GAME試合結果

2019-20シーズン トップリーグ 決勝トーナメント戦 準決勝試合結果

19.08.04(日)17:00キックオフ


クボタスピアーズ

東芝ブレイブルーパス
31 合計 24
T G PG DG   T G PG DG
4 4 0 0 28 前半 3 2 0 0 19
0 0 1 0 3 後半 1 0 0 0 5

出場選手

# スターティングメンバー # リザーブメンバー
1 海士広大 16 後藤満久
2 大熊克哉 17 羅官榮
3 北川賢吾 18 古賀太貴
4 青木祐樹(Cap) 19 金昊範
5 デーヴィッド・ブルブリング 20 バツベイシオネ
6 トゥパフィナウ 21 岡田一平
7 末永健雄 22 近藤英人
8 ファウルア・マキシ 23 四至本侑城
9 井上大介
10 ファレヌイ・ハウェラ
11 白井竜馬
12 立川理道
13 シオネ・テアウパ
14 ゲラード・ファンデンヒーファー
15 桑江健一郎

個人得点

氏名 T G PG DG
白井竜馬 1     5
ファレヌイ・ハウェラ   4 1   11
桑江健一郎 1       5
ゲラード・ファンデンヒーファー 1       5
末永健雄 1       5

入替・交替

種類 時間 背番号
入替 後半17分 8 → 20
入替 後半22分 1 → 17
入替 後半29分 3 → 18
入替 後半30分 11 → 22


レポート

いよいよ始まったトップリーグカッププレーオフ。
クボタスピアーズは昨年度同様に、プール戦を首位で終え準決勝に進出しました。
昨年度のトップリーグカップではサントリーを相手に敗戦してしまいましたが、今回こそは勝って決勝に進もうとこの数週間しっかりと準備してこの試合に挑みました。前週の練習試合では、公式戦出場機会が少ないメンバーが活躍し、ヤマハジュビロに勝利。この勝利もチームに活気を与え、チーム一丸となってこの一戦に臨みました。相手は今季好調の東芝ブレイブルーパス。接点の激しさ、セットプレーの強さだけでなく、攻撃的なキックやスピード感のあるパス回しも脅威となる難敵です。


この試合を応援するため、猛暑のなか多くのオレンジ色を着たファンの方々に観戦いただきました。


先制されるも徐々に立て直して逆転の前半!!

強い西日が差す中、風上でキックオフ。
キックオフ直後からスピアーズは東芝ブレイブルーパスの先制パンチを浴びます。
キックオフから東芝中盤からのビッグゲインで、東芝ボール自陣5mスクラムからバックスへの展開でトライされると、その直後のリスタートキックでも相手のループ攻撃でラインブレイクされそのまま外につながれトライ。前半10分で12点の失点を許します。また、13分にはこの日2度目のスクラムを押し込まれペナルティ。やや劣勢となり我慢の時間が続きます。




しかし、クボタはラインアウトで奮闘。 前半18分、中盤東芝ラインアウトを青木選手がいい読みでターンオーバーするとスピアーズが攻撃。桑江⇒大熊⇒白井と繋ぎ、白井選手が外を抜けます。相手ディフェンスをキレキレのステップで抜き去るとそのままインゴールまで。ゴール成功で 7 - 12 と取り返します。



前半21分にも相手自陣からのハイパントを競り合うと、立川選手からのインサイドパスに桑江選手が走り込み、中盤から独走。そのままトライ、ゴール成功で逆転。 14 - 12とします。



前半27分、敵陣22m付近ラインアウトからクイックでだすと、ゲラード選手がラインブレイク。
フォワードバックス一体となった攻撃からの3本連続トライで21 - 12とリードを広げます。





前半30分、中盤東芝スクラムからバックスラインブレイクし、トライをゆるし、2点差まで詰められますが、35分にはゴール前ラインアウトモールからFWが近場を攻め、末永選手がトライし、ゴール成功で 28 - 19と9点リードで前半を折り返します。





前半は相手の強みを活かされた先制を浴びるものの、スピアーズが練習でやってきたことをシンプルに実行することで徐々にペースを奪いました。後半風下であることを考えると、前半をリードできたのは大きいです。


最後まで手に汗握る攻防は45分まで!!スピアーズ必死のディフェンス!!



後半は互いに譲らない攻防が続きます。
後半になるとグランド一面の日差しがなくなり、太陽の熱さからは逃れられたものの、ピッチ内は30度を超える過酷な状況。
選手たちは疲労もあるはずですが、選手の走力は衰えません。春から積み上げてきた過酷な練習がここで活きてきます。足をつる選手も怪我で倒れる選手もいなく、どのポジションの選手も倒れては過ぎに起き上がるリロードを繰り返します。




そして、後半12分
クボタPG選択するも不成功。しかし、この後のドロップアウトからのディフェンスでノットリリースを誘い、再度PG選択。ハウェラ選手これを落ち着いて決め31-19と後半先制。


しかし、その直後、相手もゴール前ラインアウトからトライし、追いつきます。31 - 24


そして、試合時間残り20分に。緊張感のあるゲームが続く中、ここで追加点をとり、勝利の糸を手繰り寄せたい両チーム。追う東芝はシンプルで強いアタックで攻め込み、なんとか1トライ1ゴールで同点に持ち込もうと攻め込みます。



スピアーズも負けず、28分のスクラムでは前半劣勢に思えたスクラムからペナルティを奪いターンオーバーの場面も。




そして、互いに一進一退の激戦は続き、気が付けば試合終了まで残り数分に。
しかし、状況は東芝のチャンス。自陣ゴール前でスピアーズはディフェンスの局面を迎えます。
東芝は再三ラインアウトモールでトライを取ろうと、攻めます。






しかしスピアーズは必死のディフェンス。全員がこの局面を勝負の分かれ目と認識し、強烈なタックルを東芝選手に対して一人二人と襲い掛かります。トライラインを越えられはしないものの、スピアーズはペナルティを繰り返し、フランカーのトゥパ選手とプロップの古賀選手が立て続いてシンビンで退場。40分の経過を知らせるホーンが鳴りますが、以前としてゴールを背負うピンチが続きます。


スピアーズはこのスクラムを6人で組み、相手がボールを持ち出し。近場を中心にフォワード連続攻撃。トライラインぎりぎりまで迫りますが、スピアーズディフェンスは割らせません。
会場が応援と歓喜の声が響き、この日最大の盛り上がりを魅せます。
そして、数フェイズ続いたところで相手が反則。後半45分まで続く激闘はスピアーズの粘り勝ちでノーサイドとなりました。










【フランヘッドコーチコメント】

「まず東芝ブレイブルーパスと素晴らしいゲームができたことに感謝します。とてもいい東芝のゲームの入りに、我々もそれに応えないといけないという気持ちになりました。
リーダーたちのおかげで、プラン通りにゲームを戦うことができました。両チームとも最後までいいラグビーができたと思います。
選手のみんなはこの試合が80分最後まで続く戦いであることわかっていたと思います。
チームひとりひとりがこの勝利に貢献しています。これがスピアーズの文化です。これがあるから最後まで選手たちは頑張ることができました。
この勝利は私たちにとってうれしいものですが、まだ終わっていません。
この選手たちの努力で得た決勝というチャンスを、しっかりと準備してものにしたいと思います。 」


【青木ゲームキャプテンコメント】

「ゲームの入りは相手からかなりのプレッシャーを受けましたが、自分たちで修正して80分を通してスコアを積み上げることができました。ゲームの最後では苦しい時間が続きましたが、試合をする前から、「この試合はタフなゲームになる」という準備があったので、最後まで戦うことができました。
この結果は、チーム全員で成し遂げたものだと思います。決勝に進むということは、クボタスピアーズの新しい歴史を作ることだと思います。ここまで来たら、チャンピオンになってさらに新しい歴史を作りたいと思います。 」


※試合写真は公式Facebookにも、多数掲載しております。


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