トップリーグ 1stステージ プールB 第4節試合結果
13.09.29(日)15:00キックオフ
クボタスピアーズ |
パナソニック ワイルドナイツ |
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16 | 合計 | 34 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
1 | 1 | - | - | 7 | 前半 | 1 | 1 | - | - | 7 |
0 | 0 | 3 | - | 9 | 後半 | 3 | 3 | 2 | 0 | 27 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
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1 | 手塚 洋成 | 16 | 後藤 満久 |
2 | 立川 直道 | 17 | 小池 健太 |
3 | 岩爪 航 | 18 | 端本 太郎 |
4 | 新関 世志輝 | 19 | 鈴木 康太 |
5 | 今野 達郎 | 20 | 田村 玲一 |
6 | ホアニ・マテンガ | 21 | 茂木 隼人 |
7 | フィナウ・フィリペ | 22 | 高橋 銀太郎 |
8 | タキタキ・エロネ | 23 | ケイド・ポキ |
9 | 井上 大介 | ||
10 | 立川 理道 | ||
11 | 根岸 康弘 | ||
12 | セイララ・パプスア | ||
13 | カトニ・オツコロ | ||
14 | 伊藤 有司 | ||
15 | 森 功至 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
根岸 康弘 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
立川 理道 | 0 | 1 | 3 | 0 | 11 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
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入替 | 後半 0分 | 4 → 19 |
入替 | 後半 11分 | 2 → 16 |
入替 | 後半 11分 | 11 → 22 |
入替 | 後半 11分 | 12 → 23 |
入替 | 後半 21分 | 1 → 17 |
入替 | 後半 26分 | 9 → 21 |
入替 | 後半 26分 | 7 → 20 |
入替 | 後半 33分 | 3 → 18 |
レポート
9月29日(日)、すっかり秋の気配漂う中、トップリーグ1stステージも折り返しとなる第4節を迎えた。
混戦のBプール、1つの結果が大きく順位を左右する。
前節 東芝に惜敗した過去の結果は完全にリセットし、けれども悔しさと確かな手応えを強く胸に刻み、栃木 足利市総合運動公園での強豪パナソニックワイルドナイツ戦に挑んだ。
接戦することや手応えを掴むことではなく勝利を手にするために。
パナソニックのキックオフで試合が開始、最初から激しいボールの争奪戦、攻守の激しく入れ替わる展開の中、敵陣深く蹴り込んだボールに対し、逃れようとするパナソニックにプレッシャーをかけて攻め込むと素早くボールを動かし、ゴールラインへと襲いかかるが惜しくもトライならず。
その後も攻撃を続けるが、ディフェンスに定評あるパナソニックは隙あらば、ボールを奪って攻め返す。
途切れない展開の中、14分、パナソニックに先制を許した。
更に20分にもPGのチャンスを与えるが決まらず、ウォーターブレイクをはさんで今度はスピアーズが仕掛けた。
26分、敵陣22m右スクラムからじわじわと前進し右中間ラックからSH井上が左へ展開 、SO立川、FB森と繋ぎライン際でパスをもらったWTB根岸が左に飛び込みトライ。
SO立川のコンバージョンも決まり7-7試合を振り出しに戻した。
その後も相手ゴール前へと迫るが追加点はならず、パナソニックの堅い壁を崩せず、スコアどおり互いに一歩も譲らないまま前半を終えた。
負けてはいながいがリードもしていない、そして激しくスピーディーな試合展開にその消耗も計り知れない。
だがこの対戦がそんな大きなチャレンジになることは誰もが承知、そしてそのチャレンジの先に勝利があることを誰もが疑わなかった。
迎える後半は勝つための40分、そんな空気が流れる。
スピアーズのキックオフで後半が開始、1分に再びパナソニックがPGで先制する。
けれども直後、敵陣へ攻め込んだスピアーズもスクラムでペナルティを得るとSO立川がきっちり決めて10-10。
追加点が欲しいスピアーズ、相手の攻撃を止めては粘り強く攻めるが、10分、一瞬のミスを逃さないパナソニックにトライを奪われる。10-17。
しかし気持ちを切り替え反撃、14分にPGのチャンスを得るとSO立川が決めて13-17。
食らいくスピアーズ、すると今度は17分にパナソニックがPGを決めて13-20。
届きそうで縮まらないスコア、それでもこの試合に勝ちたい気持ちは途切れず、スピアーズを突き動かした。
21分再びPGのチャンスを得て16-20。
緊迫した展開、しかし敵は確かに射程圏内にいた。
次のスコアを何としても奪い、いっきに逆転したいスピアーズ、けれども25分、自陣へ攻め込んだパナソニックに懸命のディフェンスで対抗するも、追加点を許した。16-27。
互いにメンバーも入替え総力戦に突入、果敢にボールを動かし敵陣深くへ攻め込んだスピアーズ、ゴールラインまであと一歩のところまで攻め込み、相手は一人を欠くまさにチャンス、流れは確かに自分達にある。
けれども追加点が奪えない。
1つのチャンスを失っても、スコアが欲しい一心で攻めるスピアーズ、だが31分、敵陣で毀れたボールを拾ったパナソニックが素早くボールを動かし、いっきにゴールラインまで走りきり追加点。射程圏内だったスコアも16-34となった。
残り時間も少なくなる中、パナソニックからなんとかボールを奪って攻めるが、再度ゴールラインを超えることはなく、ホーンが鳴ってラストワンプレー、パナソニックがボールを蹴り出しノーサイド。
緊迫した試合展開の中、誰もが信じた勝利、圧倒されたとも全く及ばなかったとも思わない。
むしろ自分達のラグビーが通用することを確信できる多くの瞬間があった。
けれども結果は嘘をつかないのだ。
負けることは辛く、負け続けることはもっと辛い。
だが試練は乗り越えられる者に与えられるのも事実。
自分達が作り出すチャンスと、相手が与えてくれるチャンス、そのチャンスを敵よりどれだけものにできるか、スコアに結び付けられるかが勝負を決める。
戦う場所、這い上がる時間、勝ちたい思い、スピアーズには今数えきれないほどのチャンスがある。
上を向いて次の舞台でそのチャンスを必ず勝利にしよう。