ワールドファイティングブル戦試合結果
06.12.09(土)12:00キックオフ
クボタスピアーズ |
ワールドファイティングブル | |||||||||
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28 | 合計 | 24 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
2 | 1 | 3 | 0 | 21 | 前半 | 2 | 1 | 1 | 0 | 12 |
1 | 1 | 0 | 0 | 7 | 後半 | 2 | 1 | 0 | 0 | 12 |
出場選手
ポジション | # | 氏名 |
---|---|---|
FW | 1 | 伊藤邦行→佐川聡(後19) |
2 | 荻原要 | |
3 | 中島貴司 | |
4 | 鈴木康太 | |
5 | 赤塚隆→大鰐健(前10) | |
6 | 岩上篤史 | |
7 | 鈴木力 | |
8 | トウタイ・ケフ | |
HB | 9 | 笠倉みちる |
10 | 伊藤宏明→高橋銀太郎(後25) | |
TB | 11 | 根岸康弘 |
12 | 渡海谷保 | |
13 | K.オツコロ | |
14 | 柴原英孝 | |
FB | 15 | 吉田英之 |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
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伊藤宏明 | 0 | 2 | 3 | 0 | 13 |
根岸康弘 | 2 | 0 | 0 | 0 | 10 |
吉田英之 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
レポート
トップリーグの前半節で本来の力が発揮できず調子の上がらなかったワールドであるが、メンバーやここ数年の戦いからウインドマンス中にチームを立て直してくることを十分警戒した。一方スピアーズは、セコム戦の反省点である「心の持ち方」について意識してゲームに臨んだが、立ち上がりのトライで気が緩んだのか、ワールドの勢いに押される時間の長いゲームにしてしまった。
それでも前半のリードを考えると、後半締め直せる状態であったのだが、この日は最後まで受けの状態を断ち切ることができなかった。常に同じ力を発揮する「強さ」や「安定力」の獲得を目指してきた我々にとっては、まだまだその域に達する努力が足りないことを痛感した。
ゲーム内容としては、各人のミスが多く、またそのカバーにも十分対応できていない。ワールドのように勢いを前面に出してくるチームに対し、気持ちで受ければ、ミスボールへの働きかけやコンタクトの部分で後手に回り、勢いを与えることになる。それ故、スピアーズのタックルミスやターンオーバーされる回数が増えることになる。
継続アタックで得点を重ねるチームが攻撃を寸断されるのならば、当然トライは生まれなくなり、4トライは奪えずボーナスポイントを失うことになってしまった。
その中で、この日先発2試合目のWTB根岸が確実に2トライを奪い、少ないチャンスに期待に応えてくれたことは、評価したい。そして、ワールドに追いつめられながらも何とか対ワールド戦の公式戦初勝利をもぎ取ったことは、多少なりとも精神的な強さと頑張りがチームに芽生えていることと思いたい。
ラグビーは15人が少しでも戦う姿勢を崩せば、流れが大きく変わってしまうもの、今回は勝って反省ができる幸運を大事にして、次節へこの反省を生かしたい。
次節もこれまで公式戦では勝星の無い、トヨタとの戦いとなる。トヨタもトップ4入りには負けられないゲーム、決して甘く無い戦いになるはずである。スピアーズとしては失うものは何も無い、チャレンジャーとして、この日のワールドのようにひたむきに向かっていくこと、体をはりボールを奪うこと、激しいタックルから勝負を挑み、応援してくれるサポーターの皆様の魂を揺さぶるような戦いで、勝利を勝ち取りたい。