櫛田 慎一トレーナー
役職 | トレーナー |
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在籍 | 2016~(6シーズン) |
櫛田トレーナーは、2016年からフラン体制と共にチームに関わり、主に選手の怪我のケアを通してチームに貢献しました。学校を卒業してすぐにチームスタッフとして入団。合宿や試合など、たくさんの経験を経てトレーナーとして成長してきました。トレーナーは選手たちにとって怪我やコンディション不良など、万全ではないときに相手をする立場にあります。だからこそ、櫛田トレーナーのような選手に寄り添うトレーナーは、フィジカルの部分だけでなくメンタルの部分でも心強い存在でした。怪我の多いラグビーというスポーツにおいて、イレギュラーなことも多くハードワークが不可欠だったはずですが、いつも涼しい顔で仕事に向き合っていました。
そんな櫛田トレーナーから、以下の通りファンの皆様にメッセージです。
①スピアーズ在籍中の最も印象に残る試合やエピソードを教えてください。
記憶を遡ってみると、ドラマチックな展開で勝利した試合も多く、様々なシーンが頭を過りました。
その中でも特に印象深い試合は、2018年12月1日(土)に秩父宮で行われた東京サントリ―サンゴリアス戦です。この試合は順位決定トーナメントで、事実上の準々決勝でした。勝てば初のベスト4進出、相手は過去10年以上白星のないサンゴリアスと大一番でした。プレーオフの経験が無い選手が多く、試合前のロッカールームからも選手達の緊張が窺えました。
しかし、W-UPが始まりグラウンドに一歩足を踏み入れると、そんな緊張を吹き飛ばしてしまうほどの光景が目の前に広がりました。この日はチームが来場者にオレンジTシャツを配布しており、それを着用したたくさんのファンの方々によって、バックスタンド一面がオレンジ色に染まっていたのです。この時はトップリーグ時代のため、ホスト&ビジターといった概念はありませんでしたが、この試合はどう考えてもホストゲームでした。
結果は26-28と惨敗を喫しましたが、なぜ優勝した試合ではなくこの試合を挙げたかというと、この試合から2022-23シーズンの優勝に向けて歯車が動き出したように感じたからです。この試合こそがオレンジアーミーの愛称で親しまれるファンの方々とチームが一塊となって戦う礎となり、この後のチームの躍進に繋がったと感じています。
グラウンドに入った瞬間、バックスタンドの光景に鳥肌が立ったことを今でも鮮明に覚えています。
②ファンに向けてメッセージをお願いします。
スピアーズの良さはグラウンド内外を問わない一体感だと思います。その一翼を担う大きな存在がオレンジアーミーの皆さまです。
印象に残った試合として挙げたエピソードでもお伝えしましたが、応援の力は選手達にとってとても大きなエネルギーとなります。目に見えない力は必ずあると思いますので、これからもスピアーズへの熱いご声援をよろしくお願いいたします。
【櫛田 慎一トレーナーの写真を紹介】
↑選手に寄り添うことで選手に頼られる存在でもあった櫛田トレーナー
↑チームのトレーナー陣と。怪我の多いラグビーにとってトレーナーの怪我の防止やケア、そして緊急時の対応は選手たちが安心してプレーできる基盤となっています
櫛田トレーナーのチームへの貢献に感謝し、次のステージでの活躍を期待しています。