GAME試合結果

NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 第6節 試合結果

23.01.29(日)14:30キックオフ


クボタスピアーズ
合計 40
T G PT PG DG
前半 3 3 0 1 0 24
後半 1 1 0 3 0 16
VS
合計
 
前半
後半

リコーブラックラムズ東京
合計 38
T G PT PG DG
前半 2 2 0 0 0 14
後半 4 2 0 0 0 24

出場選手

# スターティングメンバー
1 海士広大
2 マルコム・マークス
3 オペティ・ヘル
4 堀部直壮
5 青木祐樹
6 トゥパフィナウ
7 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
8 末永健雄
9 藤原忍
10 バーナード・フォーリー
11 ゲラード・ファンデンヒーファー
12 立川理道(Cap)
13 ライアン・クロッティ
14 根塚洸雅
15 島田悠平

リザーブメンバー

# リザーブメンバー
R 杉本博昭
R 山本剣士
R 松波昭哉
R 松井丈典
R 玉置将也
R 谷口和洋
R リカス・プレトリアス
R テアウパシオネ

個人得点

氏名 T G PG DG
バーナード・フォーリー 4 4 20
青木祐樹 1 5
藤原忍 1 5
根塚洸雅 1 5
テアウパシオネ 1 5

レポート

第6節となった今シーズンも交流戦がスタート。交流戦第1戦目は、昨シーズンは直前での中止となってしまったリコーブラックラムズ東京との対戦です。

公式戦では2018年12月15日以来となる久しぶりの対戦となるこのカード。歴史的にも拮抗した試合が多く、順位としてはスピアーズが上位にいますが、簡単な相手ではありません。

実際に試合内容は「えどりく」史上最も緊張感のある80分となりました。

試合当日はえどスピSDGsスペシャルマッチとして、スピアーズ選手たちはSDGsスペシャルジャージーでのプレーとなりました。




前半:連続3トライも残り10分で失速

晴天でほぼ無風のなかブラックラムズボールのキックオフでスタート。キックオフ直後から敵陣からのキック、そしてディフェンスでプレッシャーをかけて敵陣で反則を得ると、ショットを選択。フォーリー選手のペナルティゴール成功により前半5分に3-0と先制に成功します。


続く、リスタートからはブラックラムズの猛攻を受け、ゴールラインまで迫られるものの、ブレイクダウン*1で圧をかけ、反則を奪い脱出。このあとのラインアウトから、モールを組みショートサイドに展開。ライン際でボールを貰ったファンデンヒーファー選手が相手をかわしながら大きく前進すると、藤原選手がテンポよくボールをさばき近場を攻撃。

ゴール前に迫ったところ、青木選手が相手のタックルを潜るようにして手を伸ばしグラウディング*2
TMO*3の結果、トライが認められ、ゴール成功で10-0とします。

その2分後には、ラインアウトからマークス選手がターンオーバー*4するとグラウンド中央付近でポイントを作り、人を寄せたところに右サイドに展開。フォーリーが抜け出したところ、藤原選手に繋ぎそのままトライ。ゴールも成功させて17-0。


3トライ目は立川選手のキックから。
中盤でのスピアーズボールで、相手ディフェンス陣形を見て、ディフェンス裏に転がすキック蹴り、ゴールライン直前で相手に取らせます。これにマークス選手がタックルで相手を押し出すと、ゴール前ラインアウトのチャンス。


ここからモールを組んで崩れたところに、立川選手にボールを出すと再度キック。
このボールは右サイドで待っていた根塚選手がキャッチし、相手を振り払いトライ。
ゴールも成功し、前半が折り返す前に24点差を作ります。


このままスピアーズペースでゲームが進むか、と思ったところそうはさせなかったのが難敵ブラックラムズ。

20分~30分に掛けて、スピアーズ陣でブラックラムズが攻撃を仕掛けます。スピアーズも激しいブレイクダウンとすぐに立ち上がり人数を減らせないハードワークで取らせません。しかし、反則の連続でなかなか敵陣に入ることができません。

この自陣での防戦一方の展開で、フォーリー選手が故意にボールを落としたとしてシンビン*5。14人で前半の残りを戦うことになります。

33分にモールを真っ直ぐに押されトライを奪われ、ここまで動かなかった相手の得点が動くと、キック合戦の攻防から中盤を相手6番にブレイクされ連続トライを許します。

前半を終えて24-14と、最後10分のシンビンの時間帯に耐え切れず、相手に流れを奪われて試合を折り返します。



後半:主導権が互いに行き来する中、僅差で勝利

後半は、フォーリー選手がシンビンから戻りプレーに参加。再度、ここから立て直したいところ、スピアーズは敵陣でしぶとくアタック。ですが、幾度にもわたる攻撃でも前にでることはできず逆に相手にボールを奪われます。

ターンオーバーしたボールをスピアーズのインゴールに蹴り込まれ、互いにボールを追いますがブラックラムズがボールを置き、ブラックラムズが後半先制。24-21とします。


ここでクロッティ選手と立川選手の両センターが負傷により交替。変わりに初出場となるリカス選手とテアウパ選手が入ります。

その交替した二人がスクラムから出たボールから繋いで後半11分にテアウパ選手がトライ、ゴール成功で31-21となります。



続いて17分にもペナルティゴールを決め34-21と13点差。前半からこうしてコツコツと確実に稼いだペナルティゴールが、最終的な勝敗を分けます。


依然としてペースを互いに譲らず後半も20分をすぎた頃、中盤での相手ボールラインアウトからインサイドを突破されそのまま走り切られてて、6点差まで詰められてしまいます。 その後、スピアーズが3点を奪ったところ、キック処理でのミスから相手にボールを拾われ40m走り切られトライ、そしてゴール成功。

直後の後半30分にも、ブラックラムズが中盤からパスを繋いだところキックをインゴールに転がされます。
これを互いに追いかけ谷口選手が先に追いつきボールに触れますがこれがファンブルし相手の胸元に。これをグラウディングされてしまいトライ、37-38とついに逆転されてしまいます。

3本続けての中盤から一瞬でのトライ。前半の序盤でスピアーズが取った3本のトライをお返しされたかのような相手の猛撃を受け、1点のビハインド。時間は残り9分。この9分間は、会場に歓声と悲鳴が混在するピリピリとした時間となりました。


リスタートから、相手の反則が続き34分にはペナルティゴールを選択し一度は外しますが、37分のペナルティゴールではきっちりとフォーリー選手が決め40-38と再度逆転に成功します。

リスタートしてからの残り約3分。自陣からボールをキープしてキックで脱出を試みますが、このキックで相手にチャージを許し、ボールを奪われ相手アタック。ここでゴールほぼ真正面でスピアーズは反則を奪われ、相手はショットを選択。点差は2点。このゴールが成功すれば3点追加で逆転され、そのまま試合終了となります。


ただ、このキックは決まらず、最後まで競ったこの試合は40-38でスピアーズの勝利となりました。

トライ数はスピアーズ4に対してブラックラムズは6。 後半だけの得点で言えば16-24と、スピアーズにとって厳しい時間が続く試合となりました。そうした中80分通して確実にゴールを成功させることで勝利に繋げました。うまくいかない中でも、こうして勝って反省できることは財産です。

チーム全員でさらに成長しながら、続く第7節も戦っていきます。



★現在の順位
スピアーズはこの試合で勝ち点4を加え、合計24点でディビジョン1 2位に位置しています。


★この試合のハイライト映像や記者会見レポートは、リーグワン公式ホームページの試合情報からご確認ください↓
https://league-one.jp/match/24009



【ピックアップ写真】


↑2年ぶりの先発となった堀部選手



↑クロッティ選手は後半退場したが安定したプレーを見せた



↑ボールを持てば確実にゲインし、ディフェンスでも確実に止めるファンデンヒーファー選手



↑緊迫の場面での初出場となった玉置選手



↑リカス選手はスピードも持ち味、今回初出場だがこれからのプレーに期待




【次戦についてのお知らせ】

NTTリーグワン2022-23 第7節
相手:トヨタヴェルブリッツ
日程:2月4日(土)14時30分キックオフ
場所:パロマ瑞穂ラグビー場


【次戦の観戦情報】
ホスト&ビジター:ビジター
ジャージ:ファーストジャージー


チケット情報
一般販売中
詳しくはこちらのページから

TV放映
J-SPORTS2
https://www.jsports.co.jp/program_guide/03/12/96824_2269761

配信:J-SPORTSオンデマンド




【ラグビー用語解説】


1.ブレイクダウン
ラックの攻防のこと。ターンオーバーやペナルティは、ブレイクダウンの際に起こることも多い。

2.グラウディング
ボールを地面につけること。インゴールで行うことでトライが認められます。

3.TMO
テレビジョン・マッチ・オフィシャル、つまりビデオ判定のこと。

4.ターンオーバー
攻守が逆になること。相手ボールを奪うこと。攻守が切り替わるタイミングのためディフェンス側の陣形が整わず、一般的にはチャンスとなることが多い。

5.シンビン
イエローカード、反則による10分間の退場。


プラチナパートナー

  • 興和株式会社(バンテリン)

ダイヤモンドパートナー

  • 冨士機材
  • 新潟クボタ

ゴールドパートナー

  • 株式会社関東甲信クボタ
  • BLK
  • クボタ建機ジャパン
  • きらぼし銀行
  • 桐井電設工業株式会社
  • 株式会社オーティーエス(OTS)
  • 陽光産業株式会社(トキビル)
  • 東京ベイ信用金庫

オフィシャルパートナー

  • 大成建設株式会社
  • 国分グループ
  • 安藤ハザマ(安藤・間)
  • ジーマックスエネルギー株式会社
  • トーエネック
  • NIYU(二友組)
  • 株式会社ミクニ

事業連携パートナー

  • 桐井電設工業株式会社
  • 株式会社オーティーエス(OTS)
  • 株式会社日本オフィスオートメーション
  • 陽光産業株式会社(トキビル)
  • 河内屋酒販株式会社
  • 日の丸自動車興業株式会社
  • 朝日信用金庫
  • 大宝商事株式会社
  • 日本鋳造
  • 栗山自動車工業

地域連携パートナー

  • 東武百貨店船橋
  • 東武トップツアー株式会社
  • イオンモール成田
  • HUB
  • やます
  • ダイドードリンコ株式会社
  • 医療法人財団京映会
  • BC Japan
  • 北海道クボタ

サプライヤー

  • ジースター
  • 大塚製薬株式会社
  • 健康体力研究所(Kentai)
  • 国士舘大学
  • オンワード
  • VENEX(ベネクス)

チケットパートナー