練習試合 静岡ブルーレヴズ試合結果
21.11.26(金)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
||||||
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合計 | 33 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 21 |
後半 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 12 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
静岡ブルーレヴズ |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 19 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 |
後半 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 12 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 羅 官榮 |
2 | 杉本 博昭 |
3 | オペティ・ヘル |
4 | ヘル ウヴェ |
5 | デーヴィッド・ブルブリング(Cap) |
6 | トゥパ フィナウ |
7 | 末永 健雄 |
8 | バツベイ シオネ |
9 | 藤原 忍 |
10 | 岸岡 智樹 |
11 | 根塚 洸雅 |
12 | 永富 晨太郎 |
13 | テアウパ シオネ |
14 | 合谷 和弘 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 山本 剣士 |
R | 大熊 克哉 |
R | 才田 智 |
R | 松井 丈典 |
R | 青木 祐樹 |
R | 玉置 将也 |
R | 岡山 仙治 |
R | 土谷 深浩 |
R | 岡田 一平 |
R | 侭田 洋翔 |
R | 近藤 英人 |
R | 髙橋 拓朗 |
R | 中田 翔太 |
R | 島田 悠平 |
R | 桑江 健一郎 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
杉本 博昭 | 2 | 10 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 3 | 6 | |||
オペティ・ヘル | 1 | 5 | |||
島田 悠平 | 1 | 5 | |||
岡田 一平 | 1 | 5 | |||
侭田 洋翔 | 1 | 2 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 前半22分 | 4→19 |
入替 | 前半23分 | 12→27 |
入替 | 後半0分 | 1→16 |
入替 | 後半0分 | 2→17 |
入替 | 後半0分 | 3→18 |
入替 | 後半0分 | 5→20 |
入替 | 後半0分 | 6→21 |
入替 | 後半0分 | 7→22 |
入替 | 後半0分 | 8→23 |
入替 | 後半0分 | 9→24 |
入替 | 後半0分 | 10→25 |
入替 | 後半0分 | 11→26 |
入替 | 後半0分 | 13→28 |
入替 | 後半0分 | 14→29 |
入替 | 後半0分 | 15→30 |
出血交代 | 後半24分 | 17→2 |
戻り | 後半24分 | 2→17 |
レポート
11月19日からスタートした別府合宿8日目
今シーズン3試合目のプレシーズンマッチを静岡ブルーレヴズと対戦しました。
静岡ブルーレヴズは、これまで「ヤマハ発動機ジュビロ」として活動、リーグワンでは静岡ブルーレヴズとして新しい名前で戦います。
強化面・運営面でも補強を重なるこの好敵手相手に、スピアーズは過去2戦とは選手を一新したメンバーを構成。前半のメンバーには外国人選手を含む、今季初出場となるメンバーが多く登録されています。その中でも、注目は古巣「ヤマハ発動機ジュビロ」で8シーズンプレーし、今季スピアーズに移籍したヘル ウヴェ選手。そして、これまでのプレシーズンマッチでパフォーマンスを認められ先発入りした藤原選手、岸岡選手、永富選手、根塚選手といった若い選手です。
また、リザーブメンバーには、ここまでハードワークを重ねてきた若手中心のチャンスに飢えた選手も多く、どのメンバーが出ても見どころが多い試合になることが予想されます。
↑ゲームキャプテンはデーヴィッド選手、南アフリカでも欧州でも戦った経験がある頼れるロック
前半:ぶつかり合う音が終始グラウンドに響き続ける今シーズン最大強度の接点
マイボールでキックオフしたスピアーズはさっそく注目選手たちが見せ場を作ります。
岸岡選手がキックオフしたボールを敵陣の浅い位置のレシーバーがだれもいない位置に落とします。
これを「試合前からキシ(岸岡選手)にキックオフしたら、まず俺にボールを渡してくれ、と言っていた。」と試合後コメントしたウヴェ選手がキャッチ。大きく前進するとオペティ選手選手、バツベイ選手、トゥパ選手と強いランナーにボールを持たせ前進。
その後、ターンオーバーから相手がキックしたボールを合谷選手がカウンター、テアウパ選手が突進、ペナルティを奪います。
トライラインまで残り10mの位置でラインアウトを得ると、杉本選手の正確なスローから、デーヴィッド選手がキャッチし、モール。その後、一度も停滞することなく10m押し続け、最後尾でボールを保持していた杉本選手がインゴールに飛び込みトライ。その後の難しい角度のゴールキックをファンデンヒーファー選手がポストにあてながらゴールを決め、前半2分で流れをつかみます。
その後、6分。
今度は若い選手がチャンスを生みます。
中盤のラックからスクラムハーフ藤原選手が敵陣へ高く蹴るパントキックを上げると、右外から落下点に食い込むように捕球しに行った根塚選手が相手2人に競り勝ち抜け出すと、その後フォローについてた味方につなぎ連続攻撃。左外に展開しながらゴール前に攻め込むと、相手ディフェンス間のスペースに勢いよく走りこんできた杉本選手が突破し、トライ。コンバージョンキック成功で14-0とします。
その後、中盤でのスクラムペナルティから自陣に攻め込まれ、12分にトライを許してしまい14-7としますが、15分にはゴール前で相手スクラムを押し込み、フォワードが近場を攻め、オペティ選手がトライを決め、21-7と取り返します。
この後、前半終了までスコアは動きませんが、互いに接点(コリジョン)激しく、特にラックやモールなどの密集では互いに一歩も譲らない攻防が見られます。
それでも、スクラムでは相手ボールをターンオーバーし、モールディフェンスでは相手にまともにモールを組ませず、相手の長所であるフォワード戦に真っ向から挑み、優勢に試合を運べたことが14点リードの結果に繋がります。
ただ、紙一重のプレーで自陣での反則を繰り返してしまったことなどで、ピンチを作ってしまった部分は、課題です。
後半:苦しい状況あるもいい形で試合を終える
メンバーを先発から全員交代した後半。
風上のスピアーズは、スタンドオフ侭田選手がキックを上手に使い、敵陣で試合を進めます。
5分には自陣のスクラムから相手にラインブレイクを許し、先制を許してしまいますが、それでも全員のハードワークでメンバーを変えても受け身になることはありません。
フォワードは、身長・体重ともにサイズが一回り小さくなった布陣ですが、その分全員が早く立ち上がり、アタックではパスを細かくつなぎ、相手の圧力に屈しません。またバックスは相手ディフェンスの速いプレッシャーの裏をかくプレーで、的を絞らせません。
それが功を奏したのは、15分過ぎ。
敵陣のラインアウトから攻撃を始めたスピアーズは、6フェーズ目で青木選手が大熊選手のダミーで相手をひきつけ、桑江選手にパスすると、中田選手へ。中田選手は相手のディフェンスの前進でできた後ろのスペース見逃さず、バウンドさせたキックを蹴ると、島田選手がそれに反応し、キャッチ。そのままインゴールに飛び込みトライとします。(コンバージョンキック不成功で26-12)
しかし、その後ペナルティを続けたスピアーズは、ゴールラインを背負った場面でスクラム。
このスクラムでプレッシャーを受けてしまい、トライを許し後半25分26-19と1トライ1ゴールで同点の点差に。
ブルーレヴズも巻き返し、逆転を狙い士気が高まります。スピアーズにとっては嫌なムードでしたが、選手たちは自分自身でその流れを断ち切ります。
このトライ後に再度やってきた自陣ゴール前のピンチ。
相手ボールのラックで、相手スクラムハーフがほんの一瞬ファンブルしたボールを、岡田選手は飛び込みボールを奪取し、味方にパス。その後、一気に敵陣まで入り込みます。互いボールを争奪しながら続いたプレーは2分半にもおよび、最終的にペナルティを得てチャンスとなったのはスピアーズでした。このペナルティからゴール前ラインアウトとしたスピアーズは、連続攻撃から岡田選手が相手のショートサイドにできたスペースを突き、トライ。ゴール成功で後半37分33-19としました。
試合の終盤の一番消耗した時間帯。やや劣勢の状況で2分半にもおよぶ攻防を最終的にトライにつなげられたことは、選手たちの修正力、なにより日々のハードな練習の積み重ねがあるからこそです。
チームスローガンの「NEXT LEVEL〜不撓不屈〜」をまさに体現したような締めくくりで、最終スコア33-19でこの試合を勝利することができました。
【試合後コメント】
フラン・ルディケヘッドコーチのコメント
「今日の試合はゲインライン※1でしっかり勝負できていたことが良かったと思います。そして、敵陣でのチャンスをしっかりとスコアボードに反映させたこと、それがこの結果に繋がりました。また、最後いい形で試合を締めくくれたことも良かった点です。この合宿はとても有意義なものでした。また船橋でさらに成長していきましょう。」
デーヴィッドゲームキャプテンコメント
「いい合宿を過ごすことができました。この試合はまず入りがよかったと思います。
プランしていたことができましたし、結果も良かったです。両チーム接点での激しい戦いでしたし、いいタックルもありました。何人か初戦の選手もいました。しっかり前に出て、ゲインラインを超えて、いいヒットもあったと思います。」
ヘル ウヴェ選手コメント
「私は8年ヤマハ発動機ジュビロに在籍していたこともあり、今日の試合はとても思うところがありました。だからこそ、キシ(岸岡選手)にも話して、自分のところに(キックオフのボールを)落としてもらうようにお願いしました。まだ試合があります。さらにこのチームは成長すると思います。このような特別でユニークなチームでプレーできることを幸運に思います。今シーズンさらに頑張ります。」
【ピックアップ写真】
↑羅選手は3試合連続の先発だが疲れも見せず、献身的な働きを見せた
↑ファンデンヒーファー選手はフィールドプレー、ゴールキック共に好調で、左右の角度でゴールを成功させた
↑合谷選手は約3年ぶりの15人制の試合。「40分が長かった」と試合後コメントを残した
↑岡田選手は、終盤の苦しい時にチームメイトが助かるプレーでチームに貢献
↑近藤選手は、急遽出場になったものの持ち前のスピードとステップ、そして安定感を見せる
【ラグビー用語解説】
*
1.ゲインライン
スクラムやラックなどでその攻撃の起点となるポイントからゴールラインに平行にひかれた見えない線
【次戦についてのお知らせ】
プレシーズンマッチ第4戦
相手:花園近鉄ライナーズ
日時:12月11 日(土)12時キックオフ
場所:東大阪市花園ラグビー場 第1グラウンド
【観戦情報】
有料有観客試合
チケット情報 https://hanazono-liners.jp/2021/11/27/spears_ticket/
オンライン配信
未定
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