練習試合 日野レッドドルフィンズ戦試合結果
19.11.30(土)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
日野レッドドルフィンズ 日野レッドドルフィンズ |
|||||||||
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29 | 合計 | 31 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
3 | 1 | 0 | 0 | 17 | 前半 | 2 | 1 | 0 | 0 | 12 |
2 | 1 | 0 | 0 | 12 | 後半 | 1(2) | 1(1) | 0 | 0 | 7(12) ※カッコ内は3本目 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
---|---|---|---|
1 | 海士 広太 | R | 杉本 博昭 |
2 | 大塚 健太郎 | R | 羅 官榮 |
3 | 古賀 太貴 | R | 北川 賢吾 |
4 | 青木 祐樹 | R | 才田 智 |
5 | デーヴィッド ブルブリング | R | 松井 丈典 |
6 | トゥパ フィナウ | R | 今野 達朗 |
7 | 末永 健雄 | R | 孫 昇己 |
8 | ファウルア マキシ | R | 萩澤 正太 |
9 | 井上 大介 | R | 稲橋 良太 |
10 | 川向 瑛 | R | 岡田 一平 |
11 | 白井 竜馬 | R | 谷口 和洋 |
12 | 立川 理道 | R | ファレヌイ ハウェラ |
13 | シオネ テアウパ | R | 田中 健太 |
14 | 岩佐 賢人 | R | 永富 晨太郎 |
15 | ゲラード ファンデンヒーファー | R | 髙橋 拓朗 |
R | 中田 翔太 | ||
R | 伊藤 有司 | ||
R | 近藤 英人 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
白井 竜馬 | 1 | 5 | |||
ゲラード ファンデンヒーファー | 1 | 1 | 7 | ||
ファウルア マキシ | 1 | 5 | |||
杉本 博昭 | 1 | 5 | |||
ペナルティトライ | 7 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 17分 | 井上→岡田 |
入替 | 63分 | 海士→羅 |
入替 | 63分 | 大塚→杉本 |
入替 | 63分 | 古賀→北 |
入替 | 63分 | 青木→松井 |
入替 | 63分 | ブルブリング→今野 |
入替 | 63分 | トゥパ→萩澤 |
入替 | 63分 | 末永→稲橋 |
入替 | 63分 | 川向→ハウェラ |
入替 | 63分 | 白井→田中 |
入替 | 63分 | 立川→永富 |
入替 | 63分 | テアウパ→髙橋 |
入替 | 63分 | 岩佐→伊藤 |
入替 | 63分 | ファンデンヒーファー→近藤 |
入替 | 76分 | 今野→孫 |
入替 | 80分 | マキシ→トゥパ |
入替 | 85分 | 岡田→谷口 |
レポート
沖縄合宿を終え、船橋に帰ってきたスピアーズ。
沖縄合宿では今季プレシーズンマッチ初戦のドコモ戦に対し準備するととともに、合宿を通じてチームとしてより結束し、ハードな練習を重ね、見事ドコモレッドハリケーンズに勝利し、幸先いいスタートを切ることができました。
今季プレシーズンマッチ2戦目は日野レッドドルフィンズとの対戦です。
日野レッドドルフィンズは、昨年のトップリーグから参戦し、ここ最近力を付けている侮れないチームです。特にフォワードの強さが特徴的でラインアウトやスクラムのセットプレーでプレッシャーを受ければ、厳しい戦いになるでしょう。
今回は40分×2本に加え、20分の3本目ある形式でチーム総力戦での戦いになります。
天候は冬の訪れを感じさせる肌寒さはありますが、とびっきりの晴天。絶好の天候に恵まれました。
観客席には座り切れないほどのファンの方々がかけつけ、いつものクボタグランドとは違うまるで公式戦のような雰囲気のなかキックオフとなりました。
相手ボールキックオフをレシーブすると、クボタはキックでエリアを取りに行きます。キックで相手にボールを渡しても整ったラインディフィンスとハードなタックルで相手を制圧し、前に出させません。相手のキックに対しても、バックスが効果的なキックと適切なポジショニングでエリアを取らせず、前半10分まではほぼクボタペース。敵陣でプレーし続けます。
前半6分には、ゲラード選手の上空高くあがるハイパントで落ちたボールを取ると、ディフィンスラインが手薄だった左外に展開。
末永選手が空いたギャップを見逃さず、相手にずらして当たりラインブレイクすると、オフロードパス。そこから最終的に白井選手が抜け出してトライします。
ゲラード選手のゴールも決まり7-0と先制点を取り、試合のスタートとしては素晴らしいスタートをきります。
その後、前半11分にはゴール前ラインアウトから中央付近でラックを作ると外に展開し、ゲラード選手が右外に飛び込みトライ。セットプレーを起点とした練習通りのプレーで2トライ目をあげ12-0とします。
しかし、日野もスクラムで有利に立ち、外に大きく展開し、強いランナーをうまく走らせる攻撃で挽回。17分にゴール前からフェイズを重ね、トライ。27分には50mの独走を許し、12-12の同点となります。
流れは互いに互角の中、この状況を打破したのはルーキーのマキシ選手。
敵陣10m付近から相手ボールを奪うとそのままラインブレイクし、インゴールまで独走する豪快なトライで17-12と勝ち越し、このまま1本目を終えます。
後半に入ると相手は大幅な選手入れ替え。フレッシュな選手が多いなかスピアーズは前半と同様のメンバーで挑みます。
この状況に対し、クボタは前半から好調のラインアウトを武器に攻め込みます。
9分にはゴール前ラインアウトから押し込むと相手のペナルティーを誘い、これがペナルティートライとなり24-12と2本目もスピアーズが先制します。
しかし、このペースを握り続けることはできず、ミスや反則、ディフィンスで攻め込まれる状況があり、22分には日野にカウンターアタックからトライを許してしまいます。24-19
ここでスピアーズは選手を大幅入れ替え。元気なメンバーが入ります。
この時間帯は、試合の流れを左右する重要な時間帯。互いに一進一退の攻防が続きます。
互いにピンチやチャンスがありますが、プレーシーズンゲームにありがちなハンドリングミスで得点に繋がることができません。
ここで頼りになるのが、今日絶好調のラインアウト。
2本目終了間際の39分にクボタはゴール前ラインアウトモールをしつこく攻めこみ杉本選手がトライを奪い29-19で10点差をつけて、前後半が終了します。
本来ならばここで試合終了ですが、本日は3本目にプラス20分があります。
この20分も最後まで集中し、勝ち切りたいスピアーズでしたが、日野が3本目から大幅な入れ替えによって気力を取り戻したのか、流れが悪く3本目は日野ペース。
5分にはキック処理のミスからトライを奪われ、20分の試合終了間際には外を展開されトライを奪われ、追加点を奪うことができず29-31の逆転を許し、痛い敗戦となってしました。
試合を総括すると、最初の10分の完璧ともいえる試合運びからペースを掴みづけることができず、相手の強みを出させてしまう場面が目立ち、最終的には逆転を許しました。
特にミス、そしてスクラムでの安定性は今後の課題になると思います。
しかし、ラインアウトの安定やモールでの得点、そして接点の激しさはこの秋から磨いてきた練習の成果が見えるものでした。
チャンスをスコアに結び付け、いかにペースを握り、相手からゲームのコントロールを奪うかがチームの勝利には不可欠です。そのためには強い相手や試合終盤の消耗の激しい負荷のかかった状況での精度が求められます。このアンダープレッシャーのなかでの精度をさらに極めることが、トップリーグで勝つために重要になります。
次回は12月14日vsNEC@NECグランドです。
【フラン・ルディケヘッドコーチからのコメント】
「今日はいままで自分たちがやってきたことを試すいい機会でした。相手はハードにタフに私たちにプレッシャーをかけてきました。いいプレーをすることができましたが、相手にプレッシャーをかけられた場面もありました。しかし、こうした状況が私たちには必要です。今日はそうした意味でいい機会だったとおもいます。次のNEC戦に向けチーム全員でまた準備していきます。」
↑この日先発のプロップ古賀選手はスクラムだけでなく、フィールドではボールキャリアとして活躍
↑デイビッド選手は持ち前の高さだけでなく、スマートさもある経験豊かな選手
↑ルーキーながら先発出場の大塚選手はラインアウトで安定したスローイングをみせる
↑青木選手は献身的なフォロープレーでオフロードを受けとりラインブレイク
↑岩佐選手は今年入団とは思えない安定感を発揮
↑この日、フルバックで出場した近藤選手。持ち味のスピードを発揮した
※試合写真は公式Facebookにも、多数掲載しております。