練習試合 リコーブラックラムズ戦試合結果
20.11.07(土)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
リコーブラックラムズ |
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17 | 合計 | 41 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
2 | 1 | - | - | 12 | 前半 | 4 | 2 | - | - | 24 |
1 | - | - | - | 5 | 後半 | 3 | 1 | - | - | 17 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
---|---|---|---|
1 | 羅 官榮 | 16 | 才田 智 |
2 | 大塚 健太郎 | 17 | 石田 楽人 |
3 | オペティ・ヘル | 18 | 大熊 克哉 |
4 | 松井 丈典 | 19 | 杉本 博昭 |
5 | デーヴィッド・ブルブリング(Cap) | 20 | 松波 昭哉 |
6 | ファウルア・マキシ | 21 | 堀部 直壮 |
7 | 岡山 仙治 | 22 | 青木 祐樹 |
8 | 千葉 雄太 | 23 | 土谷 深浩 |
9 | 古賀 駿汰 | 24 | 末永 健雄 |
10 | 岸岡 智樹 | 25 | バツベイ シオネ |
11 | 山﨑 洋之 | 26 | 谷口 和洋 |
12 | 永富 晨太郎 | 27 | 近藤 英人 |
13 | 中田 翔太 | 28 | 髙橋 拓朗 |
14 | 島田 悠平 | 29 | シオネ・テアウパ |
15 | ファレヌイ・ハウェラ | 30 | 金 秀隆 |
31 | 桑江 健一郎 | ||
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
中田 翔太 | 1 | 5 | |||
島田 悠平 | 1 | 2 | |||
ファレヌイ・ハウェラ | 1 | 5 | |||
末永 健雄 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半0分 | 羅→才田 |
入替 | 後半0分 | 大塚→大熊 |
入替 | 後半0分 | ヘル→松波 |
入替 | 後半0分 | 松井→堀部 |
入替 | 後半0分 | ブルブリング→青木 |
入替 | 後半0分 | マキシ→土谷 |
入替 | 後半0分 | 岡山→末永 |
入替 | 後半0分 | 千葉→バツベイ |
入替 | 後半0分 | 古賀→谷口 |
入替 | 後半0分 | 山﨑→近藤 |
入替 | 後半0分 | 永富→髙橋 |
レポート
前回のプレシーズンマッチから3週間ぶりとなる今季3戦目はリコーブラックラムズとの対戦。
例年、公式戦においても拮抗したゲームとなる相手チーム。
突破力のある選手たちが多く、クボタスピアーズのディフェンス力が試される試合です。
スピアーズはここまでの2戦とメンバーほぼ変わらず、若手中心のメンバーで挑みます。
ゲームキャプテンとしてチームを率いるのは、これもこの2試合ゲームキャプテンを行っていたデーヴィッド選手です。
前半:一進一退の攻防続くが残り10分でペースを奪われる
相手ボールのキックオフでスタート
このキックオフをタッチに出し、中盤相手ボールラインアウトからのディフェンス。
ここでリコーは強いランナーをスピアーズディフェンスにぶつける力強い攻撃。これに後手を踏むスピアーズは、タックルミスから外側をラインブレイクされ、開始1分で先制トライを奪われます。
ところが、このトライにペースを奪われません。
落ち着いたゲームプランで練習通りのプレーでエリアを取り、攻撃を重ねるスピアーズ。
フォワードとバックスが一体となった早いテンポの攻撃に相手は反則を重ねます。
敵陣でのプレーを続け、前半 12分
敵陣ゴール前からのチャンスでモールを組み押し込むと、相手が反則。
このアドバンテージを活かして、岸岡選手がインゴールにパントキック。
これを競り合う山崎選手。空中で競り合ったボールはインゴールに転がり、これを走りこんできた中田選手がグラウディングし、トライが認められます。
ハウェラ選手、ゴール成功で 7 - 5 とします。
21分には敵陣からラインブレイクを許し、50m以上走り切られトライを許しますが、その後
25分にはゴール前ラインアウトからクボタFWがモールを押し込み、連続攻撃。
相手反則のアドバンテージからバックスに展開するとハウェラ選手がステップで相手をかわしトライ。
ゴール不成功ですが12-10と再度逆転に成功します。
前半30分まで互いに一進一退の緊張感のある攻防が続きますが、前半残り10分で流れを奪われます。
33分中盤ラインアウトからタックルミスが重なり、ラインブレイクを許しトライを奪われ再度逆転を許すと、前半終了直前にも自陣からラインブレイクを許し、連続トライを奪われます。
前半終了してみれば12-24のダブルスコアでハーフタイムに入ります。
アタックではテンポよく試合を進め、相手を苦しめますが、課題はディフェンス。
せっかくリズムよく展開していても、タックルミス⇒ラインブレイク⇒そのままトライという失点パターンで、相手に勢いを奪われてしまっている印象です。
後半:最後まで粘るが点差は離れノーサイド
そして、後半がスタート。
スピアーズはスタンドオフの岸岡選手以外のメンバーを総入れ替え。
後半、序盤は互いに拮抗した試合展開となります。
ゴール前のラインアウトのピンチもありましたが、相手ボールラインアウトモールをスピアーズフォワードが押し返しターンオーバーするプレーもあり、緊張感のある攻防が続きます。
後半14分に、髙橋選手のタックルが運悪く相手の首にあたってしまったこともあり、シンビン(10分間の退場)
その後、ゲームは動きます。
後半17分、中盤スクラムからリコーがショートサイドに攻撃。
相手バックスと近藤選手の1対1の局面で、相手選手が近藤選手の背後にキックしようとしたボールを近藤選手がチャージ。
この跳ね返りが、まさかのノーバウンドで相手選手の懐に。
そのまま独走を許し、トライとなります。(12-29)
後半先制を奪われましたが、まずは1トライ奪い返してリズムを作りたいスピアーズは、その後のリスタートで敵陣の攻撃を続けます。
フォワードのラインアウトやモール、バックスのいい判断で相手のスペースにアタックする展開、なによりチーム15人が一体となった攻撃は、どのシチュエーションからでも相手の穴を見つけ、確実に前進します。
そして、25分。敵陣からのラインアウトで逆サイドまで展開。フルバック桑江選手がステップで相手をかわしつつ前に出てラックを作ると、逆サイドに大きく展開。
ハーフから才田選手⇒岸岡選手と繋ぎ、末永選手にロングパス。
これをもらった末永選手は、パスのオプションも残しつつ、ボールを保持して前進、タックラー3人に囲まれますが、強さと速さを活かし、片手を伸ばしてインゴールにトライ。(17-29)
シンビンもあけ、ここからリズムを作りたいところでしたが、その後36分、40分と立て続けにトライを奪われ最終スコア17-41でノーサイドとなりました。
選手たちは最後まで1トライでも奪おうとハードワークを重ねましたが、大敗を喫する結果となりました。
【フラン・ルディケヘッドコーチからのコメント】
「これもスポーツです。しっかりと準備してもこうしたこともあります。
相手はスピアーズをしっかりと分析し、フィジカルバトルを挑んできました。これはいい経験です。いい学びになったと思います。トップリーグを戦っていく上で、こうしたこともあるでしょう。結果やパフォーマンスは十分ではありませんが、これを受けて前に進むことが大切です。」
【デーヴィッドゲームキャプテンからのコメント】
「結果は残念ですが、ここから学ぶことはたくさんあります。1人でなくみんなで修正して成長していきましょう。」
【ピックアップ写真】
↑キック処理でも能力の高さを発揮した島田選手
↑鋭いタックルでピンチを防いだ中田選手
↑岸岡選手は判断のいいパスで相手の裏をかいた
↑今季初出場のバツベイ選手フィジカルバトルで後半ゲームを引き締めた
↑テアウパ選手は相変わらず突破力
↑後半出場のフロントロー陣。左から才田選手、松波選手、大熊選手
↑後半出場のルーキー土谷選手
↑今季初出場の杉本選手は後半途中から出場
↑後半出場の桑江選手は安定感のあるプレーを見せた
↑後半ゲームキャプテンの青木選手
次戦は11月20日(金)13時より宗像サニックスブルースとの対戦です。
クボタスピアーズ公式Facebookページにも、多数の試合写真を掲載しています↓
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.4869741109732871&type=3