GAME試合結果

THE CROSS-BORDER RUGBY 2024 ギャラガー・チーフス戦試合結果

24.02.10(土)14:30キックオフ


クボタスピアーズ
合計 30
T G PT PG DG
前半 1 0 0 1 0 8
後半 3 2 0 1 0 22
VS
合計
 
前半
後半

ギャラガー・チーフス
合計 35
T G PT PG DG
前半 3 3 0 0 0 21
後半 2 2 0 0 0 14

出場選手

# スターティングメンバー
1 海士広大
2 スカルク・エラスマス
3 松波昭哉
4 JD・シカリング
5 ルアン・ボタ
6 トゥパフィナウ
7 末永健雄
8 ファウルア・マキシ(Cap)
9 藤原忍
10 岸岡智樹
11 金秀隆
12 リカス・プレトリアス
13 ハラトア・ヴァイレア
14 根塚洸雅
15 リアム・ウィリアムズ

リザーブメンバー

# リザーブメンバー
R 江良颯
R 紙森陽太
R 才田智
R 青木祐樹
R アシペリ・モアラ
R 古賀駿汰
R テアウパシオネ
R 山崎洋之
R 堀部直壮
R 土谷深浩
R 玉置将也
R 押川敦治
R 島田悠平

個人得点

氏名 T G PG DG
ハラトア・ヴァイレア     1 3
根塚洸雅 1     5
山崎洋之 2     10
ハラトア・ヴァイレア   1 1 5
才田智 1     5
島田悠平   1   2

レポート

第6節を終えリーグワンD1のレギュラーシーズンは一旦休止、その期間に今シーズンから初の試みとなるクロスボーダーラグビー2024が開催されました。




南半球のラグビー最高峰「スーパーラグビー・パシフィック」に出場する2チームと昨季リーグワントップ4の対戦となるこの大会。スピアーズはギャラガー・チーフスと対戦します。

フランヘッドコーチも
「昨年のスーパーラグビーのファイナリスト相手に、自分たちのスタイルがどこまで通用するのか、また若い選手たちへの経験という意味でも非常に重要な一戦」
と位置づけるこの試合。

スピアーズはこの試合に若い選手を中心とした28人のメンバーを揃えます。リーグワンとの試合規則も異なることや、レギュラーシーズン開催期間中ということもあり、普段とはまた違ったメンバー編成とはなりますが各ポジションにそれぞれ注目選手を揃えます。

なかでも注目はアーリーエントリーで登録された江良選手。1月13日に行われた大学選手権決勝で帝京大学を優勝に導いたキャプテンが、舞台もチームも変えてプレーします。


そうした若い選手たちの活躍も楽しみなこの一戦は、冬晴れの秩父宮ラグビー場で行われました。


前半: ペナルティゴールで先制するも相手の強みで13点差で折り返す


チーフスボールでキックオフした前半、フィジカルなラグビーを得意とする大きく強いチーフスはキックオフ直後からボールを回してスピアーズのディフェンスラインに突進を繰り返します。
これに対してスピアーズは低く人数をかけたタックルでこれを防ぎ、相手を真っ向から受けとめます。

前半8分には相手陣に入ると相手のオフサイドの反則からペナルティゴールを選択し、この日のキッカーのハラトア選手が落ち着いて決めて3点を先制。


スピアーズは、ハーフ藤原選手やスタンドオフ岸岡選手といったハーフ団を中心としてキックを巧みに使い、敵陣でのプレーに徹します。
ですが15分には相手の連続攻撃を止めきれずこの日初のトライを奪われてしまいます。

しかし、スピアーズも取り返します。
20分すぎには根塚選手のキックボールの競り合いから敵陣で攻撃を進めると、末永選手やプレトリアス選手が前にでます。そうした攻撃の末に岸岡選手が右サイドにロングパス。これを貰った根塚選手は相手タックル2人をステップでずらしながら右手を伸ばしトライ。8対7と逆転に成功します。




こうした拮抗した展開に両者ペースの奪い合いが続く中、この前半やや劣勢となっていたスクラムでスピアーズがペナルティを犯します。
ここからのゴールラインを背負ったディフェンスの局面で、チーフスは近場でフィジカルを活かした突進を繰り返しゴール中央にトライ。キックも成功し、8対14に。

続いて前半終了間際には、互いにボールの保持が行き来するなかで、アンストラクチャーアタックから左サイドを突破され追加点を許します。


そしてここで前半終了。
8対21と13点差での折り返しとなりますが、前半で見せたスピアーズのプレーは、その点差を感じさせないほど互角の戦いを見せました。


後半:取り合いの後半、最後まで緊張感のある攻防に

前半から交替していた山崎選手や才田選手に加わり、後半のスタートからはフッカーが交替。注目選手の一人である江良選手が出場します。


その影響があってか5分には劣勢だったスクラムからペナルティを奪い、相手陣ラインアウトのチャンスに。
このチャンスで江良選手のスローイングから、右サイドに一気に展開すると、岸岡選手のロングパスを受けた山崎選手がタッチライン際を走りインゴールに飛び込みトライ。後半先制トライで13対21と点差を縮めます。



13分にはペナルティゴールで16対21とさらに追加点を加え5点差まで詰めますが、17分にはモールで失点。この時間帯からスピアーズは多くのリザーブ選手を投入します。ただメンバーが変わっても試合開始から続く緊張感は途切れません。



20分には、スピアーズの攻撃で誘った相手の反則からゴール前ラインアウトのチャンス。後半先制と同様のこのシチュエーションでスピアーズはラインアウトモールを組みます。江良選手が持ち出しゴールラインまで迫りますが、あと一歩でトライならず。しかしすかさずフォローに入った藤原選手がボールを出し、それに反応した才田選手がボールをすぐに持ち出してインゴールにボールをねじ込みトライ。キックも成功し、23対28と再度5点差に。



連続トライでさらに追いつきたいところでしたが、負傷で一人少ない状況のディフェンスからトライを奪われ後半25分でまた点差が離されます。

ここからはスピアーズにとってタフな時間が続きます。再三にわたる敵陣での攻撃を仕掛けますが、なかなか得点には結びつかず時間は刻々と経過。

ただ後半36分には敵陣22m付近のラインアウトから2回攻撃を続けたところで、逆サイドにバックスが攻撃。見事なパスワークで山﨑選手に回るとみライン際を駆け抜けてトライ。島田選手のキックも決まり残り3分を残して1トライ差に。



試合終盤のどちらにも勝利の可能性があるこの状況に秩父宮ラグビー場は歓声に包まれます。それに呼応するかのように両チームの選手は最後まで堂々としたプレーを見せ、スピアーズは最後まで勝利を諦めません。



後半40分を告げるホーンの後のディフェンスでも、相手のボールを奪い、島田選手のドリブルからもう少しでトライに繋げられそうな場面もありましたが、最後は相手にボールを蹴りだされます。
最終スコア30対35で敗戦となりました。


シーズン中の開幕、中心選手の負傷、強度の高い相手に対して若い選手たちで挑む試合と、難しい状況下での戦いとなったこの80分。
しかし終わってみれば出場した選手たちはスピアーズの代表として堂々としたプレーを見せ、今後のチームにとって大きな影響を与える試合となりました。

強い相手に真っ向から立ち向かう戦う姿勢や、最後まで勝利を諦めないプレーは、リーグワンを代表として戦うチームにふさわしいものでした。

こうした機会を与えてもらったリーグ、そして日本まで遠征してくれたギャラガー・チーフスに感謝し、今後の残りのシーズンに向けてチームの成長に繋げていきます。



★この試合のハイライト映像や記者会見レポートは、リーグワン公式ホームページの試合情報からご確認ください↓
 https://league-one.jp/lp/cross-border/2024/matchdetails/26198/



【ピックアップ写真】


↑試合後には両チームから記念品の交換があり、スピアーズはマキシゲームキャプテンから輪島塗が贈られました。



↑ハイボールキャッチやトライなどで世界レベルのパフォーマンスを発揮した根塚選手



↑リアム選手は相手が誰であろうと安定したパフォーマンスを見せる



↑試合前日に急遽出場が決まるも2トライを奪う活躍を見せた山崎選手



↑この日キッカーとして活躍したヴァイレア選手



↑リーグ全体を通じて今季アーリーエントリー選手最速の出場となった江良選手


【次戦についてのお知らせ】

NTTリーグワン2023-24 第7節
相手:花園近鉄ライナーズ
日時:2月24日(土)14時30分キックオフ
場所:東大阪市花園ラグビー場
観戦:チケット発売中


プラチナパートナー

  • 興和株式会社(バンテリン)

ダイヤモンドパートナー

  • 冨士機材
  • 新潟クボタ

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  • NIYU(二友組)
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事業連携パートナー

  • 桐井電設工業株式会社
  • 株式会社オーティーエス(OTS)
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  • 陽光産業株式会社(トキビル)
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  • 日の丸自動車興業株式会社
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  • 栗山自動車工業

地域連携パートナー

  • 東武百貨店船橋
  • 東武トップツアー株式会社
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  • ダイドードリンコ株式会社
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  • BC Japan
  • 北海道クボタ

サプライヤー

  • ジースター
  • 大塚製薬株式会社
  • 健康体力研究所(Kentai)
  • 国士舘大学
  • オンワード
  • VENEX(ベネクス)

チケットパートナー