2019-20シーズン トップリーグ 第3節試合結果
20.01.25(土)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス |
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28 | 合計 | 27 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
3 | 3 | 0 | 0 | 21 | 前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 |
1 | 1 | 0 | 0 | 7 | 後半 | 3 | 1 | 1 | 0 | 20 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
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1 | 海士広大 | 16 | 大塚健太郎 |
2 | 杉本博昭 | 17 | 羅官榮 |
3 | 北川賢吾 | 18 | 松波昭哉 |
4 | 金昊範 | 19 | 青木祐樹 |
5 | ルアン・ボタ | 20 | 末永健雄 |
6 | トゥパフィナウ | 21 | 岡田一平 |
7 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ | 22 | 岩佐賢人 |
8 | ファウルア・マキシ | 23 | ドウェイン・フェルミューレン |
9 | 井上大介 | ||
10 | バーナード・フォーリー | ||
11 | タウモハパイホネティ | ||
12 | 立川理道(Cap) | ||
13 | ライアン・クロッティ | ||
14 | 近藤英人 | ||
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
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近藤英人 | 1 | 5 | |||
バーナード・フォーリー | 1 | 4 | 13 | ||
ライアン・クロッティ | 1 | 5 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半14分 | 8 → 23 |
入替 | 後半14分 | 13 → 22 |
入替 | 後半19分 | 1 → 17 |
入替 | 後半19分 | 3 → 18 |
入替 | 後半19分 | 4 → 19 |
入替 | 後半24分 | 9 → 21 |
入替 | 後半31分 | 7 → 20 |
入替 | 後半33分 | 2 → 16 |
レポート
連勝を目指す、第3節は同じ千葉県をホームにするNTTコミュニケーションズシャイニングアークスと対戦。ここ数年の戦績では負け越している相手ですが、今シーズンベスト4以上を目指すスピアーズとしてはどうしても勝利したい一戦です。
曇り空の肌寒い天候でしたが、当日はスピアーズファンが多く来場頂き、最後まで大きな声援を頂きました。
前半25分までに3本のトライを決め、今シーズン最高の前半!
マイボールキックオフでチェイスしたボールに対して、相手がキャッチすると蹴らずにアタック。
それ対してスピアーズは、用意してきたプラン通り、ハードにディフェンスでプレッシャーを掛けます。
前進できないと判断した相手が自陣から脱出するためにキックを蹴りますが、これが伸びず、敵陣からのアタック。左サイドから右サイドに展開すると、相手手足早いディフェンスに対し素早いパスでトゥパ選手がもらうと、そのまま抜け出し相手2番にタックルされながらオフロードパスで、近藤選手に繋ぎ前半2分で早速のトライ!
その後も、7分に自陣クボタボールスクラムから左サイドに展開した攻撃でボールを受けたフォーリー選手が相手ディフェンスの早い上がりを見逃さず、ディフェンス裏のスペースにゴロキック。これをホネティ選手がキャッチし、クロッティ選手にパス。そのままタックルを寄せ付けずトライ!
前半17分、ゲラード選手がフェアキャッチからNTTコムのポジションイングが整う前に、ロングキック。これが敵陣ゴール前に出るタッチとなり、ゴール前相手ボールラインアウトとなります。
1トライ目同様に、ゴール前からでも積極的に展開する相手アタックに対してディフェンスでプレッシャーをあたえ敵陣に追い詰め、22m付近マイボールラインアウトのチャンス。
ライアウトからラピース選手→トゥパ選手とパスを繋ぎ近場でポイントを作りながら、バックスに。
フォーリー選手からクロッティ選手にパスをするとみせかけて、その裏のオプションのゲラード選手に短いパス。これを受けたゲラード選手は、狭いスペースをスピードと強さですりぬけディフェンス数人をひきずりトライ。
フォーリー選手がキックもすべて決め、前半21分で21-0とします。
ここ2試合、前半の入りが課題だったスピアーズにとって最高の滑り出しです。
攻撃では相手ディフェンスのプランを見抜いた冷静な判断と、守備ではバックスラインを中心とした早いプレッシャーで相手を走らせず、ミスを与えます。
しかし、劣勢気味のスクラムやモールでペナルティが増え始め、徐々にNTTコムにペースを奪われます。25分にはフォワード近場からトライを奪われてしまいます。
前半が終わる直前にはゴール前スクラムのピンチとなりますが、マキシ選手のビックヒットタックルもあり、守り切り、21-7の14点リードで折り返します。
後半は相手ペースで逆転されるもリザーブ全員を投じる総力戦で再逆転!
後半は相手ペースとなります。
前半から劣勢だったスクラムで圧を掛けられると反則を奪われて、敵陣に入ることができず、自陣での試合展開が続きます。
後半5分には、自陣相手ボールラインアウトから相手の準備していたプレーでラインアウトショートサイドに相手フッカーに走られてトライ、後半先制を奪われます。
16分にはスクラムでペナルティ⇒ペナルティゴールで21-15と1トライ1ゴールで逆転の点差まで追い詰められてしまいます。
スピアーズはリザーブ選手を入れて対抗しますが、後半27分にゴール前から近場を押し込まれトライ、ゴールを許し、 21 - 22と遂に逆転されてしまいます。
ペナルティにより、劣勢となってしまいますが、ディフェンスでは前半同様に鋭い上がりと激しいブレイクダウンの絡みで劣勢ながら相手に勢いを与えず、再度逆転を目指します。
しかし、35分にも相手に右サイドにトライを許し、21-27と点差を6点に広げられてしまいます。
時間は残り4分。
厳しい状況ではありますが、全員が再度逆転し、勝ってゲームを終えるための意思統一ができており、この状況でも下を向く選手はだれもいません。
リスタートでフォーリー選手が高く蹴ったボールをゲラード選手がタップ。これを途中出場したばかりの大塚選手が取ると前にでてラックを作り、敵陣での連続攻撃から大塚選手⇒フォーリー選手と繋いだボールでフォーリー選手がディフェンスのギャップを見つけてラインブレイク⇒ホネティ選手にパス。このゲインにより相手はオフサイドの反則を犯します。
この反則からタッチに蹴りだし、ラインアウトを選択したスピアーズはしっかりとモールを組むと、ゴール前1mまで迫り、ラックに。
このままフォワードの近場にこだわると思ったところ、スクラムハーフ岡田選手が素早くフォーリー選手にパス。ボールを受けたフォーリー選手は相手ディフェンス外側の上がりを見ると自らランして手を伸ばしてグラウンディング!!26-27とします。
この後のほぼ真正面のゴールキックを同じくフォーリー選手が決めて28-27、残り1分で逆転!!
最後は相手ボールリスタートを、フェルミューレン選手がキャッチし、ラックを作り、外に蹴りだしノーサイドとなりました。
リザーブ全員を投入したこの試合はラスト1分で決着する激戦となりました。
【フランヘッドコーチコメント】
「激しい試合でした。私たちにとって絶対に勝ちたい試合でした。
最後までやってきたプランを信じることで勝利できました。前半いいスタートでしたが、後半はスクラムでプレッシャーをうけました。最後の少ないチャンスをものしできたことは大きいです。」
【立川キャプテンコメント】
「本当にタフな試合になりました。少ないチャンスを活かして勝ち切れたことは良かったです。
しかし、ペナルティの多さやセットピースなど課題は多くある試合だったので、しっかりと修正して次に繋げたいと思います。最後はチームがバラバラになるようなシチュエーションでしたが、リーダー陣がしっかりと声をかけてチームがひとつになって戦ったことが勝利につながったと思います。」
【ピックアップ写真】
↑当日はハローキティDAY。ハローキティも登場しコラボグッズも販売
↑6番で連続出場中のトゥパ選手はだれにも負けない接点の強さが売り
↑トップリーグ初出場となるホネティ選手は随所で活躍。トライは取れなかったが今後に注目の選手
↑攻撃的なスクラムハーフの両名。先発の井上選手と後半出場の岡田選手
次節は2月2日(日)13時より佐賀県・駅前不動産スタジアムにて宗像サニックスブルースと対戦します。ご声援お待ちしております。