GAME試合結果

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 第9節試合結果

24.03.09(土)12:00キックオフ


クボタスピアーズ
合計 27
T G PT PG DG
前半 1 0 0 1 0 8
後半 3 2 0 0 0 19
VS
合計
 
前半
後半

トヨタヴェルブリッツ
合計 31
T G PT PG DG
前半 1 1 0 0 0 7
後半 3 3 0 1 0 24

出場選手

# スターティングメンバー
1 海士広大
2 スカルク・エラスマス
3 才田智
4 ルアン・ボタ
5 デーヴィッド・ブルブリング
6 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
7 末永健雄
8 ファウルア・マキシ
9 藤原忍
10 岸岡智樹
11 木田晴斗
12 立川理道(Cap)
13 リカス・プレトリアス
14 金秀隆
15 島田悠平

リザーブメンバー

# リザーブメンバー
R 江良颯
R 紙森陽太
R オペティ・ヘル
R ヘルウヴェ
R トゥパフィナウ
R 古賀駿汰
R ハラトア・ヴァイレア
R 根塚洸雅

個人得点

氏名 T G PG DG
島田悠平   2 1   7
末永健雄 1     5
金秀隆 1     5
オペティ・ヘル 1     5
江良颯 1     5

レポート

前節の日曜日の試合から中5日の普段よりも短い間隔を置いて行われた第9節。いわゆるショートウィークと呼ばれる本節は、花園ラグビー場でトヨタヴェルブリッツと対戦しました。
第8節までの終えての双方の順位はスピアーズが勝ち点21で6位、ヴェルブリッツが勝ち点19で7位と、共に4勝4敗で競った争いとなっています。
プレーオフ出場権を考えると、共にここで勝ち星は必須となる重要な一戦です。

対戦相手となるトヨタヴェルブリッツはこの2シーズンこそは勝利しているもののそれまでなかなか勝てていなかった相手。スピアーズにとって2022年にえどりくでヴェルブリッツに勝利した試合が、実に13季ぶりの勝利でした。その勝利から着々とそれまで勝てていなかった相手に勝利し、昨季のリーグワン制覇に繋がりました。ここでもしっかりと勝利し、順位争いに一歩リードしたいところ。

ところが前節の激しいダイナボアーズ戦のダメージは大きく、先発にはデイン選手やリアム選手といったカテゴリーCの選手が不在となります。その代わり、金選手や島田選手といったクロスボーダーラグビーでの活躍が目立った選手や、オペティ選手や江良選手といったインパクトのある選手がメンバー入りとなります。



前半:互いに攻め合うロースコアゲーム

スピアーズはコイントスでマイボールを選択。花園の冷たい風が吹く風下のなかスタートします。相手陣で攻撃を続けることで、相手の反則を誘うと島田選手のペナルティゴールで先制します。


ところが、この後のリスタートでは相手にボールを取られてしまい、そこからゴール前に迫られモールから近場を突かれてトライを許します。

ゴールも決まり前半13分で3対7とすると、その後もスピアーズにとって苦しい展開。自陣でゴールラインを背負う厳しい状況が続きますが、末永選手のトライセービングもありこらえます。


敵陣に入ると金選手がショートキックから自らボールをキャッチして前に出てからリカス選手に繋いでゴール前に。その後ボールをもらった岸岡選手がインゴールの広い花園ラグビー場をうまく活かしてインゴールに転がすキックを放ちます。これを右サイドから走り込んできた末永選手がデッドゴールラインぎりぎりでボールを抑えトライが認められます。ゴールは決まりませんでしたが、8対7と逆転します。




そこからは互いにボールが行き来する目まぐるしい展開。点数こそ動かないものの、スピアーズはセットプレーからの連続攻撃とアンストラクチャーアタック、そしてヴェルブリッツは突破力のある選手たちのランで互いにチャンスを作ります。



前半終了間際には、ゴール前であと一歩という展開もありますがこれが取り切れず前半が終了。
互いにチャンスはあるもののそれがスコアには反映されず、要所での反則やミスといった課題が残る40分となりました。


後半:キックオフ直後の失点から取り合いの攻防から抜け出せず


メンバーを変えずにスタートした後半。
前半同様に、このキックオフレシーブでもスピアーズは確実にボールを確保できずに相手に渡してしまいます。このボールからキックを使って相手がゴール前に。これが相手に入り、後半開始からノーホイッスルでゴール中央にトライ&ゴールを許し、8対14と後半いきなり逆転されてしまいます。


直後のリスタートでもキックをオーバーさせるミス。前節同様、リスタートでの歯車が合いません。 ただ、直後のスクラムでフォワードがボールを取り返すとゴール前でラインアウトに。モールを作ってからフォワードで近場をついてディフェンスを中央に寄せると、バックスに展開して金選手がトライ。ゴールは不成功ですが13対14と一点差に。



しかし、直後のリスタートからもボールをヴェルブリッツに奪われ相手の攻撃からインゴールまで迫られます。TMOの結果トライは認められませんでしたが、仕切り直した直後のラインアウトからキックチャージを浴びトライに。ゴールも決まり13対21と後半11分で2トライを奪われます。


空からは雪が散り始め、嫌な流れになったところで、注目選手たちであるリザーブのフロントロー選手をはじめとしたリザーブ選手たちを投入します。


こうしたリザーブ選手の要所で存在感を見せたプレーが60分過ぎ。根塚選手のハイボールキャッチでの競り合いから敵陣に入ると、一旦相手ボールになりますが再び取り返して根塚選手に。腰の強さを見せて相手タックルを振り切り前にでて江良選手にパス、そして最後は島田選手に渡しインゴールに回り込みます。



ただこのプレーがTMOの結果トライは認めらえずスコアは13対21のまま。非常に惜しいシーンとなりました。

ただこうした良いプレーが継続できなかったのがこの日のスピアーズ。直後にはスピアーズのミスからターンオーバーを許すと、右サイドライン際にできた隙間を突破されハーフウェイからインゴールまで走り切られてトライに。13対28と15点と付けられてしまいます。


3分後の27分にはモールから近場を突いたフォワードの攻撃でオペティ選手がトライを奪い。ゴールも成功し20対28と再び8点差に。


前半のロースコアゲームから一転し、後半は取り合いの展開になります。そして残り10分を切ったころには、今度は時間との戦いになります。
取り合いの展開から抜け出して連続トライを奪いたいスピアーズですが、取り切るまでには至らず刻々と時間が過ぎていきます。
逆に相手はスクラムハーフの選手を怪我により欠く中でうまく時間を消費し39分にはペナルティゴールも成功させ20対31の11点差に。時間や点差を考えてほぼ勝敗が決定した失点となってしまいます。

リスタート後も、スピアーズはボールを奪い返そうと試みペナルティを掴みます。トライを取って7点差以内のボーナスポイントを獲得するため、最後のモールにかけます。
これをまっすぐ押し込むとリーグワンデビューとなる江良選手がボールを抑えトライ。



その後の島田選手のゴールも決まったところでノーサイド。27対31の敗戦という結果で試合終了となりました。

試合後、両チームのヘッドコーチは、この試合の展開を「アームレスリングのような」と表現しました。
互いの得点も流れも交差するなかで、いかにそれを引き寄せ続けるか。
スピアーズはいいプレーはあるもののそれを続けることができず、逆に相手に渡してしまう場面がありました。

立川選手が試合後
「タフな試合から学んで前に進むしかない。くよくよしても仕方がない」
とコメント。

短い準備期間を置いて、また10節からは上位チームとの戦いが続きます。スピアーズに感傷的になる時間はありません。ただただ勝利を目指して次戦の準備をすることでしか、この流れを断ち切ることはできないからです。

大阪のホストゲームには、多くの方が応援に来ていただきました。チャンスの際の手拍子や、試合後のエールは気持ちを奮い立たせる原動力です。たくさんの応援ありがとうございました



★現在の順位
7位(勝ち点22)

★この試合のハイライト映像や記者会見レポートは、リーグワン公式ホームページの試合情報からご確認ください↓
https://league-one.jp/match/25605



【ピックアップ写真】


↑島田選手は今季リーグワン初出場、キッカーとしてゴールキックを3本成功させました



↑第2節以降の復帰戦となったオペティ選手



↑江良選手はリーグワン初キャップで初トライの活躍



↑練習後に自主練習を繰り返していたハイボールキャッチで見事なパフォーマンスを見せた根塚選手



↑本節は花園ラグビー場での初のホストゲームとなり、ラグビー体験も行われました


【次戦についてのお知らせ】

NTTリーグワン2023-24 第10節
相手:横浜キヤノンイーグルス
日時:3月15日(金)19時キックオフ
場所:秩父宮ラグビー場
観戦:チケット発売中


プラチナパートナー

  • 興和株式会社(バンテリン)

ダイヤモンドパートナー

  • 冨士機材
  • 新潟クボタ

ゴールドパートナー

  • 株式会社関東甲信クボタ
  • BLK
  • クボタ建機ジャパン
  • きらぼし銀行
  • 桐井電設工業株式会社
  • 株式会社オーティーエス(OTS)
  • 陽光産業株式会社(トキビル)
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オフィシャルパートナー

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  • 国分グループ
  • 安藤ハザマ(安藤・間)
  • ジーマックスエネルギー株式会社
  • トーエネック
  • NIYU(二友組)
  • 株式会社ミクニ

事業連携パートナー

  • 桐井電設工業株式会社
  • 株式会社オーティーエス(OTS)
  • 株式会社日本オフィスオートメーション
  • 陽光産業株式会社(トキビル)
  • 河内屋酒販株式会社
  • 日の丸自動車興業株式会社
  • 朝日信用金庫
  • 大宝商事株式会社
  • 日本鋳造
  • 栗山自動車工業

地域連携パートナー

  • 東武百貨店船橋
  • 東武トップツアー株式会社
  • イオンモール成田
  • HUB
  • やます
  • ダイドードリンコ株式会社
  • 医療法人財団京映会
  • BC Japan
  • 北海道クボタ

サプライヤー

  • ジースター
  • 大塚製薬株式会社
  • 健康体力研究所(Kentai)
  • 国士舘大学
  • オンワード
  • VENEX(ベネクス)

チケットパートナー