後藤 満久
年齢:35 歳
ポジション:フッカー
スピアーズ在籍:2008-2021(13年間)
スピアーズcap数:66cap
「だれにとって認められたい選手でありたいのか。」
前ヘッドコーチのトウタイ・ケフ(オーストラリア代表60cap、クボタスピアーズでは選手として2004-2009、ヘッドコーチとしては2012-2015所属)がヘッドコーチ時代にミーティングで言った言葉です。その言葉の真意は「チームのためにハードワークし、目立たないかもしれないけど、チームメイトや仲間に認められる選手であろう。」といった意味です。
後藤選手の現役生活は、その言葉を体現したようなものでした。
決して口数は多くない。
表に出るタイプでもない。
けれど、試合になれば仲間を鼓舞し、チームのために闘志あふれるプレーを見せる。
自身の努力と経験で得た知識と技術を、惜しげもなく後輩たちのために教える。
オンフィールドではプレーで体を張り、オフフィールドでは常に仲間を気にかけ、声を掛け、フォローする。
自身が第一線で戦い抜くことを使命としていた現役生活にあって、こうしたチームを思いやる姿は、クボタスピアーズ所属13年という長いキャリアがそうさせるのかもしれません。
後藤選手から、以下の通り退団コメントを頂いていますのでご覧ください。
①クボタスピアーズ在籍中の最も印象に残る試合やエピソードを教えてください。
「2010-2011シーズンの東芝戦です。スローイングの大切さ、準備の大切さを痛感させられた試合でした。今も時々思い出し、夢に出てきます。一生忘れることはないと思います。」
↑2010年10月23日(土)に行われたトップリーグ2010-2011東芝ブレイブルーパス戦は19-33で敗戦。後藤選手はリザーブで後半出場しています。
↑試合後の様子(右端にいるのが後藤選手)。敗戦した試合を「印象に残る試合」とするところも後藤選手らしさ。
②クボタスピアーズのファンに向けてメッセージをお願いします。
「ファンの皆様、いつもクボタスピアーズへの熱い応援、サポートありがとうございます。
ここまでプレーできたのはファンの皆様のおかげです!!あの声援はいつも、苦しい時、しんどい時に一歩を踏み出せる力をくれました!これからも熱い、熱い応援を宜しくお願いします。
最後になりますが、私に関わってくれた全ての方々に感謝しています。
本当にありがとうございました。」
【後藤選手写真を紹介】
↑後藤選手の最後の試合となった4月28日に行われた練習試合vsサントリーサンゴリアス戦
↑トップリーグカップ2019決勝に後半出場
↑スクラムではレフリーともよく話し、試合をコントロールしました
↑トップリーグ2018-2019 のホンダヒート戦では勝ち越しゴールキックを決めたファンデンヒーファー選手に真っ先に飛びつく場面もありました。
↑練習後、若いプロップ選手たちと練習に励む後藤選手
後藤選手、ありがとうございました。次のステージでの活躍を楽しみにしております。