NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 第1節試合結果
23.12.10(日)14:30キックオフ
クボタスピアーズ |
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合計 | 26 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 |
後半 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 19 |
VS |
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合計 |
前半 |
後半 |
東京サントリーサンゴリアス |
||||||
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合計 | 52 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 35 |
後半 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 17 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 紙森陽太 |
2 | 杉本博昭 |
3 | オペティ・ヘル |
4 | JD・シカリング |
5 | デーヴィッド・ブルブリング |
6 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ |
7 | 末永健雄 |
8 | ファウルア・マキシ |
9 | 藤原忍 |
10 | バーナード・フォーリー |
11 | 木田晴斗 |
12 | 立川理道(Cap) |
13 | リカス・プレトリアス |
14 | 根塚洸雅 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | スカルク・エラスマス |
R | 海士広大 |
R | 北川賢吾 |
R | ルアン・ボタ |
R | 青木祐樹 |
R | 古賀駿汰 |
R | テアウパシオネ |
R | 金秀隆 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
デーヴィッド・ブルブリング | 1 | 5 | |||
バーナード・フォーリー | 3 | 6 | |||
オペティ・ヘル | 1 | 5 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 1 | 5 | |||
スカルク・エラスマス | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半13分 | 2 → 16 |
入替 | 後半13分 | 1 → 17 |
入替 | 後半13分 | 5 → 19 |
入替 | 後半13分 | 13 → 22 |
入替 | 後半19分 | 3 → 18 |
入替 | 後半19分 | 6 → 20 |
入替 | 後半19分 | 9 → 21 |
入替 | 後半19分 | 14 → 23 |
レポート
遂に開幕となったNTTリーグワン2023-24。
その第1節は、昨年の開幕戦と同じサントリーサンゴリアス東京との対戦です。
昨シーズンの同カードの開幕戦は相手のホーム味の素スタジアムで18年ぶりの勝利を手にし、その開幕戦勝利の勢いで悲願の優勝まで駆け抜けました。開幕戦からいいスタートを切ることは、シーズン通しても重要な試合です。
この試合にスピアーズは、プレシーズンマッチで調子の良さを見せた選手を選出。1番には紙森選手、3番には今シーズンからカテゴリAとなったオペティ選手、4番には新加入のシカリング選手を置きます。
バックスは昨シーズンとほぼ同じメンバー構成ですが、リザーブには公式戦初出場となる古賀駿汰選手が控えます。
対する相手は、新入団選手となるカテゴリCの選手を先発させます。
昨シーズンの因縁の対決、そしてワールドカップ出場選手たちの出場と、この試合は多くの注目が集まりました。
当日は12月とは思えない天候で、青い空が広がる秩父宮ラグビー場に18000人を超える来場者が訪れました。
前半:キックオフ直後から相手にペース握られる
スピアーズのレシーブで始まった前半。キックオフ直後からサンゴリスの気迫に満ちたプレーを受けてしまいます。
レシーブしたボールをスピアーズが蹴って脱出を試みようとしたところで、藤原選手が相手の素早い出足のディフェンスにつかまり、簡単には相手エリアに進入できません。
そして、自陣での相手ボールラインアウトから右サイドに突破されると、その後は自陣ゴール前スクラム。そこからサンゴリスはハーフからの短いパスからダイレクトにフォワード選手を当てる連続攻撃で前にでてトライを奪います。
開始3分で相手の先制を奪われたスピアーズ。
試合後立川選手も「サンゴリス相手に追う展開にはしたくなかった」と語る通り、リードしたサンゴリスはその後もペースを握り続けます。
サンゴリアスは11分、19分と立て続けにバックスでトライを奪い、前半20分で0-21と点差が離されます。
ただここまでフォワードでの攻防やバックスリーの選手たちの突破など、各所でいいプレーを見せていたスピアーズは、21分のスクラムからバックスのサインプレーで根塚選手が前にでるとフォワードが近場を突進。フォローに入っていたブルブリング選手は相手のディフェンスの空いたスペースを見逃さずそのままボールを持ち出してインゴールへ。7-21で取り返します。
しかしスピアーズはこの日、いいプレーがあってもそれが続きません。逆にサンゴリアスは、確実にチャンスを活かし、26分にはスクラムからの1次攻撃であっさりとトライ。前半終了間際にはスクラムでスピアーズが反則、ゴール前に入られて外に展開されてトライを奪われるなど、前半だけでで5トライを取られ、追加点がないまま7-35で折り返します。
後半:先制するもいい流れが続かず
選手交代なくスタートした後半。
得点はスピアーズ側から動きます。きっかけはディフェンスから。
相手の脱出のシーンで球際にプレッシャーをかけると相手の突進をすぐに止めて、末永選手とラピース選手の両フランカーがブレイクダウンで絡みます。相手ボールのファンブルを誘うと、それを拾ったのはオペティ選手。そのまま相手をはじき倒してトライを決めて後半先制に成功します。
6分に相手に取り返されるも、スピアーズは13分と19分にリザーブ選手を投入して追加点を狙うと、後半25分には全員でボールを繋げて、積極的に突破を狙っていたファンデンヒーファー選手がラインブレイク。ゴール中央にトライを決めて、ゴールも決まり21-40とします。
直後にサンゴリアスにトライを取られますが、対するスピアーズも34分にモールからエラスマス選手が抜け出してトライ26-47に。
点差と残り時間を考えても追いつくことも7点差以内のボーナス獲得も難しい展開に。
オレンジに染まった会場のファンのためにも最後まで粘り強いラグビーを見せたい所でしたが、終了間際に相手フォワードの近場の攻撃をとめきれずに5点を追加され、26-52というスコアでノーサイドとなりました。
結果としては、ダブルスコアの完敗。
スピアーズの開幕ホストゲームは悔しい一戦となりました。
ただ、それは「昨シーズンの王者」や「昨季3戦全勝」といった過去の結果を、改めて取り払ういいきっかけとも捉えられます。
ワールドカップを終え、多くの世界的有名選手が集う今季のリーグワン。どのチームも戦力を充実させ、これまでの戦績は通用しません。
スピアーズはこうした歴史を何度も繰り返しながら、一歩一歩強くなってきたチームです。だからこそチームはこれまでやってきたことを信じ、一戦一戦に挑み続けていきます。
★現在の順位
10位(勝ち点0)
★この試合のハイライト映像や記者会見レポートは、リーグワン公式ホームページの試合情報からご確認ください↓
https://league-one.jp/match/25560
【ピックアップ写真】
↑根塚選手はこの日接点の強さも見せ外側からチームに勢いを与えた
↑積極的な仕掛けでアグレッシブな姿勢を見せたファンデンヒーファー選手
↑シカリング選手はスピアーズ公式戦初出場。セットプレーや接点で要となる存在
↑初キャップを獲得した古賀選手。いい突破も見せて会場をわかせた
↑試合前はオレンジロードを通って声援を横に会場入りする選手たち
【次戦についてのお知らせ】
NTTリーグワン2023-24 第2節
相手:三重ホンダヒート
日時:12月16日(土)12時10分キックオフ
場所:三重交通G スポーツの杜 鈴鹿
観戦:チケット発売中