練習試合 神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦試合結果
19.12.21(土)13:00キックオフ
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クボタスピアーズ |
神戸製鋼コベルコスティーラーズ |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 26 | 合計 | 33 | ||||||||
| T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
| 1 | 1 | 0 | 0 | 7 | 前半 | 3 | 3 | 0 | 0 | 21 |
| 3 | 2 | 0 | 0 | 19 | 後半 | 2 | 1 | 0 | 0 | 12 |
出場選手
| # | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー | 1 | 北川 賢吾 | R | 大塚 健太郎 |
|---|---|---|---|
| 2 | 杉本 博昭 | R | 羅 官榮 |
| 3 | 古賀 太貴 | R | 松波 昭哉 |
| 4 | 金 昊範 | R | 才田 智 |
| 5 | デーヴィッド・ブルブリング | R | オペティ・ヘル |
| 6 | トゥパ フィナウ | R | 青木 祐樹 |
| 7 | 末永 健雄 | R | 今野 達朗 |
| 8 | ドウェイン・フェルミューレン | R | 萩澤 正太 |
| 9 | 井上 大介 | R | 稲橋 良太 |
| 10 | 川向 瑛 | R | ファウルア・マキシ |
| 11 | 白井 竜馬 | R | 岡田 一平 |
| 12 | ライアン・クロッティ | R | 谷口 和洋 |
| 13 | シオネ・テアウパ | R | バーナード・フォーリー |
| 14 | 近藤 英人 | R | 伊藤 有司 |
| 15 | ファレヌイ・ハウェラ | R | 永富 晨太郎 |
| R | 髙橋 拓朗 | ||
| R | 岩佐 賢人 |
個人得点
| 氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| トゥパ フィナウ | 1 | 5 | |||
| ファレヌイ・ハウェラ | 1 | 2 | |||
| 杉本 博昭 | 1 | 5 | |||
| バーナード・フォーリー | 2 | 4 | |||
| 岩佐 賢人 | 1 | 5 | |||
| ファウルア・マキシ | 1 | 5 |
入替・交替
| 種類 | 時間 | 背番号 |
|---|---|---|
| 入替 | 後半 | 北→羅 |
| 入替 | 後半 | フェルミューレン→マキシ |
| 入替 | 後半 | 川向→フォーリー |
| 入替 | 後半 | クロッティ→永富 |
| 入替 | 後半 | 古賀→松波 |
| 入替 | 後半 | 金→青木 |
| 入替 | 後半 | 井上→岡田 |
| 入替 | 後半 | ハウェラ→岩佐 |
| 入替 | 後半 | 杉本→大塚 |
| 入替 | 後半 | ブルブリング→今野 |
| 入替 | 後半 | テアウパ→髙橋 |
| 入替 | 後半 | 白井→伊藤 |
| 入替 | 後半 | マキシ→稲橋 |
| 入替 | 後半 | トゥパ→萩澤 |
レポート
21日(土)の神戸製鋼コベルコスティーラーズとの練習試合に合わせて、クボタスピアーズは12月18日(水)より大阪に移動し、J-GREEN堺にて合宿を行い、この試合に臨みました。
合宿では3~4人部屋で衣食住を共にし、グラウンド内外でもチームとしてONEを意識し、活動しました。

合宿中にはSDGs研修や(株)クボタ大阪本社や事業者などに選手が訪問を行いました。
また、試合日の午前中には「ラグビーはじめてスピアーズin伊丹」を通して、関西にも数多くいるファンの方々のために試合ノンメンバーを中心にラグビー体験を行いました。

そうして始まった神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦。
昨季トップリーグ王者、今季カップ戦王者でもある神戸製鋼は日本代表を含めた各国代表クラスの選手たちがメンバー入り。
クボタスピアーズも前週に合流したライアン・クロッティ選手やドウェイン・フェルミューレン選手が先発です。


前半:相手の攻守ともに強力な接点に苦戦するも我慢強く耐える
クボタスピアーズマイボールキックオフでスタート。
ここからプレッシャーをかけて、敵陣でプレーしチャンスを作りたいスピアーズは前半2分で早速22m付近ラインアウト。ライアン・クロッティ選手のファーストタッチとなる1次攻撃から攻めるもノックオンにより相手ボールスクラムに。このスクラムでペナルティを犯し、後退します。

その後、相手の攻撃を受けますが、6分にはフェルミューレン選手の豪快なジャッカルなどで必死に守ります。
前半10分まで互いに一進一退の攻防がありますが、エリアも支配率ともに神戸製鋼がやや優勢。
ついに前半10分には自陣22m付近からのラインブレイクによりポール下にトライされキック成功で 0-7と先制されてしまいます。
立て続いて前半15分にも自陣10m付近からラインブレイク⇒オフロードを繋がれ、最後は左ウィングに走られてトライを許し、 0-14とさらに失点。

攻撃して少しでも点差を埋めたいスピアーズですが、相手の前に出る圧力が強く、ラックでもプレッシャーを与えられボールを前には運ぶことができず、徐々に防御の展開が多くなります。神戸の細かくパスを回しながらも鋭く切り込むボールキャリアにいつものようにディフェンスで押し戻すことはできませんが、それでもスピアーズはしぶとく守り、挽回のチャンスを待ちます。

そして26分、敵陣ゴール前ラインアウトのチャンス。
フェルミューレン選手がバックリフターとなり、モールを組むと、しっかりと固め、徐々にモールが動かします。相手ペナルティのアドバンテージを奪いながら、インゴールまで押し切りこの日ファーストトライ!!


このトライ後、徐々に勢いを取り戻し、互いに激しい攻防が連続しますが、34分、自陣ゴール前から相手ラインアウトモールの展開から徐々に攻め込まれ神戸製鋼がトライ。21-7とします。
ここで前半終了です。神戸製鋼の接点の強さに全体的にプレッシャーを受けている印象の前半です、3本のトライを許してしまいましたが、それでもしぶとく守りました。


アタックではブレイクダウンでのプレッシャーに継続を断たれれているのでそこをクリアし、起点でもあるセットプレーではスクラムは修正すればチャンスがありそうです。
後半:怒涛の3本連続トライで逆転勝利が見える!!
フォワードとバックスそれぞれ2人ずつ入れ替えて、臨んだ後半戦。
後半5分に、さっそくゴール前スクラムから押し込まれてペナルティトライを許し、後半先制点を与えてしまいます。(7-28)


このまま、神戸ペースでゲームが進むと思われたが、このトライ以降よりスクラムを修正し、安定していくると徐々にスピアーズがペースを掴みます。

後半13分、ゴール前ラインアウトからのチャンスで、しっかりとモールを組み押し込むとそのままトライ。ゴール成功で14-28とします。




この直後のリスタートでクボタスピアーズは自陣から果敢にカウンター攻撃を仕掛けます。白井選手がステップでディフェンスを抜き去るとラインブレイク、ハーフウェイ付近までボールを運ぶ、逆サイドに展開。
その直前のプレーで投入したばかりの岩佐選手がボールを持つと、この日ファーストタッチにも関わらず強気なランで相手タックラー2人を外し、22m付近からインゴールまで走り切るトライ!ゴールキック成功で21-28と1トライ1ゴール差まで追いつきます。



その後も、互いにゴール前まで攻め合う拮抗した戦いがつづきますが、チャンスを活かしたのはクボタスピアーズ。後半29分、相手ペナルティによるゴール前ラインアウトから末永選手が持ち出し、ラックを作るとFWで近場を攻め、後半より出場のマキシ選手がインゴールにボールをねじ込みトライ!ゴールは残念ながら不成功となってしまいましたが、26-28と残り10分を残し、逆転の兆しが。


しかし、昨年王者の神戸製鋼は強く、38分にはスピアーズ自陣ゴール前から連続攻撃を浴び、右サイドにトライされ26-33でノーサイドとなりました。

【フラン・ルディケヘッドコーチからのコメント】
「いい試合でした。みんなベストを尽くしました。試合結果ももう少しで勝つことができました。
いままで練習してきたプラン通りにできています。そこはポジティブに受け止め、またリフレッシュして細かいところを修正して次の機会を戦いたいと思います。」
【杉本ゲームキャプテンコメント】
「いいゲームではありましたが、負けたからには理由があります。そ理由をしっかり修正して、開幕前、最後のプレシーズンマッチのサントリー戦をまたONEになって戦いたいと思います。

【この日クボタスピアーズ初試合となったライアン・クロッティ選手コメント】
「チームのみんなが温かく私を迎え入れてくれて感謝しています。
このクボタスピアーズのユニフォームを着ることを光栄に思います。仲間と自分たちの大好きなラグビーができることが本当にうれしいです。これからの試合も楽しみにしています。ありがとうございました。」

【神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦ピックアップ写真】

↑スタンドオフで先発の川向選手はスペースに落とす絶妙なキックを見せる

↑前半出場のクロッティ選手は初出場ながらさすがのリーダーシップ

↑フェルミューレン選手と金選手のダブルタックル

↑この数試合ボールを持てば必ず前にでる絶好調のトゥパ選手

↑キックキャッチ後ボールを持ってフルスピードで相手ディフェンスに突進するフェルミューレン選手

↑とにかくハードワーク。体を張ったタフなプレーでチームに貢献するデーヴィッド選手

↑スクラムだけでなくボールキャリアも持ち味の北川選手

↑モールで奮闘するFW陣。相手より低く、我慢して一体となり前に!

↑ステップで相手を抜く白井選手は強さも見せる

↑フォーリー選手は後半出場。ランでもキックでもパスでも魅せる

↑近藤選手は抜きんでた走力で、ボールを持たない所でもチームのために良く走る!

↑この日ベストトライは岩佐選手。腰の強さを見せつけたトライは圧巻。注目のルーキー






























