NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 第6節試合結果
24.01.27(土)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
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合計 | 18 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
後半 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 13 |
VS |
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合計 |
前半 |
後半 |
リコーブラックラムズ東京 |
||||||
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合計 | 17 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
後半 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 海士広大 |
2 | デイン・コールズ |
3 | 松波昭哉 |
4 | ヘルウヴェ |
5 | デーヴィッド・ブルブリング |
6 | トゥパフィナウ |
7 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ |
8 | 末永健雄 |
9 | 藤原忍 |
10 | 立川理道(Cap) |
11 | 木田晴斗 |
12 | リカス・プレトリアス |
13 | テアウパシオネ |
14 | 根塚洸雅 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | スカルク・エラスマス |
R | 紙森陽太 |
R | 才田智 |
R | ルアン・ボタ |
R | アシペリ・モアラ |
R | 岸岡智樹 |
R | ハラトア・ヴァイレア |
R | 金秀隆 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
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根塚洸雅 | 2 | 10 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 1 | 2 | 8 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
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入替 | 後半10分 | 1 → 17 |
入替 | 後半10分 | 4 → 19 |
交替(HIA) | 後半13分 | 10 → 21 |
入替 | 後半13分 | 13 → 22 |
入替 | 後半22分 | 2 → 16 |
入替 | 後半22分 | 3 → 18 |
レポート
第6節は交流戦がスタートし、カンファレンスBのブラックラムズ東京との対戦です。昨シーズンの同カードでは、最後までもつれる展開の末に2点差で勝利した手ごわい相手。ビジターゲームとなるこの一戦をスピアーズは前節のスティーラーズ戦からほぼメンバーを変えずに臨みますが、試合当日にマキシ選手がコンディション不良のためアウト。リザーブだったトゥパ選手が先発に入り、リザーブにはアシペリ選手が急遽メンバーインとなりました。
前半:終始攻め込むも結果に出ずリード許す
スピアーズボールでキックオフした前半、やや風下となったグラウンドコンディションでスピアーズはポゼッション(ボールキープ)を意識した攻撃を続けます。
それはキックオフしたボールを根塚選手が競り合いマイボールにした状況から続き、前半10分まではスコアこそないもののほぼ敵陣でボールを保持し続けます。
ただ12分にはターンオーバーボールから相手スタンドオフに走られ中盤から突破を許すと、そのまま繋がれ失点。0対5と先制を許します。
攻めているのはスピアーズだけに、悔しい失点。ですが、この後もスピアーズはこれまで通りジリジリと相手陣で攻め続け、20分にはゴール前をモールで押し続けたところから右サイドに展開し、根塚選手が先制を決め5対5と同点に。
同点に持ち込んだのもつかの間、その4分後にはこの日初めて敵陣に攻め込まれ連続攻撃を許すと近場を止めきれずトライを許し、勝ちこされて再度5点差に。
ここからは互いに追加点を狙いにいく攻防に。スピアーズはスクラムから木田選手が左サイドを突破する場面などいいシーンもありますが得点には繋がらず時間は経過し、追加点ないまま5点差で前半が終了しました。
後半:膠着状態から一転、ラスト10分で逆転、試合終了間際に再逆転
後半の立ち上がりは、前半とは逆の展開に。
自陣で相手の攻撃を受ける場面が続きます。特に、前半の失点にも繋がった相手10番のランに苦しみ止めきれません。
ゴールラインを背負う防戦が続く中、キャプテンの立川選手が負傷により後半4分で交代。
嫌な時間が続きますが、立川選手の代わりにスタンドオフに入った岸岡選手のキックもあり何とか脱出します。10分にかけて敵陣に入り込み、追加点を目指してトライを狙いに行きますが得点には至らず。
両者追加点ないまま後半の半分がすぎます。ただスピアーズは20分すぎにかけて敵陣でしぶとく攻め続け、27分にはモールを押し込んだところでバックスに展開。
この試合ここまでボールを持てば確実に前に出る絶好調のパフォーマンスを見せる根塚選手にパスが回ると、そのまま相手タックラーを振り切り右サイドにトライ。同点に追いつきます。
その後の難しい角度でのゴールキックをファンデンヒーファー選手が決めてついに勝ち越し。試合開始から70分経過し、この試合初めてスピアーズがリードします。
その後のリスタートからも敵陣で攻め続けペナルティを誘い、ゴール正面のゴールキックを決めて15対10と5点差に広げます。
時間は残り6分。リードしているものの1トライ1ゴールで逆転される気の抜けない展開に、スピアーズも慎重に試合を展開するもののミスにより相手にボールを渡してしまいます。
36分のスクラムから相手に大きな前進を許し、自身のペナルティからゴールラインを背負って試合時間残り3分。
相手のゴール前からのモール攻撃を2度にわたり浴びると、食い込まれたモールでスピアーズがペナルティ。
これがまさかのペナルティトライとなり、試合時間残り1分を残し再びリードを許してしまいます。
ただスピアーズはあきらめません。ペナルティトライが認められた瞬間に、早い切り替えで再び次の陣形を作ります。リスタートから岸岡選手が浅めに蹴り込みボールを競りに行きますが、相手がボールをキャッチ。
刻々と時間が過ぎる中、ディフェンスが続きます。
1月7日の東芝ブレイブルーパス東京戦では、同じような状況で、4分間もの時間を相手にボールを保持され逃げ切られた経験があります。そこから課題を修正し、この状況で取り返す術を準備していたスピアーズ、最後にそのプレーが報われます。
ノーサイドまで残り3秒のところで、スカルク・エラスマス選手が相手に絡むと、ノットリリースザボールの反則を奪います。
距離も角度もあるなか、チームはゴールキックを選択。
ファンデンヒーファー選手はこれを落ち着いて決めて、最後の最後で再逆転、そしてノーサイド。最終スコア18対17の1点差で勝利することができました。
攻め続け、消耗の激しいなかそれでもリードされた前半。相手の猛攻を耐え、キャプテンを欠きながらも全員で逆転した後半。そして、最後の最後に再逆転に繋げたディフェンスは、これまで接戦のなかで勝敗を積み重ねてきたからこそ生まれたプレーでした。
プレッシャーの中、ゴールを決めたファンデンヒーファー選手やスタンドオフとして途中出場してチームを統率した岸岡選手。そして、全員の最後まであきらめない強い意志。
こうして生まれたこの試合の結果は、チームにとっても大きな自信に繋がる白星となりました。
レギュラーシーズンの次節まで約1か月。その間でクロスボーダーを挟みますが、この試合でも得た学びを活かしながらさらに成長して戦っていきます。
★現在の順位
6位(勝ち点15)
★この試合のハイライト映像や記者会見レポートは、リーグワン公式ホームページの試合情報からご確認ください↓
https://league-one.jp/match/25588
【ピックアップ写真】
↑プレイヤーオブザマッチには、この日2トライの根塚選手が選出されました
↑勝敗を決めたゴールキックで貢献したファンデンヒーファー選手
↑本職のスタンドオフとして活躍した岸岡選手。今後出場するポジションにも注目
↑無尽蔵のスタミナで80分出場のプレトリアス選手と途中出場でインパクトを残すヴァイレア選手
↑ブルブリング選手はFWをまとめ80分プレー。頼れる選手
【次戦についてのお知らせ】
クロスボーダー ラグビー 2024
相手:ギャラガー・チーフス
日時:2月10日(土)14時30分キックオフ
場所:秩父宮ラグビー場
観戦:チケット発売中