
| 名前 | バーナード・フォーリー選手 |
|---|---|
| 年齢 | 37歳 |
| ポジション | タンドオフ |
| 在籍 | 7シーズン(2019~) |
| デビュー戦 | 2020年1月12日(日)ジャパンラグビートップリーグ2020 第1節 埼玉パナソニックワイルドナイツ戦(熊谷) |
| スピアーズキャップ | 87 |
2023年5月20日、満員の国立競技場。クボタスピアーズ船橋・東京ベイが史上初のリーグワン王者に輝き、日本ラグビー界の頂点に立った歴史的な瞬間、喜びを爆発させた「背番号10」の姿があった。
オーストラリア代表・ワラビーズの一員として世界の第一線で戦ってきた豊富な経験、そして、卓越したゲームメイク能力を携えてスピアーズに加入したバーナード・フォーリー選手。スピアーズで過ごした7シーズンの間、彼がチームにもたらした財産は計り知れない。ピッチ上での圧倒的な存在感やラグビースキルはもちろんのこと、それ以上にすばらしいのは、コミュニケーション能力と人間性だった。
言語や文化、プレースタイルの異なる選手たちが集まる中、フォーリー選手は誰に対しても分け隔てなく笑顔で挨拶を交わし、みんなをつなぐ架け橋のような存在だった。彼が体現し続けた「人を歓迎し、リスペクトする」という姿勢こそが、多様な個性を一つにまとめ上げ、現在のスピアーズの強固なチームカルチャーをつくり上げる大きな原動力となったのだ。
毎試合、どんな天候であっても笑顔でスタジアムに駆けつけてくれたオレンジアーミーを誰よりも愛し、誰からも愛され続けた偉大な司令塔――。今季限りで現役引退という大きな決断を下したフォーリー選手のラストメッセージをここに記す。
取材・文:せきねみき(ライター・コラムニスト)
写真:チームフォトグラファー 福島宏治
◆インタビュー全文
バーナード・フォーリー/稀代の10番、現役引退の舞台裏ーー「オレンジアーミーには大きな“借り”がある。ラグビーを続けられたのはファンのおかげ」
①スピアーズ在籍中の最も印象に残る試合やエピソードを教えてください。
特に印象に残っているのは、2023年の決勝戦で勝利し、優勝できたことです。チームにとって、優勝は史上初の快挙。長年関わってきた人が多くいる中で、私たちがずっと目指してきたタイトルをついに手にできたことは、本当に特別な転機だったと思います。
スピアーズに来て、さまざまな文化を持つ人々とラグビーをプレーする機会を得られました。フィールド上で私が学んだことの一つは、チームとして協力し、一つの文化を作り上げることの大切さです。日本、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど、さまざまなラグビースタイルが存在する中、どれだけ全員が一丸となってプレーできるかという点は、非常に重要だと思います。
また、プレースタイルに関する知見をたくさん得ると同時に、人々の考え方がこれほどまでに異なるのだということを理解する機会にもなりました。日本の文化に適応し、なじんでいくことで吸収できたと思います。

NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント 決勝 埼玉パナソニックワイルドナイツ戦
②スピアーズのファンに向けてメッセージをお願いします。
オレンジアーミーのみなさんには感謝しかありません。自分がこれだけ楽しむことができ、ハッピーでいられたのも、みなさんのおかげです。オレンジアーミーには大きな“借り”があるのです。というのも、毎試合雨でもひょうでも、ものすごく暑い日でも、笑顔でスタジアムに応援に来てくれました。これは、自分がここまでスピアーズで現役を続けられた主な理由でもあります。ファンがいてくれたからこそ、日本での旅がいいものになりました。今後もぜひサポートを続けてください。オレンジアーミーの存在がチームを変えますから。

【フォーリー選手の活躍】

現役最後の試合となったNTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 プレーオフトーナメント決勝 コベルコ神戸スティーラーズ戦

NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 第1節 トヨタヴェルブリッツ戦

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 第13節 静岡ブルーレヴズ戦でリーグ50キャップを獲得

7年シーズン共にバックスラインを率いてきた立川理道選手と
フォーリー選手のチームへの貢献に感謝し、次のステージでの活躍を期待しています。
ありがとうございました。
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