練習試合 NECグリーンロケッツ東葛戦試合結果
23.01.22(日)12:00キックオフ
クボタスピアーズ |
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合計 | 28 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 |
後半 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 21 |
VS |
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合計 |
前半 |
後半 |
NECグリーンロケッツ東葛 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
合計 | 28 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 |
後半 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 21 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 紙森陽太 |
2 | Schalk Erasmus |
3 | 北川賢吾 |
4 | 堀部直壮 |
5 | 松井丈典(Cap) |
6 | 玉置将也 |
7 | 積 賢佑 |
8 | 土谷深浩 |
9 | 井上大介 |
10 | 岸岡智樹 |
11 | 近藤英人 |
12 | 永富晨太郎 |
13 | Rikus Pretorius |
14 | 山﨑洋之 |
15 | 金 秀隆 |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 福田陸人 |
R | 才田 智 |
R | 岡山仙治 |
R | 岡田一平 |
R | 古賀駿汰 |
R | 侭田洋翔 |
R | 中田翔太 |
R | 岩佐賢人 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
Rikus Pretorius | 1 | 5 | |||
岸岡智樹 | 1 | 2 | |||
岩佐賢人 | 2 | 10 | |||
侭田洋翔 | 3 | 6 | |||
堀部直壮 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 前半25分 | 2→16 |
入替 | 前半30分 | 9→19 |
入替 | 前半39分 | 8→18 |
入替 | 後半0分 | 3→17 |
入替 | 後半0分 | 10→21 |
入替 | 後半0分 | 12→22 |
入替 | 後半0分 | 14→23 |
入替 | 後半17分 | 1→3 |
入替 | 後半20分 | 19→20 |
入替 | 後半33分 | 11→14 |
レポート
第5節のコベルコ神戸スティーラーズ戦から翌日の1月22日にNECグリーンロケッツ東葛戦との練習試合が行われました。
ブーストと呼ばれる公式戦に出場していないメンバーが中心となって臨んだこの試合は、選手たちの日ごろの練習で鍛えたスキルや戦術の実践の場として、非常に重要な機会です。
連戦が続く非常にタイトなスケジュールのなか行われたこの練習試合ですが、長いシーズンを戦い抜くためにはこうしたチーム全体の底上げは不可欠。
試合はグリーンロケッツのホームグラウンドで行われました。
前半:エリアを取れない前半、少ないチャンスでスコアする
グリーンロケッツボールでキックオフした前半、早速相手の攻撃が襲いかかります。
自陣ゴール前でモールを込まれるとフォワード陣がこのモールを止め、グリーンロケッツは連続攻撃。この攻撃に対して、二人のタックラーで止めにいき、ラックではしつこく絡むプレッシャーを与え、スカルク選手のジャッカルで反則を誘い、ピンチを脱出します。
序盤から見られた激しいディフェンスで、この試合のモチベーションの高さが見ることができました。
しかし、その後スピアーズは敵陣に入ろうと攻撃を続けますが、細かいミスや反則で継続することができません。そうして相手にボールを渡してしまい防戦一方の展開に。
自陣でゴールラインを背負う状況が長く続きますが、キックオフ直後に見せたような固い守りで相手の得点チャンスを奪います。
そうして相手ペナルティから、この試合初めて敵陣ゴール前に入り込んだ最初のチャンスで、スコアは動きます。
前半20分すぎに敵陣ゴール前でスピアーズがラインアウトモールを組むと、モールが崩れたところでバックスに展開。中盤でボールを貰ったリカス選手は横に走りながら外側へのパスオプションを見せつつ、縦にラン方向を変えて相手ディフェンスのギャップを突破。そのままゴール中央にボールを置き、先制トライを奪います。
ゴール成功で7-0。少ないチャンスを確実に得点に変えました。
ところがその後のリスタートからも敵陣に入ることはできず、ペナルティが続いた自陣ゴール前のマイボールスクラムから相手にボールを奪われてしまい、そのままトライを許し、失点。7-7の同点になります。
その後は、フッカーやスクラムハーフを入れ替えながら追加点を奪おうとします。互いにゴール前まで迫りますが、スコアは動かず7-7で前半を終えます。
後半:連続トライするも最後に追いつかれる
スピアーズボールでキックオフした後半、相手がレシーブしたボールに堀部選手と岡山選手がジャッカルし、早速ペナルティを奪います。
この敵陣での攻撃のチャンスとなった後半3分にラインアウトから連続攻撃。グラウンドを大きく使いながら相手ディフェンスを崩すと、スタンドオフ侭田選手から金選手に。金選手は相手ディフェンス裏に転がすキックを蹴ります。ボールの転がりを見ていた相手選手ですが、この金選手が蹴ったボールがイレギュラーのバウンド。そのバウンドに後ろからよく見ていた岩佐選手が反応しグラウディング。
後半先制得点を奪います。(ゴール成功で14-7)
続いて後半8分。
相手陣からのラインアウトから侭田選手がディフェンス裏に転がすキックで相手選手をタッチに出させます。タッチにでた相手からすぐにボールを奪った岡田選手がクイックスローで近藤選手に。
ボールを貰った近藤選手は逆サイドのタッチ際にいた玉置選手にキックパスでボールを繋ぐと、ゴール前へ。ゴール前まで近場の攻撃を繰り返し、最後は堀部選手がゴールポスト真下にトライをして、連続トライを奪います。
その後は、一進一退の攻防。双方良く攻め激しいディフェンスを繰り返しますが、16分には相手のキックから大きく前進を許しトライを奪われます。
続く30分には、スピアーズがゴール前ラインアウトの攻撃。そこからオフロードパスを繋ぎ最後は岩佐選手がトライ。ゴールも成功し、28-14とします。
このまま逃げ切りたいところでしたが、34分にはグリーンロケッツにスピアーズ陣22m付近からモールをジリジリと押し込まれトライを許すと、終了間際にも自陣から右サイドを突破されたところディフェンス裏にキックを蹴られ、これを相手選手自らキャッチしトライを許してしまいます。
ゴールも決まり、試合終盤に同点に追いつかれノーサイドとなりました。
エリアを取れず、攻撃も継続できないながらも得点を奪った前半。
連続トライをするも終盤に一気に得点を許した後半。
それぞれに課題はあるものの、個々のパフォーマンスを見れば強度も高く、相手に対してもうまく対応していました。
ただ試合勘からか小さなところでのミスや流れを奪われてしまう場面もあったかに思えます。
しかし、そうした課題からさらに成長できる機会がこの練習試合です。こうした試合でこそ見ることができるパフォーマンスが評価され、さらに洗練された状態で公式戦に出場してくる選手たちも必ずいるでしょう。
そうしたこれからリーグワンで活躍が期待できる選手たちのパフォーマンスが多く見られた、実りのある80分となりました。
【ピックアップ写真】
↑紙森選手は昨シーズンの公式戦以来の復帰戦
↑リカス選手は持ち前のスピードを活かしてトライも。公式戦での活躍が期待できる
↑ブレイクダウンで存在感を発揮した土谷選手
↑岡田選手はスピーディーでアグレッシブなボールの供給を披露
↑直向きな接点での貢献が光った玉置選手と堀部選手