練習試合 ヤマハ発動機ジュビロ戦試合結果
19.07.26(金)16:30キックオフ
クボタスピアーズ |
ヤマハ発動機ジュビロ |
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29 | 合計 | 17 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
2 | 1 | 0 | 0 | 12 | 前半 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
3 | 1 | 0 | 0 | 17 | 後半 | 2 | 1 | 0 | 0 | 12 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
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1 | 羅 官榮 | 16 | 海士 広大 |
2 | 後藤 満久 | 17 | 杉本 博昭 |
3 | 才田 智 | 18 | 大塚 健太郎 |
4 | 金 昊範 | 19 | 松波 昭哉 |
5 | 今野 達朗(Cap) | 20 | 新関 世志輝 |
6 | トゥパ フィナウ | 21 | 松井 丈典 |
7 | 田村 玲一 | 22 | 孫 昇己 |
8 | 千葉 雄太 | 23 | 萩澤 正太 |
9 | 谷口 和弘 | 24 | 稲橋 良太 |
10 | 古賀 駿汰 | 25 | 四至本 侑城 |
11 | Honeti Taumohaapai | 26 | 岡田 一平 |
12 | 永富 晨太郎 | 27 | 岩佐 賢人 |
13 | 髙橋 拓朗 | 28 | 中田 翔太 |
14 | 伊藤 有司 | 29 | 田中 健太 |
15 | 近藤 英人 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
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トゥパ フィナウ | 1 | 5 | |||
近藤 英人 | 2 | 4 | |||
髙橋 拓朗 | 1 | 5 | |||
永富 晨太郎 | 1 | 5 | |||
羅 官榮 | 1 | 5 | |||
萩澤 正太 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 | |
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入替 | 前半 | 28分 | 金→新関 |
入替 | 後半 | 6分 | 今野→孫 |
入替 | 後半 | 6分 | 谷口→岡田 |
入替 | 後半 | 6分 | 後藤→杉本 |
入替 | 後半 | 11分 | 千葉→四至本 |
入替 | 後半 | 11分 | 田村→稲橋 |
入替 | 後半 | 14分 | 才田→松波 |
入替 | 後半 | 14分 | 髙橋→中田 |
入替 | 後半 | 20分 | トゥパ→萩澤 |
入替 | 後半 | 20分 | 伊藤→岩佐 |
入替 | 後半 | 20分 | Honeti→中田 |
入替 | 後半 | 30分 | 杉本→大塚 |
入替 | 後半 | 30分 | 新関→松井 |
入替 | 後半 | 30分 | 羅→海士 |
レポート
プール戦が終了し、24チーム4位以上が確定したスピアーズ。
しかし、チームスローガンであるONEにもある通り、我々の目標はカップ戦優勝です。
準決勝を勝利するためスピアーズはチーム一丸となってその準備を進めています。
そうしたなかでも、公式戦の出場機会が少なかった選手に経験を積ませ、チーム力の底上げをすることは重要です。強いチームは選手層が厚く、激しいレギュラー争いが必要です。そうした意味でも、今回の練習試合はとても重要な意味を持っています。
これはスピアーズだけでなく、プレーオフに出場できなかった他チームも同じです。今回対戦するヤマハジュビロ以外にも、プール戦終了後のこのタイミングで練習試合を行うチームは珍しくありません。
ヤマハグラウンドでの試合でしたが、ノンメンバーも含む全員が試合を応援。チーム一体となり勝利を目指します。
この日の選手のモチベーションは接点の部分で現れます。
キックオフチェイスからの羅選手のハードタックルが炸裂したことを皮切りに、攻守に渡って激しいコンタクトでスピアーズ選手は相手に体を激しく当てにいきます。
相手も左右に大きく振るアタックとセットプレーでリズムを作ろうとしますが、スピアーズは攻守に渡っていいリズムを作り出します。特にマイボールラインアウトの安定は素晴らしく、相手に競らせません。ディフェンスでも起き上がりも早く、一人二人と相手アタックに対してダブルタックルで前に出させません。
そして前半8分、ゴール前ラインアウトからモールを組むと近場をアタック。トゥパ選手がボールを持つと、相手を弾き飛ばしインゴールに。強さを活かしたトライで先制します。近藤選手キック成功で7-0。
その後、17分に中盤スクラムからペナルティを奪われ、ゴールラインアウトからトライを奪われてしまいます。
これ以降の15分点数は動きませんが、互いにミスも少なく激しい接点の見ごたえのある展開となります。そして、前半32分。スピアーズはゴール前ラインアウトからすぐに外に展開。ここからFW・BK一体となりフェイズを重ね、最後は高橋選手がトライ。奪い返します。
トライ後もスピアーズは攻め続け、前半終了間際まで相手ゴール前でトライ直前までいきますが、スコアできず12-5で7点リードして折り返しとなります。互いにいい部分を出し合う緊張感のある前半はあっという間でした。
↑ハーフタイム中。互いに話し合い、コーチからの指示を受け後半に臨みます。
そして、後半。
後半のファーストスクラム。前半で劣勢かに思われたスクラムでペナルティを奪います。
そこからゴール前ラインアウトになるとモールで押し込みます。モールからボールを出すと、近場を攻めこみフェイズを重ね、バックスに。
スタンドオフの古賀選手からインサイドにパスをすると走りこんできた永富選手がディフェンスのギャップを抜け出しトライ。新人選手の抜群のコンビネーションでスピアーズは前半に続き先制します。(19 - 5 )
しかし、その後、ミドルエリアからのラインアウトからのディフェンスでタックルミスを繰り返し、ヤマハに簡単にトライを奪い返されます。中盤から簡単にとられてしまったことで、緊張感が途切れてもおかしくないところですが、選手たちの修正能力はすばらしく、切り替えて、スピアーズもすぐさま取り返します。ゴール前ラインアウトモールを押し込み、羅選手がトライを奪い返し、後半15分で24-10とリードを伸ばします。
そして、さらに後半28分
中盤からフォワードバックス一体となり、フェイズを重ねてよく攻めるとゴール前まで。
しぶとく攻めると、最後は萩澤選手が近場をステップで相手をかわし、トライ。ゴール不成功29-10とします。
ここで、新人選手松井選手と大塚選手を投入。デビュー戦です。
37分にラインアウトから近場を攻められヤマハトライ 29-17と追加点を奪われてしまいますが、スピアーズはノーサイド直前まで攻め続けました。得点こそ奪えないものの29-17で試合終了となりました。
↑前半より出場のホネティ選手。強さを見せて存在感を示した。
↑今回はスタンドオフでの出場となった古賀駿汰選手は80分間チームを引っ張った
↑今季初出場となる金選手のハードなプレーは健在。
↑田村選手。ワークレートとブレイクダウンの激しさで相手を苦しめる。
↑早いボールだしでリズムを作った谷口選手。
↑今野選手はゲームキャプテンとしてチームを牽引。特に前半のラインアウトの安定はさすが。
↑復帰戦となった新関選手。低いタックルで相手を止めた。
↑大きな相手選手に対しても激しくタックルする中田選手。
↑キックオフボールを競り合いキャッチする岩佐選手。
【今野ゲームキャプテンコメント】
「出るメンバーは自分たちが試合にでる番だということで、メンタルも戦略もしっかり準備したことで、この試合結果があると思います。準決勝の東芝戦に出ることができるかどうかはわかりませんが、同じようにチーム全員がしっかりと準備して、東芝戦に臨みたいと思います。」
【フランヘッドコーチコメント】
「今日の選手たちのパフォーマンからは、プライドを感じましたし、クボタの選手は高いスタンダードであることを示してくれたと思います。80分間タフでいい試合でした。
我々は80分間通して戦えることを示しました。来週もいい準備をしたいと思います。 」
※試合写真は公式Facebookにも、多数掲載しております。