GAME試合結果

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 第3節試合結果

23.12.24(日)14:30キックオフ


クボタスピアーズ
合計 19
T G PT PG DG
前半 1 1 0 0 0 7
後半 2 1 0 0 0 12
VS
合計
 
前半
後半

静岡ブルーレヴズ
合計 23
T G PT PG DG
前半 2 0 0 2 0 16
後半 1 1 0 0 0 7

出場選手

# スターティングメンバー
1 海士広大
2 デイン・コールズ
3 松波昭哉
4 青木祐樹
5 ルアン・ボタ
6 トゥパフィナウ
7 末永健雄
8 ファウルア・マキシ
9 藤原忍
10 バーナード・フォーリー
11 木田晴斗
12 立川理道
13 テアウパシオネ
14 ゲラード・ファンデンヒーファー
15 リアム・ウィリアムズ

リザーブメンバー

# リザーブメンバー
R スカルク・エラスマス
R 紙森陽太
R 才田智
R JD・シカリング
R アシペリ・モアラ
R 古賀駿汰
R ハラトア・ヴァイレア
R 金秀隆

個人得点

氏名 T G PG DG
バーナード・フォーリー 1     5
ゲラード・ファンデンヒーファー   2 4
木田晴斗 1   5
テアウパシオネ 1   5

レポート

今シーズン3戦目は2023年ラストマッチ。
大阪・ヨドコウ桜スタジアムでのホストゲームで、静岡ブルーレヴズを迎えて戦います。


スピアーズは前節に続いて勝利し、2勝1敗で勝ち越して年越しできるか。対するブルーレヴズはここまでいい試合こそしているものの勝ち星に恵まれない中、悲願の白星を得て来年を迎えるか。
互いに負けられない理由があるこの試合は、ラスト1プレーで勝負が決する名勝負となりました。

今回は大阪での試合となりますがホストゲームとして多くのお客様にご来場いただきました。



前半:先制するも反則が響きリズムに乗れず

スピアーズボールでキックオフした前半。互いキックによる陣地取りから得点の機会を作りにいきます。そんななか先にチャンスを作ったのはブルーレヴズ。
スピアーズは反則からゴールラインを背負ってラインアウトとすると相手モールから連続攻撃を仕掛けられます。


あわやトライといった場面もありますがこれをしのぐと次にチャンスを作ったのはスピアーズ。相手がボールをファンブルしたところから一気にゴール前まで迫り、リアム選手がトップスピードでボールをもらうも、ここで反則があり得点には繋げられません。

この試合の序盤はこうしたペースの奪い合いが続き、互いに一歩も引かない時間が続きます。特にスピアーズが苦しんだのは規律の部分。スピアーズは前半だけで二桁のペナルティを犯し、これが前半リズムに乗り切れない要因となります。


しかし、そんななかスコアボードを動かしたのは、バーナード・フォーリー選手の勇気のあるプレーでした。
中盤でのスピアーズボールのラインアウトからサインプレーを用いてトゥパ選手がライン際を抜け出すと、相手のディフェンス裏にキック。一旦相手ボールになりますが、ボールを動かそうとしたところでインゴールでファンブル。これに真っ先に反応したフォーリー選手は、トップスピードでこのボールに滑り込み相手との競り合いの末にグラウディング。
ビデオ判定の結果、トライが認められてゴールも決まり7点を先制します。



しかし、このプレーによりフォーリー選手が負傷交代。ハラトア選手が出場し、立川選手がスタンドオフに。

こうした予期せぬポジションの変更に加え、この後も反則が続き、前半24分に反則をきっかけにモールを押し込まれて5点を返されます。直後の29分にもモールから失点。7対10と逆転を許します。


取り返したいスピアーズは、リアム選手が自ら蹴ったボールをキャッチしたところから、ヴァイレア選手が抜け出すプレーなど幾度からのチャンスを作りましたが、ミスや反則で得点には繋がりません。

対してブルーレヴズは、スピアーズの反則をうまく活かして35分、39分にペナルティゴールで6点を追加。7対16とリードを広げられて前半を折り返します。


前半は、スピアーズにとっては司令塔の負傷と繰り返される反則、逆境が続く40分となりました。ですが、こうした予期せぬことが起こるのもまたラグビー。ハーフタイムでのスピアーズの修正力が試される後半となります。


後半:耐えに耐えてついに逆転。しかし勝負はラスト1プレーで決まる

メンバーを変えずに臨んだ後半。
点数はさっそくスピアーズに動きます。
前半2分、スピアーズは中盤でモールを組みこれを押し込みます。中央付近に押し込みながらボールをショートサイドに出すと、立川選手がボールを貰い、相手陣形を見て左足でキック。このボールに木田選手が反応し、バウンドを見て落ち着いてインゴールに抑えます。


ビデオ判定の結果、トライが認められ12対16の4点差。またこの後6分から15分に掛けてリザーブの選手を投入し、逆転を狙いにきます。



ですが、後半10分過ぎから苦しい時間が続きます。ここまで劣勢となっているスクラムを再三にわたり自陣ゴール前で組まれ防戦一方の展開に。
相手もここでトライを決めようとスクラムを選択し続けますが、これを何とかしのぎピンチを脱出。


ですが、その後のラインアウトでは反則が続いたとしてシカリング選手がシンビンにより一時退場。このタイミングでスクラムを選択されたスピアーズは、トゥパ選手をロック。ヴァイレア選手をフランカーに入りスクラムを組み、その後のディフェンスでミスを誘ってこのピンチを耐えます。


耐えるスピアーズ、取りたいブルーレヴズ。一進一退の攻防が長い時間続きます。
刻々と時間は過ぎ4点差のまま後半30分に。ここで長い時間自陣で戦っていたスピアーズがやっと相手陣に進入。シンビンでひとり少ないものの逆転に向けてやっと来たこのチャンスを逃しません。

中盤でのスクラムを起点に連続攻撃からのハイパント。これを金選手がキャッチしてさらに連続攻撃を続けると、相手ディフェンス陣形が乱れたところでトゥパ選手が強さを活かしてラインブレイク。



これでゴール前まで迫ると、一旦左サイドに振ってからさらに逆サイドに展開。最後は金選手のロングパスをうけたテアウパ選手が右サイドに飛び込み、34分に逆転トライを奪います。ファンデンヒーファー選手のゴールも決まり、19対16、残り5分で3点をリードします。



ディフェンスで耐え忍んだ末、少ないチャンスをものにした逆転劇。さらに一時退場していたシカリング選手もプレーに戻り、あとはこのままスピアーズがボールを保持してゲームを締めるだけ。

そんな状況でしたが、そうはさせなかったのはブルーレヴズの拘りぬいたスクラムと、この試合スピアーズが苦しんだ自分たちの規律でした。

後半36分のブルーレヴズ陣でのスピアーズボールスクラム、これをブルーレヴズの強烈なプレッシャーを受け、ボールを奪われます。

その後中盤で一旦マイボールにするも、ここでこの日19個目の反則を犯し、再び相手ボールに。
ラスト1プレー、試合経過80分のホーンと共にブルーレヴズが連続攻撃を始めます。時間にして2分半、フェーズにして19フェーズ、互いに苦しい時間帯でスピアーズがこの日粘りを見せていたディフェンスでなんとか食い止めます。しかし、20フェーズ目での相手10番の突進を止めきれずトライを奪われ、ゴールも決まり19対23。そのままノーサイドとなり、敗戦となりました。


耐えに耐えて逆転、やっと掴んだと思ったところでこぼれ落ちた勝利。チームにとってこれほど落胆する試合はないのかもしれません。

ですが内容を振り返れば反則数やエリア、ボール保持率などの数値面で相手が圧倒。また自陣ゴールラインを越えられる機会が幾度もありました。それに加えて司令塔の負傷といったアクシデント。

そうした劣勢の場面でも、前を向き諦めずプレーし続けた結果が後半34分の逆転トライに繋がりました。
悔しい結果となりましたが、こうした明るい部分も課題となる部分とも向き合って、次節の勝利に繋げていきます。



★現在の順位
8位(勝ち点6)

★この試合のハイライト映像や記者会見レポートは、リーグワン公式ホームページの試合情報からご確認ください↓
 https://league-one.jp/match/25571?t1=2



【ピックアップ写真】


↑初出場となるデイン選手はボールキャリアなどで「らしさ」を見せました



↑リアム選手は自身でも見てほしいプレーのひとつとしてコメントしたハイボールキャッチで貢献



↑リザーブからの出場でリーグワン初キャップを獲得したアシペリ選手



↑トライも阻止し、ディフェンスで貢献する末永選手



↑トゥパ選手は持ち前のランでチャンスを作りました



【次戦についてのお知らせ】

NTTリーグワン2023-24 第4節 
相手:東芝ブレイブルーパス東京
日時:1月7日(日)14時30分キックオフ
 場所:等々力陸上競技場
観戦:チケット発売中


プラチナパートナー

  • 興和株式会社(バンテリン)

ダイヤモンドパートナー

  • 冨士機材
  • 新潟クボタ

ゴールドパートナー

  • 株式会社関東甲信クボタ
  • BLK
  • クボタ建機ジャパン
  • きらぼし銀行
  • 桐井電設工業株式会社
  • 株式会社オーティーエス(OTS)
  • 陽光産業株式会社(トキビル)
  • 東京ベイ信用金庫

オフィシャルパートナー

  • 大成建設株式会社
  • 国分グループ
  • 安藤ハザマ(安藤・間)
  • ジーマックスエネルギー株式会社
  • トーエネック
  • NIYU(二友組)
  • 株式会社ミクニ

事業連携パートナー

  • 桐井電設工業株式会社
  • 株式会社オーティーエス(OTS)
  • 株式会社日本オフィスオートメーション
  • 陽光産業株式会社(トキビル)
  • 河内屋酒販株式会社
  • 日の丸自動車興業株式会社
  • 朝日信用金庫
  • 大宝商事株式会社
  • 日本鋳造
  • 栗山自動車工業

地域連携パートナー

  • 東武百貨店船橋
  • 東武トップツアー株式会社
  • イオンモール成田
  • HUB
  • やます
  • ダイドードリンコ株式会社
  • 医療法人財団京映会
  • BC Japan
  • 北海道クボタ

サプライヤー

  • ジースター
  • 大塚製薬株式会社
  • 健康体力研究所(Kentai)
  • 国士舘大学
  • オンワード
  • VENEX(ベネクス)

チケットパートナー