2019-20シーズン トップリーグ 第6節試合結果
20.02.22(土)14:00キックオフ
クボタスピアーズ |
トヨタ自動車ヴェルブリッツ |
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18 | 合計 | 20 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 |
2 | 1 | 1 | 0 | 15 | 後半 | 1 | 1 | 2 | 0 | 13 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
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1 | 海士広大 | 16 | 大塚健太郎 |
2 | 杉本博昭 | 17 | 羅官榮 |
3 | 北川賢吾 | 18 | 松波昭哉 |
4 | デーヴィッド・ブルブリング | 19 | 青木祐樹 |
5 | ルアン・ボタ | 20 | 末永健雄 |
6 | トゥパフィナウ | 21 | 岡田一平 |
7 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ | 22 | 桑江健一郎 |
8 | バツベイシオネ | 23 | ドウェイン・フェルミューレン |
9 | 井上大介 | ||
10 | バーナード・フォーリー | ||
11 | タウモハパイホネティ | ||
12 | 立川理道(Cap) | ||
13 | ライアン・クロッティ | ||
14 | 近藤英人 | ||
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
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バーナード・フォーリー | 1 | 2 | 8 | ||
近藤英人 | 1 | 5 | |||
タウモハパイホネティ | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
交替 | 前半20分 | 7 → 20 |
入替 | 後半17分 | 8 → 23 |
入替 | 後半17分 | 13 → 22 |
入替 | 後半19分 | 1 → 17 |
入替 | 後半26分 | 3 → 18 |
交替 | 後半40分 | 15 → 21 |
レポート
第6節は昨シーズン4位のトヨタ自動車ヴェルブリッツとの対戦。
今季チーム目標4位以上の結果を得るためには負けられない一戦はアウェイゲームの雨天の中キックオフ。
互いにペナルティし合う展開にリードされ折り返す。惜しいトライもあり勝負は互角の前半
前半キックオフより互いにキックの攻防を続きます。雨の日ということもありキックを主体としたエリアの取り合いが続きます。開始5分のスクラムでペナルティを奪うと、22m付近でラインアウトの再スタート。ここからフォワード近場連続攻撃で長いフェイズの攻撃を繰り返しますが、相手の早いディフェンスにペナルティを奪われ、最初のゴール前のチャンスを活かせません。
その後は、相手にエリアを取られ自陣まで攻めこまれますがなんとか耐えます。
互いに力強いアタックと激しいディフェンスが拮抗し、ペナルティとターンオーバーを奪い合う緊張感のある試合となります。
18分にはキックの競り合いからマイボールになると、相手のディフェンス状況をみてフォーリー選手がゴールラインにキック、これをホネティ選手追いかけてプレッシャーをかけると、相手がタッチに蹴りだし、ゴール前アタックのチャンス。
ゴール前ラインアウトからフェイズを重ねると、外のスペースにロングパス。それを受け取った近藤選手がトライ!と思われましたが、ラピース選手の負傷に救援に向かったメディカルスタッフが相手タックラーに支障を与えたという珍しい理由でノートライとなってしまいます。
27分には逆にゴール前スクラムのピンチの展開。しかし、これを修正したスクラムと鋭いタックルで防ぎます。ピンチ脱出と思われましたが、この後の自陣ラインアウトからタックルミスによりラインブレイクされトライ、ゴール成功と7点の先制点を奪われてしまいます。
その後も互いに流れを渡さない激しい展開となりますが、追加点を奪えず、前半終了間際にペナルティゴールで3点を追加し、3-7で前半が終了します。
後半先制されるも選手交代でクボタペース。修正したスクラムからのトライで勝利は目の前に!
点差は4点、早い時間帯で、逆転し、勝機をつかみたいスピアーズですが、後半4分には相手に後半先制の追加点を奪われ3-14となってしまいます。
10分にはゴール前で再三攻め込むものの相手ディフェンスに防がれてしまいます。
相手の強いフィジカルにディフェンスで後手を踏み、アタックでも勢いを作り出すことができません。
しかし、その直後の相手ボールラインアウトからトゥパ選手がターンオーバーするとすぐに外に展開し、フォーリー⇒立川⇒ゲラード、最後は近藤選手に繋ぎ、ゴール5m付近で3人に囲まれるもののディフェンスにインサイドにステップでかわし、インゴールに飛び込む近藤選手の身のこなしが発揮されたトライを取ります。ゴール不成功ですが8-14と点差を縮めます。
そして、後半16分、フェルミューレン選手、桑江選手、羅選手を投入
20分過ぎ。自陣ゴールピンチから早速フェルミューレン選手が見事なジャッカルでピンチを救ったかに思えましたが、逆に反則をとられ、21分トヨタPG成功 11-17と6点差に。
その後も一進一退の攻防はありますが、スピアーズがペースを奪います。
後半30分ごろにはゴール前でラインアウトモールを組み攻め続けます。
あと一歩のところまでいきますが、なかなかトライできません。
そして、試合終了まで残り5分を切り、ゴール前で相手がペナルティ。
場所はゴール前中央。時間帯からみて当然トライを取りに行くスピアーズですが、問題は、ラインアウトかスクラムかの選択です。
前の試合の課題であったスクラムはこの試合いい状態で組めています。
少しチーム内トークがあり、スピアーズは強気にスクラムを選択。
組み合う前、チームからは「ビッグスクラム!」の掛け声とともに第三列の選手たちがフロントロー陣を鼓舞します。
両チームがこのスクラムが勝負のポイントとわかっているようでした。
そしてこのスクラムをしっかりとセットするとスピアーズフォワードは徐々に押し始め、アドバンテージをもらうとバックスに展開。
最後は完全に数的有利を作っていた左サイドに展開し、ホネティ選手が左サイドから中央付近に回り込みトライ。フォーリー選手がゴールも成功し、ラスト1プレーを残し18-17と逆転に成功します。
そしてラスト1プレー。相手リスタートのボールをキャッチし、ラックを作ります。
あとは試合終了のホーンが鳴るのを待ち、タッチに蹴りだすのみ。
しかし、ここで相手にジャッカル⇒ペナルティを奪われてしまい、ゴールキックを決められあと一歩のところで敗戦となってしまいました。
【フランヘッドコーチコメント】
「残念な結果となってしまいましたが、後半はずっとセットプレーでプレッシャーをかけ続けました。
惜しいところもありましたが、最後まであきらめなかったトヨタ自動車ヴェルブリッツの勝利となりました。
スクラムの戦いでは、両者激しい争いを見せましたが、特に後半はこちらがコントロールできたと思います。選手たちががんばってくれたおかげです。」
【立川キャプテンコメント】
「雨の中でもたくさんのお客さんお越しいただき、感謝しています。
結果としてはとても悔しい結果になりましたが、来週も試合はありますし、次の試合に切り替えていきたいと思います。
私たちの進むべき方向は間違っていないので、これまでと同じようにトップ4を目指してシーズンを戦いたいと思います。」
【ピックアップ写真 】
↑課題であったスクラムを修正し、終了間際のトライを生んだ
↑ラピース選手に代わり前半より試合出場の末永選手は持ち前の強さを発揮
↑ボールキャリア、セットプレーで貢献したボタ選手
↑激しいブレイクダウンの中、テンポいい球さばきを見せた井上選手
↑先発出場のバツベイ選手は力強いプレーでゲインラインを突破
次節は2月29日(土)11:30分より秩父宮ラグビー場にてNECグリーンロケッツと対戦です。