GAME試合結果

練習試合 キヤノンイーグルス戦試合結果

20.10.17(土)13:00キックオフ


クボタスピアーズ

キヤノンイーグルス
43 合計 19
T G PG DG   T G PG DG
4 2 0 0 24 前半 1 0 0 0 5
3 2 0 0 19 後半 2 2 0 0 14

出場選手

# スターティングメンバー # リザーブメンバー
1 才田 智 16 羅 官榮
2 大塚 健太郎 17 石田 楽人
3 オペティ・ヘル 18 大熊 克哉
4 松井 丈典 19 松波 昭哉
5 デーヴィッド・ブルブリング(Cap) 20 堀部 直壮
6 ルアン・ボタ 21 土谷 深浩
7 岡山 仙治 22 末永 健雄
8 千葉 雄太 23 谷口 和洋
9 古賀 駿汰 24 白井 竜馬
10 岸岡 智樹 25 髙橋 拓朗
11 山﨑 洋之 26 シオネ・テアウパ
12 永富 晨太郎 27 岩佐 賢人
13 中田 翔太 28 金 秀隆
14 島田 悠平
15 ファレヌイ・ハウェラ

個人得点

氏名 T G PG DG
岡山 仙治 1     5
ファレヌイ・ハウェラ 1 2     9
永富 晨太郎 2       10
金 秀隆 1       5
岸岡 智樹   1     2
認定トライ 1 1     7
シオネ・テアウパ 1       5

入替・交替

種類 時間 背番号
入替 後半0分 1→16
入替 後半0分 2→18
入替 後半0分 3→19
入替 後半0分 11→24
入替 後半0分 12→25
入替 後半0分 13→26
入替 後半0分 14→27
入替 後半0分 15→28
入替 後半22分 4→21
入替 後半22分 5→20
入替 後半22分 7→22


レポート

先週よりプレシーズンマッチが始まり、今季2戦目となるクボタスピアーズ。
前の試合とほぼメンバー変わらずの若手選手を中心とした先発メンバーでキヤノンイーグルスに挑みます。
雨天でのゲーム、相手チームの経験豊富なメンバー、無観客試合と、選手にはいろいろな思いがあったかもしれませんが、チームは自分たちにフォーカスを置くことをキーワードにこの試合に臨みました。


試合が終われば、夏からここまでにかけて準備してきたものをしっかりとパフォーマンスに出すことができた納得のゲームだったと思います。
試合を見ている側も、選手の試合に対する姿勢やこれまでのハードワークがゲームを通して目に見える一戦となりました。


前半:堅いディフェンスとどこからでもトライが獲れるアタックを見せる


クボタスピアーズボールでキックオフ。
鋭いチェイスから相手にプレッシャーをかけますが、クボタスピアーズにペナルティ。
そこからラインブレイクを許し、キックオフ早々に自陣ゴール前のピンチの場面になります。


しかし、先週同様クボタスピアーズはアグレッシブなディフェンスでこのピンチをチャンスに変えます。



自陣ゴール前での相手ボールラインアウトから、モールで組み押し込もうとするキヤノンフォワードに対し、勢いのあるモールディフェンスで相手がファンブル。
このボールをバックスに展開すると、スタンドオフ岸岡選手が外側のスペースを見逃さず、センター2人を飛ばすロングパスで山崎選手へ。
山崎選手はラインブレイクすると相手ディフェンスとの1対1の局面で、相手背後にゴロキック。
相手がセーブしたボールに対し、バックス陣全員で圧を掛け、キヤノンイーグルスのペナルティを誘い、スピアーズはラインアウトを選択。





1分前のゴール前ピンチの状況から、全選手のディフェンスと、ルーキー選手のパスとランでゴール前チャンスの真逆の状況を作りだします。


このゲーム最初のチャンスを、練習通りの固いモールでゴールラインまで押し込むと大塚選手トライ。
ハウェラ選手難しい角度のゴールキックを決め、前半7分7-0とします。





この後のリスタートで、相手ミスキックから中盤でのマイボールスクラムを得たスピアーズは相手陣で試合を展開。
2トライ目のきっかけをつくったのはまたもやルーキーとディフェンスが起点でした。


相手ボールスクラムからの1次攻撃に対してタックルにいった岡山選手が、相手サポートより素早く立ち上がるとすぐに起き上がりジャッカル。
ペナルティを得て、1トライ目と同じようなゴール前ラインアウトのチャンスを得ます。
スピアーズのモールを警戒する相手に対して、その逆のオプションとなる千葉選手からセンターの永富選手に繋ぐ攻撃。
ボールをもらった永富選手は、フォワードとバックスの間のスペースを切り裂くと相手タックルラー二人を振り切りトライ。前半14分で12-0とします。



3トライ目はカウンターから。
自陣スクラムより逆サイドにボールを持ちだした№8千葉選手はスクラムハーフ古賀選手にオフロードパス。古賀選手は冷静な判断で相手ディフェンス裏にゴロキック。相手が処理しきれなかったボールをターンオーバー(ボールを奪うこと)し、スタンドオフ岸岡選手に渡すと、岸岡選手はすぐさま相手インゴールにキック。これに走りこんだハウェラ選手がボールを抑えトライ。
ゴール成功で前半18分19-0とします。







4トライ目はラインアウトから。
相手ペナルティによりゴール前チャンスのスピアーズはモールから押し込んだボールを細かいパスを繋ぎ、永富選手へ。2トライ目同様、フォワードとバックスの間の狭いスペースを強さと細かいステップでボールを前に運び、相手タックル3人をかわしてトライ。
前半22分24-0とします。





その後、34分には少しスクラムで苦しんだか、自陣での状況が続き、相手連続攻撃から初失点を奪われ、24-5で前半を折り返します。


後半:2トライを許すが相手の隙を見逃さず3トライを奪い勝ち切る

後半、メンバーを入れ替えても前半と変わらないゲームを展開するスピアーズは7分、敵陣モールからジリジリと押し込むとセンター高橋選手にパス。
前半の永富選手の2トライでモールからのセンター選手の突破を警戒していたキヤノンディフェンスは外側が手薄。そのスペースを見逃さなかったスピアーズバックス陣は髙橋選手から岸岡選手と繋ぎ、鋭いパスで金秀隆選手に。ボールを受け取った金選手は一直線にインゴールまで走りきりトライ。岸岡選手ゴールキック成功で31-5とします。





その後、23分、27分に相手にトライを奪われますが、スピアーズのディフェンスから今季加入した土谷選手がジャッカルしボールを奪うと、ライン際5mのショートサイドを谷口選手⇒岩佐選手と繋ぎ、岩佐選手が50m独走。
ライン際でタッチに押し出されますが、相手タックルが危険なタックルであると判断され認定トライ。
38-19とします。






後半35分には、自陣ディフェンスからプレッシャーをかけ続けターンオーバー。
このカウンターアタックをテアウパ選手が60m走りきりダメ押しのトライ。43-19でノーサイドとなりました。




激しい雨により両チームともにコンディションが悪い中、ディフェンスからのプレッシャーやカウンターアタックでの速攻、またフォワードのモールを起点とした多様な攻撃バリエーションなど、スピアーズは今季準備してきたものをこの試合に出すことができました。


また、個々のプレーにおいてもルーキープレーヤーの元気でアグレッシブなパフォーマンス、チームとして全員が徹底して行うスキルのひとつひとつから、練習試合が行われるまでのハードワークの成果が現れたゲームとなりました。



【フラン・ルディケヘッドコーチからのコメント】

「全員のハードワークした結果がいいゲームに繋がりました。80分間を通して素晴らしい意識だったと思います。まだプレシーズンはありますが、このマインドを保ち、次戦のリコー戦も戦いたいと思います。」



【ピックアップ写真】


↑若いメンバーを率いるデーヴィッド選手。2試合目のゲームキャプテンだが頼れる存在としてチームをまとめる



↑前半終盤でのキックチェイスから相手スタンドオフをタッチラインに押し出した岸岡選手のビッグタックル。この状況を作り出した同じくルーキーの島田選手(写真右から二番目)の絶妙なキックもあったプレーだった



↑この試合6番で先発のボタ選手。普段はロックだがフランカーとして存在感を発揮



↑前半2トライの永富選手。大きな体ではないが狭いスペースを低い重心で走る力強いボールキャリアが光った



↑力強いといえば千葉選手。ボールを持つと見る人をワクワクさせる存在



↑ルーキーの岡山選手。とにかくハードワーク。低いプレーを信条とする強気なディフェンスは相手にとって脅威



↑韓国から合流したナ選手も今季初出場。セットプレー(スクラムやラインアウト)だけでなくフィールドプレーも得意



↑ルーキーの土谷選手は初出場。ジャッカルでトライチャンスを作った



クボタスピアーズの次戦は11月7日(土)13時 リコーブラックラムズ戦です。
※無観客対応となります。



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  • 新潟クボタ

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  • 桐井電設工業株式会社
  • 株式会社オーティーエス(OTS)
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  • 北海道クボタ

サプライヤー

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