NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 第7節試合結果
24.02.24(土)14:30キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 56 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 6 | 3 | 0 | 0 | 1 | 39 |
後半 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 17 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
花園近鉄ライナーズ |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 19 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
後半 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 19 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 海士広大 |
2 | デイン・コールズ |
3 | 才田智 |
4 | ヘルウヴェ |
5 | ルアン・ボタ |
6 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ |
7 | 末永健雄 |
8 | ファウルア・マキシ |
9 | 藤原忍 |
10 | 岸岡智樹 |
11 | 木田晴斗 |
12 | 立川理道(Cap) |
13 | リカス・プレトリアス |
14 | 根塚洸雅 |
15 | リアム・ウィリアムズ |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 杉本博昭 |
R | 加藤一希 |
R | 北川賢吾 |
R | JD・シカリング |
R | トゥパフィナウ |
R | 古賀駿汰 |
R | ハラトア・ヴァイレア |
R | ゲラード・ファンデンヒーファー |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
岸岡智樹 | 2 | 1 | 13 | ||
リアム・ウィリアムズ | 1 | 2 | 9 | ||
リカス・プレトリアス | 1 | 5 | |||
根塚洸雅 | 1 | 5 | |||
木田晴斗 | 1 | 5 | |||
デイン・コールズ | 1 | 5 | |||
ハラトア・ヴァイレア | 1 | 5 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 1 | 2 | |||
杉本博昭 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半0分 | 3 → 18 |
入替 | 後半0分 | 1 → 17 |
入替 | 後半0分 | 2 → 16 |
入替 | 後半0分 | 4 → 19 |
入替 | 後半8分 | 7 → 20 |
入替 | 後半8分 | 9 → 21 |
入替 | 後半8分 | 15 → 23 |
入替 | 後半11分 | 12 → 22 |
レポート
クロスボーダーラグビー期間が終了し、一時休止していたレギュラーシーズンも本節から再開。
今回は交流戦2戦目の相手としてビジターゲームで花園近鉄ライナーズと対戦します。
この試合を皮切りに、第11節のワイルドナイツ戦まで5週連続の試合となるスピアーズ。タイトなスケジュールで手ごわい相手と戦うタフな1か月となります。
こうした戦いの中で重要になるのが選手層。スピアーズは、このライナーズ戦でクロスボーダーや練習試合で調子がよかった選手がメンバー入りします。
3番には才田選手が先発入り。そして司令塔スタンドオフにはクロスボーダーでの活躍が目立った岸岡選手が入ります。
リザーブには練習試合でいいパフォーマンスを発揮した加藤選手や北川選手、そしてこの週に自身の引退を表明した杉本選手が控えます。
前半:怒涛の6トライでペース掴む
花園特有の冷たい風は吹くものの、穏やかな晴天の中、ライナーズボールでキックオフ。
この試合を通してスピアーズが優勢に進めたプレーはいくつかあるものの、そのなかでも序盤から得点に絡む働きかけをしたのがスクラム。
キックオフ直後の相手ボールスクラムをターンオーバーから始まると、そこから左右に振るようにボールを動かしてゴール前まで迫ったところで再度スクラム。
このゴール前スクラムを押し込むとバックスに展開。バックスからのサインプレーで藤原選手が抜け出し、最後は岸岡選手にラストパスを託してゴール中央にトライを決めます。
この試合が初のキッカーとなるリアム選手がゴールを決めて前半8分で7点を先制します。
また、直後の10分には中盤での相手ディフェンスから今季好調のリカス選手が相手のパスコースに入ってインターセプト。40mを走り切ってトライし12対0に。
折り返しのレシーブからもさらに前へ。スピアーズはシンプルにパスを繋いで自陣からフェイズを繋げると、加速するように攻撃の勢いを作り自陣10m付近からゴールラインまでボールを運びします。
木田選手がトライか、と思われるプレーはあるもののこれがTMOの結果がノートライに。
ただその後もスピアーズの攻撃の勢いは落ちません。
前半15分には、相手が蹴り返したボールを岸岡選手がドロップゴールを狙い、40m近い距離を決めて3点を追加すると、18分には自陣10m付近のスクラムから右サイドに展開して木田選手の力強いランで3人をかわし根塚選手に繋ぎトライ。前半20分を前にして22点をリードします。
この20分でペースを握ったスピアーズは23分にリアム選手がゴール前で鋭くパスに走り込んでトライ、29分にはまたもバックスの展開から木田選手が相手との1対1で相手を抜き去りトライ、とさらにリードを広げます。
前半終了間際には、この日初のモールからのデイン選手のトライで39対0として前半を終えました。
後半:相手に得点許すもスピアーズペースでノーサイドへ
後半立ち上がりから1~4番までを交替、スピアーズボールで静かにスタートした後半は、前半最初のトライと同様にスクラムの優位性を活かした攻撃で先制します。
敵陣10mを超えたあたりでスクラムを組むとアドバンテージを貰いながら真っ直ぐに押し込み、マキシ選手がショートサイドに持ち出します。
相手を引き付けたところでパスをすると岸岡選手がそのまま抜け出してインゴールへ。後半先制に成功します。
6分には中盤から左サイドに大きく振られたところで突破を許し、この日初の失点を喫します。7から10分にかけてトゥパ選手、ゲラード選手、古賀選手といったリザーブ選手を投入しますが、ライナーズは徐々に勢いをつけます。
13分にはライナーズラインアウトから連続攻撃を仕掛けられたところで突破を許し2トライ目を奪われてしまい44対12に。
ただスピアーズも取り返します。
16分にヴァイレア選手、26分にはモールから杉本選手がトライを決めて56対12と譲りません。
29分にはトライを追加され56対19と点差を縮められます。
試合時間は残り10分。ほぼ勝敗が決まった状況の中ですが、両者プライドをかけて目の前の1トライを奪い合います。
互いにゴール前まで迫りますが、スコアは動かず最終スコア56対19でスピアーズが勝利しました。
前半から流れを掴み、リードして折り返し。
後半早い段階でメンバーを入れ替え、相手のペースに傾きそうなところもありましたが取り返すことでリードを重ねての勝利となりました。
スピアーズは、メンバーを変えても強いラグビーを見せることができました。また固いディフェンスや確実なセットプレーといった自分たちのラグビーの基礎となる要素で優位に立ちペースを掴んだことは、これからのゲームにも活きる収穫です。
今後も連戦が続きますが、こうした自分たちのラグビーを常にパフォーマンスで発揮し、ひとつひとつ勝利を重ねていきます。
★現在の順位
4位(勝ち点20)
★この試合のハイライト映像や記者会見レポートは、リーグワン公式ホームページの試合情報からご確認ください↓
https://league-one.jp/match/25595
【ピックアップ写真】
↑プレイヤーオブザマッチには、素晴らしいランで会場をわかせた木田選手
↑先発出場で素晴らしいパフォーマンスを見せた才田選手
↑杉本選手は地元花園でトライも決めた。自身の母校の中学校もこの試合に招待し、後輩たちの前で堂々としたプレーを見せた
↑加藤選手は今季初出場
【次戦についてのお知らせ】
NTTリーグワン2023-24 第8節
相手:三菱重工相模原ダイナボアーズ
日時:3月3日(日)14時30分キックオフ
場所:秩父宮ラグビー場
観戦:チケット発売中