えどりく練習試合 第3戦 埼玉パナソニックワイルドナイツ戦 試合結果
24.03.23(土)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
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合計 | 47 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 19 |
後半 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 28 |
VS |
---|
合計 |
前半 |
後半 |
埼玉パナソニックワイルドナイツ |
||||||
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合計 | 33 | |||||
T | G | PT | PG | DG | 計 | |
前半 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 21 |
後半 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 12 |
出場選手
# | スターティングメンバー |
---|---|
1 | 加藤 一希 |
2 | 杉本 博昭 |
3 | 才田 智 |
4 | 堀部 直壮 |
5 | 青木 祐樹(Cap) |
6 | 土谷 深浩 |
7 | 玉置 将也 |
8 | Tony Hunt |
9 | 古賀 駿汰 |
10 | 押川 敦治 |
11 | 近藤 英人 |
12 | 廣瀬 雄也 |
13 | 二村 莞司 |
14 | 練習生 |
15 | 金 秀隆 |
リザーブメンバー
# | リザーブメンバー |
---|---|
R | 福田 陸人 |
R | 練習生 |
R | 松波 昭哉 |
R | 松井 丈典 |
R | David Van Zeeland |
R | 梁川 賢吉 |
R | 梁本 旺義 |
R | 練習生 |
R | 溝渕 元気 |
R | 侭田 洋翔 |
R | 永富 晨太郎 |
R | 練習生 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
近藤 英人 | 4 | 20 | |||
押川 敦治 | 2 | 4 | |||
侭田 洋翔 | 3 | 6 | |||
認定トライ | 1 | 7 | |||
福田 陸人 | 2 | 10 |
入替・交替
種類 | 時間 | 選手 |
---|---|---|
入替 | 後半0分 | 杉本→福田 |
入替 | 才田→松波 | |
入替 | 堀部→松井 | |
入替 | 青木→バンジー | |
入替 | 玉置→梁本 | |
入替 | 古賀→溝渕 | |
入替 | 押川→侭田 | |
入替 | 廣瀬→永富 | |
入替 | 練習生→練習生 | |
入替 | 後半13分 | トニー→梁川 |
入替 | 後半28分 | 加藤→練習生 |
入替 | 後半28分 | 土谷→練習生 |
レポート
えどりく練習試合3連戦の最終戦として3月23日にパナソニックワイルドナイツとの練習試合が行われました。前日の夜は公式戦で同じ相手から大敗をしたスピアーズ。チームとして連日の敗戦は許されないというモチベーションで臨んだこの試合は、出場選手たちのハングリーな姿勢がでた素晴らしいゲームとなりました。
前半:近藤選手が圧巻の連続トライを見せる
当日の天気は冷たい雨。そんな滑るピッチのえどりくで13時にキックオフしました。
ワイルドナイツボールでキックオフした前半、レシーブボールをうまく獲得することができず相手ボールとすると自陣での防御の時間が続きます。
ただそれでもこの練習試合で徹底している全員が良く働くディフェンスで奮闘。このピンチを防ぎます。
それでも相手はキックを織り交ぜながらうまく試合を展開。その結果、前半10分にはインゴールドロップアウトからのカウンターアタックを相手に突破され、先制トライを与えてしまいます。
ただその直後に取り返すスピアーズ。
リスタートからしっかりとプレッシャーをかけて相手のダイレクトタッチを誘うと、相手陣22m付近でラインアウト。これを安定してキャッチすると玉置選手のボール出しから古賀選手がレシーブし、クロスプレーも織り交ぜながら相手バックスラインに圧をかけます。このプレーで前に出た相手ディフェンスの裏をかくようにして押川選手が右サイドに大きくキック。これを走り込んできた近藤選手がワンバウンドでキャッチしてそのままインゴールに。
押川選手のゴールも決まり、7対7の同点に。
その後のリスタートから、スピアーズはほぼ敵陣でプレー。
古賀選手や押川選手の9番・10番からのキックを駆使しながら若いセンター陣の積極的な突破、そしてフォワードでは青木選手・堀部選手・玉置選手といった仕事人たちが主に接点の部分でいい攻守を見せて相手に圧を与え続けます。
そうした攻撃が実を結んだのが前半24分。敵陣22m付近マイボールでボールを出すと玉置選手がラックを作り、バックスへ。バックス陣がオフロードを繋ぎさらに前にでると右サイドの近藤選手へ。ライン際をカットインして相手二人をかわすとボディバランスをうまく使ってインゴールにトライ。近藤選手の連続トライと押川選手の素晴らしゴールキックで14対7とリードします。
29分には左ショートサイドを前に出られて自陣ゴール前になり、その後のスクラムからトライを奪われ同点にされてしまいますが、勢いは奪われません。
33分にはバックスの躍動感あふれるプレーでさらに取り返します。
相手陣22m付近でマイボールラインアウトとすると、バックスに展開。左サイドに展開すると思わせたところで逆ウィングの近藤選手に返します。ライン突破を見せた近藤選手はその後のステップで相手をかわしゴールライン5m前でラックを作ります。続く1フェイズをフォワードが縦を突いてラックを作るとバックスに展開。1トライ目と同様に外側に相手スペースを見逃さず金選手がキック。それをさきほどまでラックを作っていた近藤選手が早い返りでこのボールに追いつきキャッチするとそのまま飛び込んでトライ。近藤選手の持ち味の走力を活かしたこの日3トライ目で19対14とします。
折り返しとなる37分には相手の連続攻撃からトライを許してゴールも決まり、19対21とキック差を追う展開で前半が終了します。点差こそリードされますが、その内容は後半のチームに自信を与える内容の40分となりました。
後半:シーソーゲームの展開も着実なプレーでリードし勝利
後半も流れはスピアーズ。キックとボールを持ったアタックをうまくミックスした積極的な攻撃が目立ちます。
後半9分には全員で畳みかけるようなアタックで前にでると、トニー選手からロングパスを受け取った近藤選手がこの日4トライ目。侭田選手のゴールも決まり26対21と逆転に成功。
その後、ワイルドナイツに連続トライを浴び後半20分目前で26対33と再逆転を許すシーソーゲームの展開に。しかし、練習試合といえ勝利を諦めないスピアーズは21分に今度はフォワード陣がモールから認定トライを奪い同点に。
勝ち越したいスピアーズは、最後まで気を抜かないプレーでチャンスを作ります。27分と37分には相手のラインアウトからミスを見逃さず、ファンブルボールを福田選手が立て続けに奪い、走力を活かして連続トライ。
後半はフォワードが得点に絡むプレーで47対33としてノーサイドとなりました。
前後半を通じてフォワードとバックスが一体となった試合展開で勝利。試合後の充実した選手たちの表情は、勝敗以上にこの試合を全員でやりきったからこそ現れたものかもしれません。
長いシーズンでは苦しいこともうまくいかないこともありますが、こうした着実な成果を重ねることこそがチームを前に進めてくれます。この試合で選手たちが見せたプレーは、チームにもファンにもエネルギーを与えるパフォーマンスでした。
えどりく3連戦にかけつけてくれたファンの皆様、ありがとうございました。
【ピックアップ写真】
↑バックスは若手とベテランが勇敢なプレーを見せる。写真は近藤選手と二村選手
↑終始体を張りチームに貢献する土谷選手
↑初出場となった廣瀬選手。新人とは思えないパフォーマンスでバックスをリードした
↑梁川選手は後半に初出場