | 後半12分 | 3→18 |
入替 | 後半12分 | 9→21 |
入替 | 後半12分 | 10→22 |
入替 | 後半18分 | 2→16 |
入替 | 後半18分 | 5→19 |
入替 | 後半18分 | 8→20 |
入替 | 後半27分 | 15→23 |
レポート
開幕から2勝1分で3節終了時点で2位に位置しているスピアーズは、NECグリーンロケッツ東葛と対戦。
千葉ダービーとなる本節は、スピアーズのホストゲーム「えどりく」での開幕戦となります。
スピアーズは、この試合をこれまでの3試合から多くのメンバーを入れ替えた布陣で臨みます。
特に注目は、2番エラスマス選手、4番青木選手、10番押川選手の先発組。
そして、リザーブには山本選手や北川選手、島田選手が入ります。
長いシーズンで優勝を目指すスピアーズにとって、こうして調子のいい選手を出場させながらローテーションを組むことは、コンディション面や選手間での競争、戦略のオプションを増やすなどの多くの意味で非常に重要です。
実際にこの試合では、そうした今後の成長が期待できる試合内容となりました。
試合当日は雨。ですが開場前からえどりく前に長蛇の列ができ、多くのオレンジアーミーがこのえどりくでのホストゲームを楽しみにしていただことがうかがえます。
そんなホストゲームへの期待に応えらえるよう、チームは様々なファンサービスを用意して、お迎えしました。
前半:あと一歩の40分、谷口選手の2トライでリード
小雨振る中スピアーズボールでキックオフした前半は、拮抗した40分となります。
まず先制はスピアーズ。敵陣でのプレッシャーからキックを蹴らせると、一旦フォワードでポイントを作ってから、左サイドへ展開。ロングラパスから木田選手がもらうと大胆にライン際を突破。この突破を読んでフォローについていた谷口選手にパスするとそのまま走り切りトライ。ファンデンヒーファー選手のゴールも決まり、開始4分で7-0と先制します。
この先制で試合の主導権を握るかと思いますが、グリーンロケッツの猛攻にあい、自陣での展開が続く場面になります。スクラムやラインアウトで優勢に進めますが、なかなか脱出することができず、ラインアウトモールからトライを奪われ、17分に同点となります。
ここから勝ち越しを目指し、スピアーズは敵陣でのプレーを続けますが、攻めあぐねる時間が続きます。
エリアもポゼッションもスピアーズ優位に進めるものの、グリーンロケッツの1対1の気持ちの入ったディフェンスで取り切れません。また、あと一歩のところでのミスやレフリングに対して適応できない場面があり、選手たちにとってはフラストレーションが続く時間帯となりました。
しかし、それでも試合終了間際には我慢強い中盤のアタックから敵陣ゴール前でラインアウトのチャンスを得ると、モールのフェイントから近場に突進しラックを作り、谷口選手が逆サイドに持ち込み、勝ち越しトライ。
昨季のグリーンロケッツ戦でも4トライを獲った谷口選手の2トライで、14-0で前半を終えます。
後半:ハーフタイムで修正、4トライで引き離す
後半はキックオフからさっそくオペティ選手のラインブレイクでアグレッシブなプレーを見せます。
後半4分には、相手に攻め込まれたところでペナルティキックを狙われますが、これが不成功。逆にファンデンヒーファー選手のロングキックから相手の反則を誘い、ゴール前10m付近でのラインアウトのチャンスを得ます。
ラインアウトモールを縦に長く組み、10mを押し切り、エラスマス選手がトライ。ピンチをチャンスに変えて、得点に繋げたこのトライでスピアーズはペースを奪います。
12点差となり、3トライ差以上のボーナスポイントを狙うスピアーズは、後半12分に9番10番のハーフ団を交替。さらにテンポを上げて、ゲームをコントロールします。24分には敵陣ゴール前でプレッシャーをかけ、相手のファンブルからクロッティ選手が反応し、24分に追加点を獲得します。
その直後には、ディフェンスでのプレッシャーから相手オフロードパスに反応した、木田選手がインターセプト*1。50m近くを走り切るトライで引き離します。
(ゴール成功で前半27分33-7)
34分にもゴール前のペナルティから交替した9番藤原選手がクイックスタート*2でフォーリー選手→木田選手と繋ぎトライ。40-7で勝利を決定づけます。
点差を詰めようと最後まで攻めるグリーンロケッツにアタックを、最後までスピアーズは守り切り、最終スコア40-7で勝利しました。
拮抗した前半で出た課題をハーフタイムに修正。自分たちのプレーにフォーカスすることで、相手のミスからじわじわとペースを奪い、選手を入れ替えながらラスト20分で引き離す。
全メンバーが80分を通してゲームをコントロールするスピアーズの成長が見られる一戦で、ホスト開幕戦を勝利でスタートを切りました。
スピアーズはこの試合で勝ち点5を加え、合計16点でディビジョン1 2位に位置しています。
★この試合のハイライト映像や記者会見レポートは、リーグワン公式ホームページの試合情報からご確認ください↓
https://league-one.jp/match/23994
【ピックアップ写真】
↑プレイヤーオブザマッチには谷口選手が選ばれました
↑リーグワン初出場となるエラスマス選手
↑初先発の押川選手は後半の途中まで司令塔としてゲームをコントロール
↑負傷交替により前半から出場した山本選手は、ワークレートで貢献
↑途中出場で難しい角度のゴールも得点し、リーグワン初得点となった島田選手
【次戦についてのお知らせ】
NTTリーグワン2022-23 第5節
相手:コベルコ神戸スティーラーズ
日程:1月21日(土)14時30分キックオフ
場所:江戸川区陸上競技場
【次戦の観戦情報】
ホスト&ビジター:ホスト
ジャージ:BLKスペシャルジャージー
チケット情報
一般販売中
詳しくはこちらのページから
TV放映
J-SPORTS1
https://www.jsports.co.jp/program_guide/03/12/96524_1267048
配信:J-SPORTSオンデマンド
【ラグビー用語解説】
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1.インターセプト
パスカットのこと。一瞬で攻防が逆になるので、インターセプトされた場合はそのまま走り切られトライになることが多い。バックスの選手など、インターセプトを狙っている選手は多い
2.クイックスタート
ペナルティやフリーキックなどで、手に持っていうボールを軽く蹴って浮かして、すぐにプレーを再開すること。時間のない場合や、相手ディフェンス陣形が整っていない場合に行うことが多い。