練習試合 サントリーサンゴリアス戦試合結果
20.01.03(金)14:00キックオフ
クボタスピアーズ |
サントリーサンゴリアス |
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26 | 合計 | 29 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
2 | 1 | 0 | 0 | 12 | 前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 |
2 | 2 | 0 | 0 | 14 | 後半 | 3 | 2 | 1 | 0 | 22 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
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1 | 北川 賢吾 | R | 大塚 健太郎 |
2 | 杉本 博昭 | R | 後藤 満久 |
3 | 松波 昭哉 | R | 羅 官榮 |
4 | 金 昊範 | R | 才田 智 |
5 | デーヴィッド・ブルブリング | R | オペティ・ヘル |
6 | トゥパ フィナウ | R | 青木 祐樹 |
7 | ピーター"ラピース"ラブスカフニ | R | ルアン・ボタ |
8 | ドウェイン・フェルミューレン | R | 萩澤 正太 |
9 | 井上 大介 | R | 末永 健雄 |
10 | 川向 瑛 | R | ファウルア・マキシ |
11 | 白井 竜馬 | R | 谷口 和洋 |
12 | 立川 理道 | R | 岡田 一平 |
13 | シオネ・テアウパ | R | 古賀 駿汰 |
14 | 近藤 英人 | R | ライアン・クロッティ |
15 | ファレヌイ・ハウェラ | R | 永富 晨太郎 |
R | 伊藤 有司 | ||
R | ゲラード・ファンデンヒーファー |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
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認定トライ | 7 | 7 | |||
白井 | 5 | 5 | |||
杉本 | 5 | 5 | |||
ハウェラ | 4 | 4 | |||
近藤 | 5 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
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入替 | 前半21分 | 金→青木 |
入替 | 後半7分 | ブルブリング→ルアン |
入替 | 後半7分 | 立川→クロッティ |
入替 | 後半14分 | ラブスカフニ→末永 |
入替 | 後半14分 | フェルミューレン→マキシ |
入替 | 後半14分 | 川向→ファンデンヒーファー |
レポート
あけましておめでとうございます!
今シーズンもクボタスピアーズの応援よろしくお願いします。
クボタスピアーズは年末は12月31日まで、年始は1月2日より練習を行い、1月3日に行われるサントリーサンゴリアスとの練習試合に挑みました。
この試合は、開幕前最後の練習試合。開幕のメンバーのセレクションや練習してきた戦術の実践を試す上で重要な一戦となります。
ファンの方々の注目も高く、この試合を見ようと、お正月にも関わらず、朝早くから長蛇の列が出来、最終的には1500名を越える観戦者で府中朝日フットボールパークが埋まりました。
前半はゴール前をFWを中心に粘り強く攻撃。相手FWが2人シンビンに
天気は快晴、ほぼ無風のなか14時にマイボールスタートでキックオフ。
ここ数試合の試合展開同様、クボタスピアーズキックオフから自分たちのペースでゲームをコントロールしようとします。
キックチェイスからプレッシャーをかけるとその後のカウンターで敵陣へ。
そこからフォワード・バックスが一体となった連続攻撃で相手ディフェンスに根気強くプレッシャーをかけます。
この攻撃により相手がペナルティを犯すと、スピアーズはゴール前タッチに蹴りだし、ラインアウトからモールでトライを狙う、というシチュエーションが何度も繰り返します。
サントリーディフェンスも激しく、序盤はサントリー陣ゴール前でのフォワードの攻防が続きます。
そして、前半13分。クボタスピアーズ4度目のゴール前ラインアウトからモールを押し込み、相手がペナルティを犯し認定トライとなります。
このゴール前の攻防によりサントリーフォワード選手が立て続いて二人シンビン(10分間の一時退場)となりました。
この数的有利のチャンスを活かしたい、スピアーズはトライ後のリスタートからボールを回して果敢に攻めますが、肝心なところでミスが生じ、追加点を奪えないまま、シンビン選手が10分間の退場が解けて返ってきてしまいます。
逆にサントリーは前半25分にクボタディフェンスを中盤からラインブレイクし、トライを奪い、ゴール成功で同点とします。(7-7)
この後もややクボタスピアーズペースで試合は進みますが、追加点を奪えないまま残り前半も数分。
ここまで根気よく続けてきた攻撃により、ついにサントリーディフェンスが崩れます。
前半33分、クボタスピアーズがキックカウンターか攻撃すると、素早くフォーメーションを作っていた左サイドに展開し、フランカーのトゥパ選手が広いスペースを使ってラン。
走力も力もあるトゥパ選手は、密集戦でも活躍しますが、バックスラインに参加しても脅威。
相手タックラーをものともせずラインブレイク。これにしっかりフォローについていたバックス陣。最後は白井選手がボールを受け取りそのままトライ!ゴール不成功で12-7と前半をリードして終えます。
後半メンバー交代によりテンポアップ。一進一退の攻防は練習試合には珍しいPGで決着
後半がスタートし、前半同様スピアーズのテンポでゲームを支配したところ。
しかし、後半6分に早速ラインアウトからサントリーにトライを奪われてしまいます。(12-14)
スピーディーな攻撃と力強いボールキャリアで一瞬でスコアしてしまう、サントリー。ディフェンスでも気が抜けません。
逆転されてしまったスピアーズはその後すぐにこの日ほぼ100%の獲得率のラインアウトからモールを組み、杉本選手がトライ!!ハウエラ選手が難しい角度のゴールも決め、19-14とします。
しかし、サントリーも離されません。4分後にサントリーボールのラインアウトモールから左サイドに早いテンポでフェイズを重ねると、同点に追いつくトライを決めます。
ゴールは決まらず同点のまま残り25分。ここから後半から入ったクロッティ選手、ボタ選手、末永選手、マキシ選手、ゲラード選手が前半までとはまた違ったリズムを作り、テンポアップした攻撃で相手ディフェンスを揺さぶります。これが効いたか、後半20分に、敵陣スクラムから展開し、連続攻撃で近藤選手トライを奪い、ゴール成功で26-19と再度リードします。
ここから互いに一進一退の激しい攻防が続きます。
テンポもよく、縦にも横にもボールのよく動く両者の展開は、会場に緊張感と興奮を生みます。
試合開始から60分以上が経過した、互いに消耗の激しいこの時間をどうペースを握るかが勝負の分かれ目。それを掴んだのはサントリーでした。
後半35分、中盤からラインブレイクを許すとそのままインゴールまで割られてトライ。ゴール成功で26-26の同点にまたも追いつかれてしまいます。
残り5分、この激戦を勝利したい両チームは互いにゴール前まで迫る攻防を繰り広げますが、最後はクボタスピアーズ自陣でのハイタックルの反則で、PGを選択したサントリーがこれを決め、26-29でノーサイドとなりました。
【フラン・ルディケヘッドコーチからのコメント】
「今日の試合は本当にタフな80分間でした。得点では勝つことはできませんでしたが、内容では終始相手を支配し、練習でやってきたことが活かされていました。トップリーグではこの内容をスコアボードに反映させて一試合一試合を勝つことが重要です。今日出た課題をしっかりと修正し、開幕に臨みたいと思います。」
【ピックアップ写真】
↑立川キャプテンは鋭いタテ突破と早いパス、そして的確な状況判断で蹴るキックも魅力
↑フルバックでもスタンドオフでも活躍のハウェラ選手
↑フェルミューレン選手は密集戦で力を発揮
↑後半から出場のゲラード選手はスピードも強さもあるフルバックとして頼れる存在。
↑後半のロック陣にはボタ選手が久しぶりの出場。青木選手も確実な仕事と運動量で貢献
↑先発フロントローは80分のフル出場。前半は劣勢だったスクラムもうまく修正し、後半は圧倒した。
↑この日、1トライの近藤選手。軽やかな動きと豊富な運動量でトライを取るだけでなく、キックゲームにおいても重要な存在。