練習試合 宗像サニックスブルース戦試合結果
20.11.20(金)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
宗像サニックスブルース |
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60 | 合計 | 26 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
4 | 2 | 0 | 0 | 24 | 前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 |
5(1) | 3 | 0 | 0 | 31(5) ※カッコ内は3本目 |
後半 | 1(2) | 1(1) | 0 | 0 | 7(12) ※カッコ内は3本目 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
---|---|---|---|
1 | 才田 智 | R | 海士 広大 |
2 | 大熊 克哉 | R | 石田 楽人 |
3 | オペティ・ヘル | R | 杉本 博昭 |
4 | 松井 丈典 | R | 積 賢佑 |
5 | デーヴィッド・ブルブリング(Cap) | R | 松波 昭哉 |
6 | ファウルア・マキシ | R | 山本 剣士 |
7 | 岡山 仙治 | R | 堀部 直壮 |
8 | 千葉 雄太 | R | 青木 祐樹 |
9 | 谷口 和洋 | R | 土谷 深浩 |
10 | ファレヌイ・ハウェラ | R | トゥパ・フィナウ |
11 | 山﨑 洋之 | R | 末永 健雄 |
12 | 永富 晨太郎 | R | バツベイ シオネ |
13 | シオネ・テアウパ | R | 古賀 駿汰 |
14 | 近藤 英人 | R | 岡田 一平 |
15 | 桑江 健一郎 | R | 立川 理道 |
R | 岩佐 賢人 | ||
R | 白井 竜馬 | ||
R | 髙橋 拓朗 | ||
R | 中田 翔太 | ||
R | ゲラード・ファンデンヒーファー | ||
R | 島田 悠平 | ||
R | タウモハパイ ホネティ | ||
R | 金 秀隆 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
大熊 克哉 | 2 | 10 | |||
ファレヌイ・ハウェラ | 2 | 4 | |||
近藤 英人 | 2 | 10 | |||
シオネ・テアウパ | 1 | 5 | |||
島田 悠平 | 3 | 6 | |||
杉本 博昭 | 1 | 5 | |||
松波 昭哉 | 1 | 5 | |||
末永 健雄 | 1 | 5 | |||
金 秀隆 | 1 | 5 | |||
トゥパ・フィナウ | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半0分 | 才田→海士 |
入替 | 後半0分 | 大熊→杉本 |
入替 | 後半0分 | ヘル→松波 |
入替 | 後半0分 | マキシ→土谷 |
入替 | 後半0分 | 近藤→島田 |
入替 | 後半18分 | 松井→堀部 |
入替 | 後半18分 | ブルブリング→青木 |
入替 | 後半18分 | 岡山→末永 |
入替 | 後半18分 | 千葉→バツベイ |
入替 | 後半18分 | 山﨑→岩佐 |
入替 | 後半22分 | テアウパ→中田 |
交代 | 後半26分 | 中田→テアウパ |
入替 | 後半32分 | 谷口→古賀 |
入替 | 後半32分 | 永富→髙橋 |
入替 | 後半32分 | 桑江→金(秀) |
入替 | 後半35分 | ハウェラ→立川 |
交代 | 後半40分 | 古賀→岡田 |
入替 | 3本目0分 | 海士→石田 |
入替 | 3本目0分 | 杉本→積 |
入替 | 3本目0分 | 松波→山本 |
入替 | 3本目0分 | 土谷→トゥパ |
入替 | 3本目0分 | 岩佐→白井 |
入替 | 3本目0分 | テアウパ→ファンデンヒーファー |
入替 | 3本目0分 | 島田→ホネティ |
レポート
前回のリコー戦より2週間あけてのこの試合、クボタスピアーズはこの週の月曜日から別府入りし、ハードな合宿を重ねてきました。
別府市の手厚い歓迎を受け、心身ともに充実した4日を過ごし、チームの結束もより強くなり、この試合に挑みます。
前回の試合で苦い思いをした若いチームに対して、フランコーチは全員が同じゴールにフォーカスし、自分の力を出し切ることの重要性を説いて、選手たちを送り出しました。
今回合宿の練習会場ともなった別府市実相寺多目的グラウンドにてキックオフ。
この試合は、こちらの会場では初のトップリーグ同士の試合となります。
↑森に囲まれた試合会場は紅葉も。グラウンドからは海を見下ろせるロケーションでした
前半:この試合に対するマインドを接点で見せる選手たち
クボタスピアーズはキックオフした瞬間から、闘志あふれるプレーを見せます。
自陣からのディフェンスで、相手を押し返すタックルの連続でボールを落とさせるミスを誘うと、これに近藤選手が反応し、ボールをキック。そのボールに対して、プレッシャーをかけ、相手ノックオンを誘い、敵陣ゴール前でクボタボールスクラム。
このチャンスから敵陣でのプレーを続けると、前半7分敵陣ゴール前ランアウトモールを押し込み、大熊選手トライ、ハウェラ選手ゴール成功で7 - 0 と先制します。
前半15分にも、敵陣ラインアウトからコツコツと連続攻撃を仕掛け、トライ間であと1m。 右外ライン際で待ち構えていた近藤選手に谷口選手が一直線に鋭いパスを出すと、近藤選手が飛び込みトライ、12-0とします。
直後の前半18分には、キックカウンターから桑江選手が相手のディフェンスの穴を見逃さずラインブレイク、フォローに来ていた近藤選手にパスを出すと、もらった近藤選手は相手2人に囲まれながらもインゴールに体をねじ込み連続トライ17-0とします。
このトライでペースを掴んだスピアーズ、終始敵陣でプレー。
相手にボールを持たせても、強いヒットで相手を仕留めるタックルで相手の勢いを生ませません。
そして、30分。
ゴール前ラインアウトのチャンスでフォワードがモールを組みます。
この数試合、スピアーズの得点源となっているこのモールを、相手に割れることがないよう強固に組むと、ゆっくりと押すスピアーズ。真っ直ぐと押したモールは危なげなくインゴールまで進み、大熊選手がグラウディング。24-0とします。
しかし、前半残り5分の場面で、オペティ選手シンビンにより10分間の退場となると、これで相手の勢いが増し、敵陣スクラムからのトライを奪われ24-7で前半を終えます。
後半:選手交代あっても勢い衰えずスコアを重ねるスピアーズ
前半終盤のトライで息を吹き返したサニックスは、後半スタートからひとりひとりがディフェンスに対して勝負するランとオフロードパスで先制を狙います。
しかし、スピアーズは前半同様の全員がすぐにタックルしては起き上がるディフェンスで応戦。
後半の先制点は、そのディフェンスからの切り替えしで起こりました。
後半7分、中盤でのサニックスアタックで相手パスを弾いて高く浮いたボールを後方から走りこんでこのボールに反応した桑江選手がキャッチ。相手に捕まれながらもボールを運び、ラックを作ると相手が反則。
スクラムハーフ谷口選手は相手ディフェンスが整っていないのを瞬時に見極めると、クイックタップ(自分でボールを蹴ってすぐにプレーを再開すること)でプレーを進め、千葉選手にパス。
強さが売りの千葉選手ですが、2対1の状況を判断すると、外側で待っていたテアウパ選手にパス。
このままテアウパ選手に走り切りトライで後半先制とします。(31-7)
後半15分には自陣ゴール前からサニックスにトライを奪われてしまいます(31-14)
その直後のリスタートで、ボールをレシーブしたサニックスは自陣からでも積極的に攻撃。
細かいパス回しにラインブレイクを許し、50m以上走られトライを許すかと思ったところ、あきらめず走っていた桑江選手がタックルでこのトライを阻止。このプレーはチームに元気を与えます。
そして18分、ゴール前ラインアウトのチャンスから青木選手がキャッチし、モールを組むと今度は勢いよく押し込み、杉本選手トライ。この日3つ目のモールトライとなります。(38-14)
その後も、選手入れ替えを行いながらゲームを展開したスピアーズは
フォワード近場攻撃で松波選手トライ
スクラムを再三押し込んだところから連続攻撃で末永選手トライ
ラインブレイクからのピンチでバツベイ選手がボールを奪い、自陣からバツベイ⇒テアウパ⇒金に繋ぐとそのまま走り切り金選手トライ
と55-14と大差をつけて、2ハーフ目を終了します。
この後20分の3ハーフ目を行いました。
今回の試合登録メンバーは38人。3ハーフ目で登録メンバー全員が出場となります。
3ハーフ目序盤には認定トライを奪われてしまいますが(55-21)、15分には今季初出場のトゥパ選手がトライをして60-21で試合を終了しました。
【フラン・ルディケヘッドコーチからのコメント】
「今シーズン初出場の選手たちも活躍してくれて嬉しい気持ちです。
今日は素晴らしいマインドとエナジーで戦うことができました。今日のようなマインドで相手からエネルギーを奪っていくようなタフな試合ができれば、トップリーグでも勝つことができます。」
【デーヴィッドゲームキャプテンからのコメント】
「前回のリコー戦でうまくできなかった部分を修正できたと思います。いいマインドが生んだ結果だと思います。こうして一歩一歩成長できることは素晴らしいことです。」
【ピックアップ写真】
↑先発し、攻守ともに存在感を発揮したスクラムハーフ谷口選手
↑落ち着いたプレーと献身的なタックルで貢献した桑江選手
↑千葉選手は強さだけでなく、パスでもトライに貢献
↑シンビンになってしまったものの接点で相手に脅威を与えたオペティ選手
↑この試合もガツガツと体を当て続けた岡山選手
↑松井選手は特にディフェンス面で献身的にハードワークし続けた
↑島田選手は落ち着いたプレーと鋭いランでボールを前に前進させた
↑ハウェラ選手は今季初のスタンドオフで出場
↑海士選手も今季初出場
今季初出場の立川選手は投入直後、絶妙なコントロールのキックでその後のトライを演出した
↑ルーキー堀部選手は、機動力があり仕事人
↑今季初出場のゲラード選手、この日もスピードで会場を沸かせた
↑3ハーフ目に出場の積選手は今季初出場。フロントローは3人とも1年目の選手