トップリーグ 1stステージ プールB 第3節試合結果
13.09.14(土)16:00キックオフ
クボタスピアーズ |
東芝ブレイブルーパス |
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20 | 合計 | 22 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
2 | 2 | 2 | - | 20 | 前半 | 1 | 1 | 1 | - | 10 |
- | - | - | - | 0 | 後半 | 2 | 1 | - | - | 12 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
---|---|---|---|
1 | 小池 健太 | 16 | 荻原 要 |
2 | 立川 直道 | 17 | 手塚 洋成 |
3 | 岩爪 航 | 18 | 端本 太郎 |
4 | 新関 世志輝 | 19 | 鈴木 康太 |
5 | 今野 達郎 | 20 | 稲橋 良太 |
6 | 大鰐 健 | 21 | 李 明根 |
7 | フィナウ・フィリペ | 22 | 高橋 銀太郎 |
8 | タキタキ・エロネ | 23 | サム・ノートンナイト |
9 | 井上 大介 | ||
10 | 立川 理道 | ||
11 | ケイド・ポキ | ||
12 | セイララ・マプスア | ||
13 | カトニ・オツコロ | ||
14 | 伊藤 有司 | ||
15 | 森 功至 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
立川 直道 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
セイララ・マプスア | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
立川 理道 | 0 | 2 | 2 | 0 | 10 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 前半 26分 | 6 → 19 |
入替 | 後半 6分 | 4 → 20 |
入替 | 後半 10分 | 12 → 23 |
入替 | 後半 10分 | 15 → 22 |
入替 | 後半 17分 | 1 → 17 |
入替 | 後半 17分 | 2 → 16 |
レポート
【トップリーグ第3節 東芝ブレイブルーパス戦試合レポート】
トップリーグ初勝利から1週間、早くも第3節がやってきた。
対戦相手は過去の実績からも誰もが認める強豪 東芝ブレイブルーパス、大きなチャレンジになることは間違いないが、
不安や緊張などはなく、むしろそんなチャレンジができることが楽しみでならなかった。
いつもどおりに準備をしながら、でも、いつも以上に気持ちを昂らせて神奈川 ニッパツ三ツ沢球技場へと乗り込んだ。
蒸し暑さの残る午後4時、東芝のキックオフで試合が開始した。
キャッチした直後、いきなり東芝がターンオーバー、自陣へ襲いかかる青いジャージに
1分、あっさりと先制を許した。
強豪から洗礼を受けるかのごとく、苦しい立ち上がりが予想された。
だがそんな空気はすぐ払拭される。
ボールを動かし敵陣へ、ターンオーバーされても、キックで地域を挽回するとアグレッシブに攻撃を仕掛けた。
7分、PGのチャンスを得るが惜しくも決まらず、その後もキックやパスを多用し敵陣で
ゲームを展開、すると9分、自ずとチャンスがやって来た。
粘り強くフェーズを重ね22m中央ラックからSH井上が持ち出しSO立川(理)へ繋いで前進、左中間ラックから
SH井上が右へ展開、WTB伊藤が更にライン際に迫ると今季初先発HO立川(直)がラックから持ち出し右隅へ
飛び込み気迫のトライ。
SO立川(理)のコンバージョンも決まり、7-7スコアを振り出しに戻した。
その後は東芝の反撃を前に出るディフェンス、低いタックルで止め続け、自陣ゴール前での苦しい時間を凌いだ。
そこから行ったり来たりの激しい攻防、息をのむ展開が続くが、キックで確実にエリアを獲得し次第に自分達の
ペースを掴み出したスピアーズ、22分、28分と立て続けにPGのチャンスを得ると、SO立川(理)が確実に決めて
13-7とした。
東芝の攻撃を止めては攻めるスピアーズ、一度ボールを手にすると、縦に横に素早くボールを動かし果敢に攻めた。
そして31分、ゴール前右中間ラックからSH井上が左へ展開、SO立川、CTBオツコロ、WTBポキと繋ぎ、最後は同じく
初先発CTBマプスアが左隅に飛び込みトライ。
SO立川(理)のコンバージョンも決まり、20-7とリードを広げた。
更に敵陣で攻撃の時間が続くが、次第に東芝も自陣へと攻め込み、終了間際にPGでの追加点を許し20-10で前半を終えた。
スコアが示すとおりリードし、流れはスピアーズに、そして確かな手応えも誰もが感じていたが、相手は東芝、このまま終わる
はずもない覚悟もあった。
スピアーズのキックオフで後半が開始
前半からの勢いは途切れず、まずは敵陣へと攻め込み追加点を狙うスピアーズ、東芝も堅い守りから隙あらば攻め返す、
けれども焦ることなくボールを奪うと攻め続けた。
次なるスコアが欲しいスピアーズ、だが9分キックチャージから東芝がトライ。
20-17といっきにスコアが迫った。
それでもアンラッキーな失点に気を落とすことなく、キックオフから敵陣へと攻め込んだスピアーズ、ゴール前でテンポよく
ボールを動かしチャンスを待った。
けれども東芝のすさまじいディフェンスが立ち塞がる。
あと一歩のところで阻まれては、諦めずに何度も何度も攻め続けた。
攻めるスピアーズ、守る東芝、敵陣ゴール前での激しい攻防がいったいどれほど続いただろうか。
あと一歩のところでゴールラインを越えられないまま気付けばノーサイドまでのカウントダウンが始まった。
わずかにリード、もちろん守りに入る者はなく、誰もが油断も慢心もなく、けれども数分後の勝利を強く信じた。
だが38分、東芝が自陣へと蹴り込んだボールをインゴールへ持ち込みトライ。
20-22逆転を許した。
信じがたい現実に肩を落とす暇もなく、残り時間、ただただボールを捥ぎ取りたい一心で守るスピアーズ、
けれども思いは届かず、無常にもホーンが鳴りノーサイド。
悔しすぎる結末となった。
スコアの差に関係なく結果は負け、けれどもスコアの差は100%の力を出し切った証であり、強豪と互角に戦えることを示した。
あと一歩届かなかった東芝戦、言い訳をする必要はないが、この一戦、この敗戦に意味や価値を見出すのは自由だ。
今日があったからこそスピアーズは確実に強くなった。
そしてもっともっと強くなれる。