トップリーグ 1stステージ プールB 第7節試合結果
13.10.26(土)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
コカ・コーラウエストレッドスパークス | |||||||||
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30 | 合計 | 26 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
2 | 1 | 1 | - | 15 | 前半 | 2 | 2 | - | - | 14 |
3 | - | - | - | 15 | 後半 | 2 | 1 | - | - | 12 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
---|---|---|---|
1 | 手塚 洋成 | 16 | 立川 直道 |
2 | 荻原 要 | 17 | 小池 健太 |
3 | 端本 太郎 | 18 | 朴 誠球 |
4 | 鈴木 康太 | 19 | 田村 玲一 |
5 | 今野 達郎 | 20 | 四至本 侑城 |
6 | ホアニ・マテンガ | 21 | 茂木 隼人 |
7 | フィナウ・フィリペ | 22 | 吉田 真吾 |
8 | タキタキ・エロネ | 23 | ケイド・ポキ |
9 | 井上 大介 | ||
10 | 高橋 銀太郎 | ||
11 | 根岸 康弘 | ||
12 | 立川 理道 | ||
13 | セイララ・マプスア | ||
14 | 宮田 拓哉 | ||
15 | 森 功至 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
フィナウ・フィリペ | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
立川 理道 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 |
タキタキ・エロネ | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
根岸 康弘 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
ケイド・ポキ | 2 | 0 | 0 | 0 | 10 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半 0分 | 6 → 19 |
入替 | 後半 0分 | 15 → 23 |
入替 | 後半 8分 | 12 → 22 |
入替 | 後半 15分 | 2 → 16 |
入替 | 後半 15分 | 9 → 21 |
入替 | 後半 30分 | 8 → 20 |
入替 | 後半 32分 | 11 → 17 |
レポート
【トップリーグ第7節コカ・コーラウエストレッドスパークス戦試合レポート】
10月26日(土)ジャパンラグビートップリーグ1stステージも最終節、第7節を迎えた。
それはトップ8による上位リーグへ進むため、両プールで残された枠を巡っての決戦の日、スピアーズもまさにその渦中にあった。
周囲の結果も影響するが、対戦相手 コカ・コーラウエストレッドスパークスから、ボーナスポイントもとっての勝利が必須、そのことを強く胸に敵地 福岡 レベルファイブスタジアムへ乗り込んだ。
心配された台風の影響もなく当日は快晴、まさに決戦に相応しい舞台となった。
午後1時、コーラのキックオフで運命を決める戦いが幕開けした。
まずはコーラがテンポよくボールを動かし自陣へと攻め込んできた。
そして、最初にチャンスを掴んだのはコーラ、3分、ゴール前での相手ボールスクラムからいきなり先制点を許した。
当然、敵のこの試合にかける思いも特別なのだろう、序盤から厳しい試合になることが予想された。
仕切りなおしてキックオフ、
今度はスピアーズが敵陣深くへと攻めこんだ。
しばらくはコーラの前に出るディフェンスに苦しめられるものの、粘り強く攻め続けチャンス到来、10分、ゴール前5m左ラインアウトからFWがモールで前進、ゴールラインを超えたところでFLフィナウが押さえ試合を振り出しに戻した。
ここからリズムに乗りたいスピアーズ、だが試合は拮抗する。
コーラのスピーディーな攻撃をなんとか凌いで敵陣へ、ゴールライン間際まで攻め込むがフィニッシュまで持ち込めない。
両者の意地と意地のぶつかり合いがチャンスを潰し合い時間が流れた。
前半も終盤にさしかかった28分、ようやく均衡が破れた。
ディフェンスで攻めるコーラの出端をくじくといっきに敵陣へ、ゴール前でのラインアウトのチャンスを得たスピアーズはFW戦で勝負をかけた。
縦、縦と繋ぎ、右中間ラックからNO.8タキタキが右サイドからディフェンスを跳ね除けトライ。12-7とした。
だが、勝ち越したのも束の間、31分にはコーラの反撃、2つ目のトライを許し12-14と逆転される。
攻守が目まぐるしく入れ変わる中、終了間際の38分PGのチャンスを得たスピアーズ、CTB立川が決めて15-14。なんとか逆転して前半を終えた。
我々には何がなんでもボーナスポイントをとっての勝利が必要。
接戦であれ、何であれ、今そのことをプレッシャーになんて感じている暇もなく、最後にそれを達成できるように、達成するために後半に挑んだ。
スピアーズのキックオフで後半が開始した。
最初にチャンスを掴んだのはスピアーズ、キックオフ直後の攻防からいっきにゴール前へと攻め込み5m右ラックからSH井上が左へ展開、CTB立川と繋ぎWTB根岸がゴール左隅に飛び込みトライ。
更に4分、敵陣22m左ラインアウトからの攻撃、ゴール前5m中央ラックからSH井上が右へ展開、SO高橋、CTBマプスアへと繋ぎ、インゴールへ蹴り込んだボールをWTBポキが拾ってトライ。
幸先の良いスタート、4トライ目をあげ25-14とした。
あとは勝利のために突き放したいスピアーズ、だが直後7分、再びコーラにトライを許し25-21。
シーソーゲームが続く中、敵陣へと攻め込み次なるチャンスを窺うスピアーズ、14分に再び敵陣ゴール前でのラインアウト、モールで前進し5m右ラックからSH井上が右へ展開、SO高橋からパスをもらったWTBポキがこの日二つ目のトライ。
30-21とした。
その後は当然反撃するコーラから、懸命のディフェンスでボールを捥ぎ取り敵陣へ、追加点こそあげられないものの攻撃を続けた。
次第にコーラが自陣へと攻め込み苦しいディフェンスの時間が続いた。
行ったり来たりの激しい攻防が続き、28分ついにコーラに追加点を許し、30-26と迫られた。
勝つためにはもう失点は許されないスピアーズ、一方我々を射程圏内に捉え勢いを増すコーラ、ラスト10分は壮絶な攻防となった。
それでも、最後の最後まで集中力を切らさず戦い抜いたスピアーズ、ホーンが鳴ってラストワンプレー、コーラの攻撃をきっちり守り切ってノーサイド。
30-26、僅差だが勝ち点5をとっての勝利、目標通りやるべきことはやった。
あとは他会場や明日の結果次第、天命を待つことになったスピアーズ。
翌日、最終節の全ての試合が終わり、結果は5位、惜しくもトップ8入りは叶わなかった。
3年ぶりに昇格したトップリーグ、予想通り過酷であったし、予想以上に手応えもあった。
1stステージ7試合を終え、目標のトップ8に届かなかった悔しさは残ったが、4勝3敗、勝ち越して終えたこと、自分達の戦いぶりには胸を張りたい。
ウィンドウマンスをはさんでスタートする2 ndステージでは、更に進化をしたスピアーズでありたいと思う。